●●館主・宋 竹仙の≪やきものつれづれ草≫●●

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汝官窯 #5 水仙盆裏側の爪跡です。


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                         画像 [側の爪跡(直径2mm)拡大図

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                         画像◆…淦彁温洋(直径3mm)拡大図

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                         画像 爪跡参考例(長辺3mm)拡大図
                   




足の先に露胎部分を見せないで焼くには、焼成時に足の先まで釉薬を掛けて焼く必要があります。そのまま匣鉢(さや)に入れますとくっ付いてしまいますので、底裏を支えるように小さな爪を立てて足先を持ち上げて匣鉢に入れて焼き、焼成後に爪を割って取り去ります。

素焼した後に総釉掛けし、本焼成する前に爪を立てて本焼成したのか、あるいは、胚胎を仕上げた後に爪を立てて、そのまま爪も一緒に素焼をし、その後に釉薬をかけて本焼成したのか、その辺は明らかになっていませんが、画像で見る限りは後者の工法のようですね。

従来の説では、爪跡は「ゴマ粒程の小さなもの」と言われましたが、参考画像でもお分かりのように、けっこう大粒のものがあります。特に汝官窯初期作品の爪跡は、大粒で不揃いの物がよく見受けられます。

画像,論萋ご紹介の汝官窯水仙盤の爪跡です。画像△亘盟彌藉の汝官窯水仙盆の爪跡です。画像は汝官窯碗の爪跡です。

この爪跡を良く観察しますと、本来の胎土の色と思われるものが目視できますが、これだけで胎土を決めつけては間違いのもととなりましょう。後世の汝官窯青磁を再現しようとした歴代の倣製品の中には、この爪跡に本物と似た土を込めて焼いたものがあることを申し上げましたが、検証は慎重にしたいものです。次回は本当の胎土と検証するために、陶片の画像をご紹介しましょう。



現代に学ぶこと多し、中国陶磁史…




この作品は、こちらの美術館で鑑賞できます。

       中和堂中国美術館

宋竹仙老人のコレクションに関心のある方は、こちらをごらん下さい。

       中和堂コレクション

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