アール・ヌーヴォー

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アール・ヌーヴォー Art Nouveau

 19世紀末〜20世紀初頭、ヨーロッパに流行した装飾美術の、独自の様式に対する総称。

 パリの同名の画廊の名に由来する。アール・ヌーヴォーとは、「新しい美術」を意味するフランス語。
 イギリスのアート・アンド・クラフト(美術工芸)運動に根差している。

 全体として、エレガントで装飾的な造形様式で、植物をイメージする有機的な形体と、流動的な曲線による複雑な細部模様が特徴。また、アシンメトリーな平面的な構図を好んだ。

 代表的な画家は、ミュシャ、ビアズリー、クリムトなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 ジョルジュ・レマン(Georges Lemmen)はベルギーの画家。点描の時期を経て、その後、も少し伝統的な画風へと変化した。ただ色彩は燃えるようで、かなり激しい。絵画史のなかで子供は、幼子キリストのテーマで、早くから描かれていたけど、子供が可愛らしく描かれるようになるのは、かなり後年になってから。特に印象派以降は、子供が天使的ではなく、人間的に描かれるようになったと思う。

 個人蔵。


 ルシアン・レヴィ=デュルメール(Lucian Levy-Dhurmer)はフランスの画家。油彩なのに、パステルのようなぼやけたトーン。テーマもどこか象徴的で、何かの擬人化のような幻想的な美人。こういう絵はモダンと言うか、現代の商業美術としても十分に通用しそう。

 個人蔵。

 

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 アール・ヌーヴォーは、リズミカルな曲線による華麗な装飾が特徴の一つだけど、ミュシャはその最も典型的な画風を備えていると思う。幼少の頃から絵が第一に好きだったけど、高等教育を受けることができたのは、歌手としての才能のおかげだったとか。ミュシャの絵に感じる、流れるようなリズムには、確かに音楽性を感じる。ミュシャに音楽のセンスがなかったら、全然違った画風になっていたかも。
 
 個人蔵。

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 ミュシャの油彩は、かなり大胆に処理されているように思う。筆致は粗く、女性の顔の比較的簡潔な描写に対して、衣装の襞はかなり手が込んでいる。色味はかなり限定されていて、女性を引き立てるべき花々に、ポイントとなる色彩が用いられている。この絵は、ミュシャの娘を描いたもの。
 
 個人蔵。

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 アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha)はチェコ出身の、アール・ヌーヴォーの代表的画家。ポスターで成功したけど、油彩もまたミュシャらしい画風。エレガントで健康的でしなやかでほっそりした女性が、新古典派風の衣装や髪をすらりと垂らして、あるいは風になびかせて、観者の視線を意識したポーズを取っている。光輪のような豪華な花々を頭に乗っけて、ワイルドで豊かな植物を織りなして。ちなみにタイトルは、フランスのバター・ビスケット会社の名前。
 
 個人蔵。

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