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ゴンザレスの絵は、師マネもそうだったように、静物画に秀逸な作品が多い。モティーフの選び方もあるのだろうが、マネよりもフォルムが柔らかで、全体に華麗で、女性らしさを感じる。靴がこれだけの見せる絵になるのだから、面白い。 |
印象派
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印象派 Impressionism
1874年、官展のサロンに対抗して、私的に開催したグループ展(のちの第1回印象派展)を、そこに出展されたモネの作品「印象、日の出」から、ある新聞記者が揶揄して「印象派」と呼んだことからその名がついた。
刻々と変化する光と大気の主観的な印象を、明るい色彩、のびのびとした筆致で捉えようとしたのが、大きな特徴。
アカデミーに支配的だった形式主義に対する反撥から、写実主義の現実感覚や自由な画面処理を継承し、対象に対して自然主義的に向き合った。特に、戸外での制作によって、外光の効果を表現した。
他方、写実主義の細かい筆致とは異なり、大雑把な筆致が特徴。また、特にバルビゾン派に比べて、自然に対するロマン主義的な思い入れは少ない。さらに、都市生活の軽やかな風景も新しく描いた。
混色、固有色を使用せず、純色の色斑を並置することで、明るく鮮やかな色彩を得る、という革新的手法を用いた。また、明快な線によるフォルムを避け、色彩で形を表現した。
また、日本の浮世絵から影響を受け、従来にない、思い切った切り取りや極端な俯瞰などにより、大胆で斬新な構図を生み出した。
代表的な画家は、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、カイユボット、カサットなど。
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エヴァ・ゴンザレス(Eva Gonzales)はフランスの女流画家。パリの高名な作家の家に生まれ、当時、上流階級が好んで子女に絵を学ばせていた画家、シャプランに師事。美貌の女性で、ハタチのとき、マネの弟子兼モデルに。マネの弟子兼モデルと言えば、ベルト・モリゾが有名だけれど、このゴンザレスのほうが正統的な弟子だったらしい。才能もセンスもあったのに、美人薄命、出産直後に34歳で亡くなっている。 |
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今日はオマケの一枚。エドゥアール・マネ(Edouard Manet)の描いた女性像は数多いが、私が最も忘れがたいのは、このモリゾの絵。マネ独特の優雅な黒の衣装をまとい、親密な視線でこちらを見据えるモリゾ。マネのために幾度もモデルを務め、マネの弟ウジェーヌと結婚してからはマネのためにポーズを取らなかったことから推して、モデルのうちは画家と恋愛関係にあったのだろう。以前、同じく黒衣のモリゾを観たことがあるが、「スミレの花束」と同様、モリゾを飾る副次的な品がタイトルだった。 マネ「バラ色の靴」はこちら。 パリ、オルセー美術館。
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ブルーボネットの絵を見つけた。家の近くに「ブルーボネット」というフラワー・ガーデンがあるのだけれど、それから命名したという当の花は、そこには咲いていなかった。以来私は、ブルーボネットという花に関心があった。ジュリアン・オンダードンク(Julian Onderdonk)はアメリカの風景画家。この画家は、テキサスのブルーボネットの花畑の絵ばかり描いている。ブルーボネットは、テキサス州の州花なのだとか。 |




