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ポーランド絵画については、ポーランドの画家を網羅する、充実したサイトがある(残念ながらポーランド語だけれど)。ハンガリー絵画にもある。ロシア絵画にも、充実したのがある。日本の洋画にも、そういうサイトがあればよいのにと思うが、まとまったサイトどころか、各美術館は所蔵するものすら、画像を出し惜しみしている感がある。 |
後期印象派
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後期印象派 Post-Impressionism
1910年、ロンドンで開催された「マネと後期印象派」展から、その名がついた。なお、最近では「ポスト印象派」と訳す動きもある。
特定の絵画運動を指すものではない。
その特徴は多様で、統一的な様式として一括りにはできないが、概ね、印象派ほどカジュアルではなく、より主情的な表現を用いた。
代表的な画家は、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャンなど(狭義では、この3人を「後期印象派」と呼ぶ)。
ナイーヴ派(素朴派) Naive
美術に関する西欧の伝統的なアカデミックな理論・技術に対する無知や未熟が、最も意味深い特徴をなす、近代絵画の一様式。アンリ・ルソーを認めることから与えられた概念。19世紀末のアンデパンダン展(無審査展)に出品した画家たちに対して、評論家がそう称したことに由来。アカデミックな知識の欠如ゆえに、却って素朴な独創性が際立つのが共通の特徴。ナビ派 Les Nabis
1890年代、ゴーギャンの様式に共鳴して結成されたパリの絵画グループ。ヘブライ語で「預言者」の意味。輪郭線を重視しつつ、画面を平面的に構成し、純粋な色彩を使用することで、装飾性を強調するのが特徴。象徴主義的。|
簡略化というのは、絵画の一つの方向性だけれど、画歴の、ある段階からそうなるわけで、どこをハショるか、どうメリハリをつけるかなど、画家が自在にこなせる力量が出てくるからなのだろう。このスタニスワフスキの絵も、どんどん、雑とか手抜きとかと言えるくらい、大胆になっていく。私は、簡略化された具象画というのは、結構好き。 |
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ポーランドの近代絵画には、結構興味を持っている。日本語の気軽な解説書やサイトがないのが残念。ヤン・スタニスワフスキ(Jan Stanislawski)はポーランドの風景画家。この絵は初期の、印象派スタイルのもの(多分)。次第に、簡潔で明るい色彩と、平面的で野太い筆致の、同時代の北欧や東欧でよく見かけるシンプルなスタイルへと簡略化されていく。このあたりの美術史の流れ、詳しく知りたいが、分からない。 |
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同じテーマを、アンリ・ルソー(前掲)が描くとこうなる。ルソーは私の周囲でよく話題に出る、興味深い画家。ルソーの絵はよく、子供の絵のようだ、と言われる。子供の絵と言うと、囚われのなさを思い浮かべそうだけど、実際、子供の描く絵って、自由と言うより、故意ではないが多分に様式化されてるところがある。例えば、目鼻立ちはあの形、葉っぱはこの形、空はあの色、木々はこの色、というように。この点でも、確かにルソーの絵は子供のような絵なんだけれど。 |
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グウェン・ジョン(前掲)は、オーガスタス・ジョンの姉。以前、グウェンをもっと知りたいけれど解説が見当たらない、と書いたけど、これは私が未熟だったせい。グウェンは「週刊グレート・アーティスト」に掲載されていた。ぺこり。彫刻家ロダンのモデルを務めながら恋人ともなったという。女流画家には、意志の強さという意味で個人的な人が多いけれど、グウェンもその一人。熱烈な愛と、孤独とを内に秘め、宗教に心の慰めを見出して、静かに質素に人生を送った。 |




