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ジェームズ・ボリヴァー・マンソン(James Boliver Manson)もイギリスの画家。銀行員として働いた後、絵を学び、カムデン・タウン・グループにも参加した、とある。アクセスできる絵が少ないせいもあるのだろうが、強烈なインパクトのない、穏やかな絵。絵と格闘して自己を表出し、やがて自然と滲み出てきた個性が、結果的に標準偏差の真ん中あたりの目立たない位置に収まるとしても、そうした絵は観る者に素直に語りかけてくる。 |
後期印象派
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後期印象派 Post-Impressionism
1910年、ロンドンで開催された「マネと後期印象派」展から、その名がついた。なお、最近では「ポスト印象派」と訳す動きもある。
特定の絵画運動を指すものではない。
その特徴は多様で、統一的な様式として一括りにはできないが、概ね、印象派ほどカジュアルではなく、より主情的な表現を用いた。
代表的な画家は、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなど(狭義では、この3人を「後期印象派」と呼ぶ)。
ナイーヴ派(素朴派) Naive
美術に関する西欧の伝統的なアカデミックな理論・技術に対する無知や未熟が、最も意味深い特徴をなす、近代絵画の一様式。アンリ・ルソーを認めることから与えられた概念。19世紀末のアンデパンダン展(無審査展)に出品した画家たちに対して、評論家がそう称したことに由来。アカデミックな知識の欠如ゆえに、却って素朴な独創性が際立つのが共通の特徴。ナビ派 Les Nabis
1890年代、ゴーギャンの様式に共鳴して結成されたパリの絵画グループ。ヘブライ語で「預言者」の意味。輪郭線を重視しつつ、画面を平面的に構成し、純粋な色彩を使用することで、装飾性を強調するのが特徴。象徴主義的。|
オーガスタス・ジョン(前掲)も、カムデン・タウン・グループに括られる画家。彼は20世紀のイギリス、特にウェールズを代表する画家として評価されている。ボヘミアン的な風貌や生活を好んだ彼にとって、人物画は当時のセレブのカタログであり、スキャンダラスな私生活を憶測させるものであったとか。もちろん彼は、これら人物画によって、大いなる収入と名声を得た。 ロンドン、テート・ギャラリー。 * 画像は後日、削除致します。
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ジネルの市景は彼の眼線から見た構図のものが多いのだが、画風のほうはモダンなポスターのようで、面白い。国旗や看板は都市風景の風物の一つだが、都市景観に趣(これは画家の感性に大きく依拠するけれど)があって、旗や文字にデザイン性があったら、こうした都市もなかなか興味深い絵になるように思う。フラスク・ウォークは、古本屋や画廊、ブティックなどが並ぶ、歩行者天国であるとか。 |
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シャルル・ジネル(Charles Ginner)はフランスの画家。彼もカムデン・タウン・グループに参加した。卒業後、親戚の汽船に乗り込んで旅をし、帰国後はパリに渡って建築家として働くなか、次第に芸術に関心を寄せて、絵の勉強を始めたという。ロンドンに渡り、その日常の情景を描いた。画家の眼線から取った構図が、印象派以降の風景画らしい、モダンな感じ。 |
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こちら、ベヴァンと結婚したポーランドの女流画家、スタニスラワ・デ・カーロフスカ(Stanislawa de Karlowska)。彼女はポーランドで絵を学んだ後、パリに出、そこでベヴァンに出会った。結婚後はロンドンに移住。だから、イギリス・モダニズムの画家に括られているらしい。カムデン・タウン・グループの好んだモティーフの一つである、ロンドン北部の都会風景を描いたりもしたが、故国ポーランドの風景も、やはり描き続けたという。 |


