●●館主・宋 竹仙の≪やきものつれづれ草≫●●

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汝官窯 #6 汝官窯青磁の陶片です。



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         画像 汝官窯青磁「盤」の高台付近の断面です。




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         画像 汝官窯青磁「盤」の高台付近の断面です。(拡大図)

 


最初にお断りしておきますが、添付画像の陶片資料は、完品であった汝官窯青磁の「盤」(直径約20僉砲旅眤翩婉瓩里發里任后A芦鵑泙任款匆陲靴泙靴親魎瑛卆勅Г痢嵜綫臻漾廚稜吠劼任呂△蠅泙擦鵑里如△間違いないように願います。

この陶片の例のような、汝官窯青磁の完成品の断面を観れるのは、大変珍しいことです。汝官窯に限らず通常の陶片は、古窯跡から採取した不良品を破壊した残片ですので、完成品とは違う物を我々は観て論じたりしがちです。

宋代の言い伝えによれば、汝官窯青磁は、窯出しの後は不良品といえども全て宮廷に納めたと言われます。その証拠に、近年終了した民窯の「汝窯」の窯跡からは「雨過天青」の汝官窯青磁の陶片はついに出なかったそうですので、某所「汝窯展」として展覧されている発掘資料展でも、汝官窯青磁陶片は出ておりません。ただ、民窯である「汝窯」跡の一隅に、官窯を裏付ける「素焼窯」跡が見つかりましたので、「汝官窯」が在ったことは間違いないと思います。

画像資料から判りますように、汝官窯青磁の代表的な胎土は若干ピンクがかっていて、滑らかな感じの土です。「雨過天青」色した釉薬は、瑪瑙と羊歯灰を混ぜたそうですが、釉中には大小の泡が混在し、釉は細かく貫入しています。釉と胎土の境界はわずかに溶け込んだ層を形成していて、素焼してから釉薬を後掛けして焼成した事が良く判ります。

画像上部の斜め上に向かって高台断面が見えますが、その先端は釉薬が掛かっておりません。この盤は、高台の土見せが露胎になっていて、前回の水仙盆のような爪を立てて焼く工法ではないことが良く判ります。汝官窯青磁の器形はいろいろありますが、基本的には、公式な祭祀祭器の要素を持つものは爪立て工法、日常的な什器備品的要素のものは高台工法と分けたようです。



現代に学ぶこと多し、中国陶磁史…




この作品は、こちらの美術館で鑑賞できます。

       中和堂中国美術館

宋竹仙老人のコレクションに関心のある方は、こちらをごらん下さい。

       中和堂コレクション

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