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ジョン・グローヴァー(John Glover)はターナーやコンスタブルと同時代の、イギリスの風景画家。のちにオーストラリアのタスマニアに移住した。ロマン派時代のイギリス絵画は、フランスと異なり、古典的規範にそれほどとらわれることがなく、その後の風景画の全盛をもたらした。サールミアはイギリス湖水地方の湖。一度は行ってみたいところ。 |
ロマン派
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ロマン派 Romanticism
簡素、厳格、静謐な新古典派絵画に対して、主観的な激情の表現や、現実的な社会矛盾への糾弾、などが特徴。ただし、様式上の共通点があるわけではない。
概ね、個の不調和を自覚し、形式からの解放を求めた。また、光の明暗や色彩、画題におけるドラマや心情を強調した。
新古典派に取って代わることなく、両派は相互に釣り合いを保ちながら展開した。
ギリシャ・ローマの古典古代の様式を普遍的なものとして模倣するのではなく、各国独自の歴史、文化、風土の特殊性に関心を強めた。
アメリカでは、ハドソンリバー派によるドラマティックな風景画が、ロマン派的な傾向を持つ。
ラファエル前派、象徴主義へと継承された。また、印象派にも影響を与えた。
代表的な画家は、ドラクロワ、ジェリコー、ターナー、コンスタブル、フリードリヒなど。
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アンドレアス・スヘルフハウト(Andreas Schelfhout)はオランダの風景画家で、オランダ時代のヨンキントの師。地平線を低く置き、広くを見渡すようなオランダ風景画の伝統を、ヨーロッパ当世風の叙情的なスタイルで描いている。オランダの画家は誰もが一枚は、こうした冬景画を残している。冬には運河が凍るのだろうか。その上を橇やスケーターが行く。 |
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水辺の風景は、イザベイが好んで取り上げたモティーフの一つ。実際、水辺はそれだけで絵になる。絵画において、いわゆる「思想のない風景」というのは、ごく近年からのもの。好みの問題だけれど、風景そのものを描いた風景には、説教臭さがなくていい。 |
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ウジェーヌ・イザベイ(Eugene Isabey)はフランスの画家。この人はヨンキントのフランスでの師匠。画家の家系で、初期にはパリ郊外の市景が多い。イギリスを訪れ、ボニントン等のイギリス絵画に出会ったのち、次第にこの絵のような、大胆な、巧みな筆捌きの水景画や海景画を描くようになった。 |
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ウィリアム・リマー(William Rimmer)はアメリカの画家。画家、彫刻家であるだけでなく、解剖学者、説教師、詩人、医師、と多彩な人だったらしい。古代の様式を借りたこの絵は、ファンタジックであるにも関わらず、追われ逃げゆく者の、切迫した恐怖や焦燥がよく伝わってくる、なんとも印象的な絵。 |


