●●館主・宋 竹仙の≪やきものつれづれ草≫●●

宋 竹仙のブログへようこそ!! 中国陶磁に魅せられて四半世紀。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

汝官窯 #10 汝官窯弦文貫耳瓶の例



イメージ 1
                 

                   汝官窯弦文貫耳瓶




イメージ 2
                 

                 汝官窯弦文貫耳瓶の台底付近

 


この形の貫耳瓶は、古くから祭祀用の祭器の定番で、後世の官窯磁器には必ず出現する。古代青銅器の時代にも見られる形から見て、特別な用途があったものだろう。

太い首の中ほどに2条の弦文が現れていて、なんとなくぽってり気味の全体を引き締めている。もちろんこの弦文は官窯磁器の約束デザインである。何故弦文が官窯磁器の約束事であるかについての理由は、浅学の小生には良く判らないが、恐らく易経の卦(け)文から来ているのではなかろうか。

首の両脇についたパイプ状のものは貫耳(かんじ)といい、青銅器に良く使われた形の名残である。この形状の由来は良く判らないが、青銅器の貫耳は蓋を縛るときのひもを通す穴として付けられたようだから、宋代の官窯磁器にも公式な祭器としてのステイタスとして継承されたものと思われる。

この汝官窯青磁の胎土はややピンクがかっていて、瑪瑙と羊歯灰を使った釉薬の天青釉が合わさった、とても柔らかい感じの色合いは、見る人をうっとりとさせる魔力がある。大変薄い均一な釉層であるが、細かくひび割れしているために、あたる光線で千変万化する。

汝官窯弦文貫耳瓶として現存するいくつかの例のうち、大変貴重な作品がコレクションの中にあるのでご紹介したい。1千年ほど前の宋代に作られた作品が、18世紀半ばころの清朝乾隆帝がこの作品を手にして、御題詩を金文字で焼き付けた、たぐいまれなる作品である。
(こちらをクリックしてください)

現代に学ぶこと多し、中国陶磁史…




この作品は、こちらの美術館で鑑賞できます。

       中和堂中国美術館

宋竹仙老人のコレクションに関心のある方は、こちらをごらん下さい。

       中和堂コレクション

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事