●●館主・宋 竹仙の≪やきものつれづれ草≫●●

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汝官窯 #15 汝官窯青磁奩式三足香炉



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                  汝官窯青磁奩式三足香炉(正面と台底)




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                  御題詩文の記載年銘




 
この作品には、清朝(1644-1911)の乾隆帝が入手した年銘が器底に記載されています。青磁の器体は1千年ほど昔の北宋朝(960-1127)に汝官窯で焼かれたものですが、惜しげもなく金泥で自作の詩文を焼きつけさせた乾隆皇帝は、はるか遠い昔にこの器を愛でたであろう北宋朝皇帝に思いをはせたことでしょう。

異民族の満州族出身の皇帝でありながら、漢民族が残した最高権威者だけが持つことを許されたこの器を「皇帝の名にかけて未来に残す」とした、その執念は、今日の我々が学ばなければならない、重大なメッセージであると思います。その根底には、この器は単なる権威者の象徴としての価値ではなく、人類共通の先人たちの生きざまが焼き込められている、と乾隆帝は見抜いたからに他なりません。

底裏の詩文最後に記載されている≪乾隆戊戌御題≫の戊戌(ぼじゅつ、つちのえイヌ)年は西暦1778年(乾隆43年)に当たり、乾隆帝(1711-1799)67歳の時です。乾隆帝が文化芸術に深い思いを持ち続けた円熟期の収集です。

この作品が乾隆帝の手に入るまでの、流転の歴史は知る由もないですが、収蔵された以降は、北京紫禁城郊外の円明園宝物殿に大切に納められていたものと推察されます。その当時、乾隆帝が最も力を入れていたのが円明園の構築と言われております。


この作品のが秘めたるその後の流転劇をご紹介いたしましょう。ただし、お断りしておきますが、あくまでも宋竹仙老人の推論を交えてのフィクションとしてご覧ください。



現代に学ぶこと多し、中国陶磁史…




この作品は、こちらの美術館で鑑賞できます。

       中和堂中国美術館

宋竹仙老人のコレクションに関心のある方は、こちらをごらん下さい。

       中和堂コレクション

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