アール・ヌーヴォー

[ リスト | 詳細 ]

アール・ヌーヴォー Art Nouveau

 19世紀末〜20世紀初頭、ヨーロッパに流行した装飾美術の、独自の様式に対する総称。

 パリの同名の画廊の名に由来する。アール・ヌーヴォーとは、「新しい美術」を意味するフランス語。
 イギリスのアート・アンド・クラフト(美術工芸)運動に根差している。

 全体として、エレガントで装飾的な造形様式で、植物をイメージする有機的な形体と、流動的な曲線による複雑な細部模様が特徴。また、アシンメトリーな平面的な構図を好んだ。

 代表的な画家は、ミュシャ、ビアズリー、クリムトなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
記事検索
検索

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 次のページ ]

トーロップ「宿命論」

イメージ 1

 世紀末芸術が好んだ、理性ではいかんともしがたい「宿命」。これは、トーロップがこだわった主題の一つ。貧弱な胸、骨のような腕の、恨めしそうな横顔の女たちが、腰から下、長いドレスを帯状の尾のように引いて、まとわりつくように浮遊する。地面には黒い四角い墓穴、背後には魂のように揺らめく木々、その向こうには彼岸のような不確かな情景。トーロップはジャワ島で生まれ、母親はジャワ人。彼の絵には、幼少期を過ごしたジャワ美術の影響もありそうな、不可解な雰囲気がある。

 オランダ、オッテルロー、クレラー・ミュラー美術館。

イメージ 1

 ヤン・トーロップ(Jan Toorop)はオランダの画家。ヌンクに影響を与えた画家でもある。色彩を伴った細かな線がうねうねと波打つ、もののけめいた画風が知られているが、画風の追求に貪欲だったのか、尻が軽かったのか、彼の画風は生涯、コロコロと変化している。

 オランダ、ロッテルダム、ボイマンス・ファン・ベーニンヘン美術館(Museum Boymans van Beuningen)。

イメージ 1

 きらびやかで幻想的な挿絵で成功したニールセンは、アメリカに渡り、ディズニー映画「ファンタジア」の制作にも参加したという。いわゆる商業美術の分野でも、芸術性を堅持しているものには強みがある。この絵は、名づけ親(実は聖母)に引き取られた娘が、開けるなと戒められた部屋を開けて、その中の星、月、太陽を逃がしてしまって、口を利けなくされて追い出されたところが、王に見初められて妃となる。が、赤ん坊を産むたびに聖母がそれを取り上げ、娘の口に血を塗りつけたので、赤ん坊を喰ったと噂が立ち、弁解できないままとうとう処刑されるというとき、「子を取り上げられた悲しみが分かったろう」と、聖母に許され、赤ん坊を返してもらう、という物語。

イメージ 1

 絢爛で繊細なニールセンの絵は、北欧的な上品さと夢幻さが加わって、とても妖艶な雰囲気。アール・ヌーヴォーに弱い日本じゃ、もっと人気が出てもよさげな画家。良質の翻訳に、こういう本場の挿画家の絵が添えられた民話のシリーズ本があるのだが、絶版なのが残念。この絵は、心臓を持たない巨人に兄たちを石にされた末王子が、旅の途中に助けたカラスやマス、オオカミたちに助けられ、遠い森の湖に住むアヒルの卵(の中にある巨人の心臓)を破壊して、兄と兄嫁たち、そして自分の花嫁となる王女を連れ帰る、という物語。

イメージ 1

 まだデンマーク絵画を勉強不足の私が、デンマークの画家と聞いて真っ先に思い出すのが、カイ・ニールセン(Kay Nielsen)という挿画家。北欧のグリム兄弟と言われる、アスビョルンセンとモオが編集した北欧民話の挿絵を手がけ、一躍有名になった。この絵は、「太陽の東 月の西」という物語の一説。白熊王の花嫁となった娘が、誓いを破って白熊の正体(実は魔法をかけられた王子)を見てしまったために、彼と別れ別れになり、彼を捜し求めて旅をする、という、ローマ神話「プシュケの物語」の北欧版。

全5ページ

[1] [2] [3] [4] [5]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事