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 絵画の武器の一つは描き手がそのイメージを明確に提示できることで、それが実物の美しさであっても、描き手が美化した美しさであっても、あるいは描き手のなかのまったくの空想であっても、大した問題ではない。もちろん、イメージを提示するだけの技量は要るのだろうが、描いてしまえば、他人がどう感じようと自分はこれを美と感じたのだ、と主張できる強引さが許されている。だから絵は、飽きないんだろうな。この絵は以前、来日したことがあるみたい。

 アメリカ、ジョージア州、オグレソープ大学美術館(Oglethorpe University Museum)。

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 バージ・ハリソン(Birge Harrison)もアメリカ、トーナリズムの風景画家。解説によれば、サージェントの助言を受けてフランスに留学、アカデミックに学ぶが、次第に戸外制作に励むようにもなり、ポン=タヴェンやグレーなどの芸術家村に参加した、とある。彼に特徴的な、色味を抑えた小暗い風景は、比較的初期からの作風で、世界中を旅した後に帰国してからも、こうした特徴が堅持されている。

 アメリカ、トレド美術館(Toledo Museum of Art)。

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 ニューヨークに程近いコネチカット州ブランチヴィルに、ウィアーが避暑地として買った農場は、彼のアトリエとなると同時に、多くの画家らが集まる滞在地ともなり、彼らのあつらえ向きの画題となった。この農場は現在、ウィアー・ファーム国立史跡(Weir Farm National Historic Site)となっていて、NPOのアート・センターとともに、様々な美術教育のイベントが催されているという。一度くらいは行ってみたいところ。

 個人蔵。

J.A.ウィアー「赤い橋」

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 ジュリアン・オルデン・ウィアー(Julian Alden Weir)もアメリカ印象派の画家。彼もまたトワックマンとともに活動した、コスコブ派の一人。パリにて印象派から大いに感銘を受けたが、帰国前にロンドンでホイッスラーに会ったとあり、後年になって印象派的な光輝の描写が、トーナリズム特有の陰影描写へと移っていったのも、その辺と関係あるみたい。

 ニューヨーク、メトロポリタン美術館。

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 ロビンソンの最良の作品は、フランス、ジヴェルニー滞在期のものだという。ジヴェルニーをあとにしてアメリカに帰国、数々の美術学校で教えて後進を育成し、アメリカの重要な印象派画家らを育てたという定評を得たにも関わらず、自身も常に学ぶことを忘れなかったというから立派。モネへの手紙でジヴェルニー再訪を告げたが、その後急死した。いつ死んでもいいように悔いなく、だが常によりよいものを目指して、生きたいものだ。

 アメリカ、ペンシルヴァニア、フィラデルフィア美術館(Philadelphia Museum of Art)。

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