ロココ

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ロココ Rococo

 18世紀、フランスを中心に流行した美術様式の総称。

 特に、太陽王ルイ14世の没後〜フランス革命前の、ルイ15世の治世に関連。バロックを継承するが、バロックのような重々しさはなく、当時の宮廷貴族に好まれた。
 ロココの名称は、「ロカイユ(Rocaille)」という貝殻模様の装飾に由来する。

 軽妙洒脱、自由奔放で、優美、軽快であるのが特徴。また、華やかで派手な装飾、曲線を好んだ。画題も感覚的、悦楽的なものが多い。

 代表的な画家は、ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール、シャルダンなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 ジャン=オノレ・フラゴナール(前掲)の絵のなかでも、こりゃ傑作だ、と感じた一枚。これがアルテ・ピナコテークにあったとは。思わず火照るようなエロチックな画面。あどけないメートヒェン(少女)の表情は歓喜している。フラゴナールらしい熱っぽい黄色に包まれ、白いシーツと同じく白い犬のなかで、少女の照らし出された、むき出しでこちらを向いた下半身に嫌でも眼が行くのだが、本来は丸見えのはずの股間を犬の尾が、見せたげないわよ、と言いたげに芸術的に隠している。この絵葉書を探したのだが、売店にはなかった。

 ミュンヘン、アルテ・ピナコテーク。

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 筆が速かったというフラゴナール。セピア・ウォッシュによるものだが、即興的で、躍動感があって、作品として観るに耐えるのだから凄い。画家は多分、こういう走り描きのような絵を何枚も描いているはずなので、この絵が残っているということは、お、これいいな、取っておこうかな、という画家の思い入れがあったのかな? とかなんとか、想像する。

 パリ、ルーブル美術館。

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 啓蒙思想で知られる知識人、ディドロを描いたもの。ディドロ当人にはこき下ろされたらしいが、フラゴナールらしいタッチとカラーの肖像だと思う。ロココの寵児で最後の輝きでもあるフラゴナールは、フランス革命後のロココ趣味の失墜に伴い、不遇と困窮のなか、社会から忘れ去られて世を去ったという。時代に飲み込まれるって、怖ろしい。

 パリ、ルーブル美術館。

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 ジャン=オノレ・フラゴナール(Jean-Honore Fragonard)もフランス・ロココの代表的画家。フラゴナールと言えば、この絵。鬱蒼とした庭園で、木漏れ陽を浴びたピンクのドレスの若い女性。ハメを外してフレンチカンカンのごとく足を跳ね上げ、靴が飛ぶ。チラリと見えたスカートの中身に、待ち受けた男性は歓喜して……。なんとも不道徳なテーマを、エレガントにさらりと描く軽やかさ。さすがロココ。

 ロンドン、ウォレス・コレクション。

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 好みの問題もあると思うが、私は素描が好きで、美術館でもできるだけ観る。一見、写真と見紛うほどの写実の技術で描かれた古典絵画も、実物の前では一目で絵画だと分かるものだ。素描の場合は特にそうで、絵を作り上げている線の動き、しかもタブローよりも率直であけすけな線の動きが、生的なエロティックさを持っていて、私は好きなのだと思う。

 パリ、ルーブル美術館。

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