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ダブル・ポートレートは、よく二重肖像画と訳されるが、実際には二人の人物を描いた肖像画を指すのらしい。が、言葉というのは魔力を持つもので、「二重肖像」と訳してみると、描かれた二人の一方は他方の影で、何やら同じ人物の二面を表わしているように見えてくる絵もある。この絵はそうした絵の一つ。前方の、眼鏡をかけて帽子をかぶっているほうが画家らしいが、彼は眉をしかめ唇を引き締める以外、表情がよく見えない。後ろの人物の顔には光が当たり、ほのかに笑っているが、それが仮面のようにも見えなくもない。 |
ロマン派
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ロマン派 Romanticism
簡素、厳格、静謐な新古典派絵画に対して、主観的な激情の表現や、現実的な社会矛盾への糾弾、などが特徴。ただし、様式上の共通点があるわけではない。
概ね、個の不調和を自覚し、形式からの解放を求めた。また、光の明暗や色彩、画題におけるドラマや心情を強調した。
新古典派に取って代わることなく、両派は相互に釣り合いを保ちながら展開した。
ギリシャ・ローマの古典古代の様式を普遍的なものとして模倣するのではなく、各国独自の歴史、文化、風土の特殊性に関心を強めた。
アメリカでは、ハドソンリバー派によるドラマティックな風景画が、ロマン派的な傾向を持つ。
ラファエル前派、象徴主義へと継承された。また、印象派にも影響を与えた。
代表的な画家は、ドラクロワ、ジェリコー、ターナー、コンスタブル、フリードリヒなど。
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ハンス・フォン・マレース(Hans von Marees)はドイツ・ロマン派の画家。名前は記憶していたけれど、こんな絵を描いていたのか、と実物を観てちょっと驚いた。ドイツの古典的なロマン派絵画とは異なり、歪んだフォルム、暗系の色彩、肉厚のインパストが、後世の表現主義にも通じる心理的なムードを醸している。主題は、叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する、ドイツの英雄ジークフリート(多分)。悪竜を殺し、その魔血を浴びて不死身となったが、唯一血を浴びずにいた背中が急所となって、後に命を落とす。 |
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フランス・ロマン派の作家らしく、恋多かったユーゴーは、結婚後も複数の恋人と関係を持ったという。あるときは、ギリシャ神話の軍神アレスよろしく、画家のオーギュスト・ビヤールの妻レオニーとの姦通現場を、警察に押さえられてしまったとか。この画家ビヤール、調べてみたら、ホントに絵が残っていた。 |
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ヴィクトル・ユーゴー(Victor Hugo)は、「レ・ミゼラブル」で有名なフランスの文豪。彼が、新作の売れ行きはどうだい、という意味で、一文字、「?」という手紙を書いたところ、驚くほどです、という意味で一文字、「!」という返事が返ってきた、というのが、私が彼と聞いて一番に思い出すエピソード。ユーゴーが絵を描いていたとは知らなかったな。 |


