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カール・フリードリヒ・シンケル(Karl Friedrich Schinkel)は、プロイセン王室の新古典派建築を代表する、19世紀最大のドイツ建築家の一人。30代半ばまで、絵と舞台装飾とで生計を立てていたらしく、フリードリヒ風のロマン主義的な風景画を残している。こういう岩門、海では何度か見かけたことがある。陸の岩門も一度見てみたい。 |
ロマン派
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ロマン派 Romanticism
簡素、厳格、静謐な新古典派絵画に対して、主観的な激情の表現や、現実的な社会矛盾への糾弾、などが特徴。ただし、様式上の共通点があるわけではない。
概ね、個の不調和を自覚し、形式からの解放を求めた。また、光の明暗や色彩、画題におけるドラマや心情を強調した。
新古典派に取って代わることなく、両派は相互に釣り合いを保ちながら展開した。
ギリシャ・ローマの古典古代の様式を普遍的なものとして模倣するのではなく、各国独自の歴史、文化、風土の特殊性に関心を強めた。
アメリカでは、ハドソンリバー派によるドラマティックな風景画が、ロマン派的な傾向を持つ。
ラファエル前派、象徴主義へと継承された。また、印象派にも影響を与えた。
代表的な画家は、ドラクロワ、ジェリコー、ターナー、コンスタブル、フリードリヒなど。
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ドレスデンと言えば、フリードリヒを初めとするドイツ・ロマン派風景画の中心、というイメージがある。が、フリードリヒ以前から、ドレスデンには、ドレスデン派と呼ばれる風景画の伝統があったらしい(まだよく調べていない)。カルスは、ドレスデン風景画派の絵を模写して学んだという。でも、この雰囲気、この演出、やっぱりフリードリヒからの影響を強く感じる。 |
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カール・グスタフ・カルス(Carl Gustav Carus)もドイツの画家。医者、科学者、博物学者、心理学者でもあったという、多忙で多彩な画家。絵は、余暇に描いていたらしい。ドレスデンで活動していたから、多分、フリードリヒからも影響を受けたと思う。独特の内省的な風景や、後姿の人物たち。それらを見る眼線は、画家のものであり、観者のものでもある。このゴンドラの構図って、面白い。 |
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ゲオルク・フリードリヒ・ケルスティング(Georg Friedrich Kersting)もドイツの画家。ドレスデンで活動した。フリードリヒと親交があり、彼がアトリエで制作する絵もいくつか描いている。友人からは、画風まで感化されるものなのだろうか。どことなくフリードリヒに似通った、内省的な風俗画に思える。 |
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船のマストが見える。フリードリヒが海辺の絵を描くのは、やはり、弟が自分を助けて溺れ死んだという、幼少の頃の経験の、トラウマのせいだろう。フリードリヒは、船が難破している絵をよく描く。そうでなくても、海を見つめる人々の後姿には、帰らぬ船、帰らぬ人を予感させる。 |


