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「硫黄島からの手紙」見てきました。
「父親たちの星条旗」に続き、硫黄島の戦い2部作の日本側からの視点で描いた作品です。
上映が始まる前にまず思ったのは、お年寄りの方がけっこう多いという事。
なかには手押し車をお使いの方までいらっしゃいました。
戦争を経験された方には、やはり何か思うところがあるのでしょうか。
戦争を知らない私にはその気持ちはわかりませんが、始まる前から何か考えさせられてしまいます。
「父親たちの星条旗」の時にはそれほど感じなかったんですけど。
・・・やはり戦争の現場では「正義」とは?
・・・死ってなんだろう?
今回もヒーローはいません。
生き残る者もいますが、やはり戦争っていうのは「死」がすぐそばに、しかもものすごくかんたんに「死」の存在があります。
そしてほとんどの人間にドラマのような死に際なんかありません。
あっけなく、ただ死ぬだけです。
戦時下では理不尽がまかり通る。
命令を無視して部下を巻き添えに自決する上官。
情けをかけただけで前線に飛ばされた元憲兵隊員。
死ぬつもりで無謀な戦いを挑むも生き残ってしまった下士官の皮肉さ。
投降した兵を射殺する敵兵。
欧米も知っていつつ、命の大切さも知っていつつ、それでも戦い、自ら死を選ぶ司令官。
そして送り出す家族や母親の気持ちは日本もアメリカも同じであるということ。
戦争は・・・何の意味もない。
60年の月日を経て届いた手紙には、今も昔も変わらない、人間の心が記されているんですよね。
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