●●館主・宋 竹仙の≪やきものつれづれ草≫●●

宋 竹仙のブログへようこそ!! 中国陶磁に魅せられて四半世紀。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

汝官窯 #14 汝官窯青磁奩式三足香炉



イメージ 1
イメージ 2
                 

                  汝官窯青磁奩式三足香炉(正面と台底)




イメージ 3
                 

                   台底の御題詩文




 
汝官窯青磁を収蔵している博物館美術館として、台北故宮博物院はもっとも著名ですが、やきものの頂点に立つと言われる「雨過天青・汝官窯青磁」の美しさに、ただうっとりとされた方が多いのではないでしょうか。

台北故宮博物院に納められているそのほとんどは、清朝・乾隆帝が在位中に中国国内から集めた歴代文物の一部が、蒋介石によって北京から台湾に移されたと言われておりますが、その中心は漢民族が育んだ文化財ですから、我々日本人も共有している文化のルーツにつながるものでもあります。

乾隆帝が集めた歴代文物の中で、陶磁器も膨大な数がありますが、官窯と呼ばれる特別な磁器などには、あまりにも素晴らしいので、自作の詩文を金文字で書き込ませ焼き付けしてしまった物が数多く含まれております。

それらの詩文は、書き込まれたその作品に対する乾隆帝の解釈かと思われますが、実態は、その年度に集められた一群の作品全部に同じ詩文が書き込まれておりますので、恐らく乾隆帝が目の前にした沢山の文物の中で、意中の作品に対する思いを詩文にしたためたのでしょう。ちなみに、この作品と同じ年銘・同じ詩文が書き込まれた、南宋官窯作品が台北故宮博物院所蔵品にあります。

この作品もその例で、乾隆帝が入手した嬉しさに、1千年ほど昔に汝官窯で焼かれた器体の底に、惜しげもなく金泥で自作の詩文を焼きつけさせました。最高権威者であったから出来た所業でしょうが、皇帝の単なる所有欲から行った所業と言うより、ごく貴重な文物として、未来永劫に残すために印をつけたという方が正しいかも知れません。

この詩文の解釈は、浅学の私には残念ながら出来ません。どなたか、ご専門の諸氏からのご教授を頂ければ幸いです。



現代に学ぶこと多し、中国陶磁史…




この作品は、こちらの美術館で鑑賞できます。

       中和堂中国美術館

宋竹仙老人のコレクションに関心のある方は、こちらをごらん下さい。

       中和堂コレクション

開く コメント(0)

全1ページ

[1]


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事