ラファエル前派

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ラファエル前派 Pre-Raphaelitism

 19世紀後半のイギリスの絵画運動。

 1848年、ウィリアム・ホルマン・ハント、ミレイ、ロセッティらが「ラファエル前派兄弟同盟」を結成したことが発端。
 当時のイギリス画壇(ロイヤル・アカデミー)で支配的だった、ラファエロの絵画を模範とする慣習を退け、ラファエロ以前の素朴で誠実な絵画表現に理想を見出し、それへの回帰を主張した。
 
 神話や聖書、アーサー王伝説などの中世史、イギリス詩や文学などの主題を、正確で細密に描くのが特徴。
 アカデミーの様式に反対したラファエル前派だが、難解な画題を写実的ながらも、耽美的、理想主義的に、ロマンティックな演出をもって描く点は、実質上、アカデミズムと同じもの。両派は絵画上の特徴を共有し、ヴィクトリア朝後期の絵画の主流を形成した。
  
 神話や文学を耽美的、幻想的に描く絵画理念は、アート・アンド・クラフト運動や象徴主義に影響を与えた。

 代表的な画家は、ミレイ、ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハント、バーン=ジョーンズなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 ワッツを観た後では、この同じ希望という理念を無難にこなしている感じ。もともと、エドワード・バーン=ジョーンズ(Edward Burne-Jones)の画風は、穏健で平明。ラファエル前派の代表的画家たる所以の一つかも。画面が縦長で、奥行きのあまりないのが特徴。

 ボストン美術館(Museum of Fine Art, Boston)。

ワッツ「希望」

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 ジョージ・フレデリック・ワッツ(George Frederic Watts)もラファエル前派の画家。が、その絵はとても象徴的。抽象的な理念をここまで擬人化する! 眼の見えない女性が、地球のようなものに坐って、1本を残して弦のすべて切れたリラを奏でている。それを、希望、と呼ぶ画家の感受性。

 ロンドン、テート・ギャラリー。

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 エドマンド・ブレア=レイトン(Edmund Blair-Leighton)もラファエル前派の画家。イギリスの古典的な文学・詩やイギリス上流階級の風俗を主題に、美しくエレガントな女性を描いた。騎士道時代へのロマンティックなノスタルジーが漂う分、この種の絵に憑かれた画家の情熱のようなものは、あまり感じられなかったりする。

 個人蔵。

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 ウォーターハウスの絵は、背景が稀薄でくすんでいるのに対して、中心の女性像がより鮮やかな、豊かな色彩で、より細密に、だが結構粗いタッチで描かれている。そのためか、画面に心理的な緊張を感じる。眼もついつい、この怖い女性へと持っていかれる。彼女たちってどっちかと言うと、天女よりも魔女のイメージ。ま、私は魔女のほうが好きなんだけど。

 ロンドン、テート・ギャラリー(Tate Gallery)。

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 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse)はイギリス、ラファエル前派の画家。が、新古典派にもロマン派にも見える。古代神話やイギリスの古典文学・詩を主題としたものが多い。彼の描く女性は美しく、エレガントで、おまけにちょっと怖い。

 個人蔵。

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