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ジョン・ペリーは75歳の誕生日にいまは亡き妻の墓参りをしてから軍隊にはいった。それも、地球には二度と戻れないという条件で、75歳以上の男女の入隊しか認めないコロニー防衛軍に。銀河の各惑星に植民を始めた人類を守るためにコロニー防衛軍は、姿形も考え方もまったく異質なエイリアンたちと熾烈な戦争を続けている。老人ばかりを入隊させる宇宙軍でのジョンの波瀾万丈の冒険を描いたロバート・A・ハインライン『宇宙の戦士』の21世紀版登場! BY 背表紙紹介文(2007.02.28 ハヤカワ文庫SF)
この新しいブログ背景のおかげでなんだかSFがむらむらと読みたくなってきました^^。ので、先日手に入れたジョン・スコルジー『老人と宇宙』を。源流がハインラインということなのでもちろんミリタリーSFなのですが、タイトルの〔老人〕が〔ミリタリー〕と少し遠くてワクワクさせてくれませんか?原題のまま『老人と戦争』だったら興味そそられたか怪しいとこですが、『老人と宇宙』という訳のアレンジが功を奏したと僕は思います^^
まずなぜ〔老人〕という言葉がキーなのかというと「七十五歳以上しか入隊できない軍隊」という設定そのものがあるからです。腰が曲がったおじいさんおばあさんが銃乱射・・・・・・・想像しても違和感だしそんなことご老人方にはやっていただきたいくもないですよね(苦笑)もちろんそんなことは作中でもしてなくてある意味ではちゃんと老人が宇宙人と戦っておりましたよ。主人公も老人で周りの新兵もまた老人。老人だらけのミリタリーSFなんて新しくて新鮮で行動一つ一つが真新しい印象でした。
老人が戦地に赴いて奪還やら防衛などの任務につくんですが、この相手が宇宙人なんですねー。しかもいろいろな種族が登場してきて一種のファーストコンタクトの視点でも楽しめるし、もちろんミリタリーとしてもいけるし、ミュータントSFといわれればそれも否定もできません。総じて言うとSFの中でも細分化されてるいくつかのジャンルが楽しめるのに、スペースオペラという真正面のSFとは思えないほど物語としての面白さも兼ね備えているんです。SF好きでも苦手でもこれは読み始めたら老人たちの行く末を知りたくなるんじゃないかぁ〜という現代SF作家の力作です。
しかーし、もちろん難点もあって老人であるのに訳文のせいか初めから老人の佇まいじゃなかった^^。改造される前からすでに若々しい会話や佇まい ですごく違和感がありました^^;それと僕自身はSFにおいてとても重要と思ってる科学の理論が欠如してたかと。医療技術やらワープやらSFらいし科学要素はあったんだけど、それに対する説明というか理論がただの言葉だけで終わっていたので、少しハードSF好きとしては残念。でも、こういう作風だから読みやすくもあったんだろうし、まぁこれは好みの問題かも知れません。
でもSFの重みはさほどないとはいえ、このリーダビリティはミステリなどと比べて肩身が狭いSF作品にとってはかなりありがたいんではないでしょうか。設定もオリジナリティがあるし、小説という読み物としての面白さもあるので、なかなかいい位置に居座った作品という印象です^^ゆ○あやさんが絶賛してたのも納得の出来栄えでしたよ〜(笑)
3.9 なむなむ!
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はじめまして 題名に反応しました。 へミングウエイかと・・・
SF 地球防衛も 高齢化の
世相を反映してるんですね。
[ coz1996 ]
2010/6/6(日) 午前 6:08
本書はやはりおもしろさ保証つきみたいですね^^。たしか第三作まで出てたのかな?
2010/6/6(日) 午前 10:13
おお、また先を越されてしまった!ゆきあやさんの記事に触発されて確か2作目まであれ3作目までだったかな?積んでいます。七十五歳以上しか入隊できない軍隊って興味涌きますよね。七十五歳になるまでに読まないと(笑)
[ テラ ]
2010/6/7(月) 午後 1:24
>Sweetieさん
初めましてこんにちわ^^
ですね、僕もすぐ連想しましたよ^^。内容のほうはとてもユニークな着眼点だなぁと思います^^
2010/6/8(火) 午前 0:07
>ベックさん
画像獲りに行ったときには3まで目にしました。どうやら3で終わりのようですね^^。この物語はゆきあやさんと同じく引き込まれました^^
2010/6/8(火) 午前 0:08
>テラさん
お先でーす^^現役SF作家さんはよく挫折したりしてるんですが、クレスと同じくこの著者にはハマってしまいそうです^^設定もストーリー性も抜群でした。
2010/6/8(火) 午前 0:10
遅れましてごめんやっしゃ〜〜^^;;この背景が出た時、「チルネコさんにぴったりの背景が登場!」と思ったんですよ、実は(笑)。
SF博士のチルネコさんの記事、とてもためになりました。理論の欠如について言及しているSFブロガーさんは多かったですね。ゆきあやも、それを踏まえて再読したらそう感じるのでしょうか。
自分はまだ第3弾を入手していないので、楽しみです。語り合える人が居るって嬉しいですよね〜^^
2010/6/9(水) 午前 1:32
>ゆきあやさん
(バタバタバタァ〜〜〜〜)←新喜劇風味でw
この背景いいですよねぇ〜。ゆきあやさんの為にアースの方残してます^^えっ?
僕はアシモフ先生と同じ博士の称号をいただけるほどSF知ってはいないですが(笑)、理論の欠如はやはり顕著でしたよね。その反面アシモフ先生やら黄金期のSFにはそれがきっちりしてるんでそういうとこが好きです^^ミステリでいうと驚きもストーリーもすほいけど、伏線がないって感じでしょうか^^。
第三弾まで手に入れてますか!そこれは先に味見して感想ください(笑)SF作品ゆきあやさんが読んでくれて嬉しゅうございます^^TBありがとうございましたー。
2010/6/10(木) 午前 0:07
こんばんは。「老人と宇宙4」がでました。物語は3と4をあわせて一つの完結した物語となっています。4は予想を裏切らないできばえでした。感想めいた物を書きましたのでトラバしておきます。
2010/10/4(月) 午後 9:27
>座敷童子さん
こんばんわ^^ミリタリーSFとしてとても面白い作品でしたよね。3と4は連動しているようですね。なかなか好感触だったようで、期待していいんでしょうか^^TBありがとうございます、記事拝見させていただきますね。
2010/10/6(水) 午前 0:57