マニエリスム

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マニエリスム Mannierism

 16世紀後半、イタリアを中心にヨーロッパで支配的だった、盛期ルネサンス以降の美術様式。

 盛期ルネサンスの巨匠、ラファエロやミケランジェロなどの美術を完成された理想と見なして、それに傾倒し、その手法=マニエラ(maniera)を反復、模倣したことに由来する。
 
 盛期ルネサンス美術における自然と理想との均衡が崩れ、極度の技巧性、作為性が目立つのが特徴。
 例えば、遠近法を誇張した歪んだ構図、難解な空間表現、複雑なポーズを取る、曲がりくねり引き伸ばされた人物表現、過度に様式化された演劇的な演出、冷たく鮮やかな非合理的な色彩、など。

 当時の社会的混乱による精神的不安を反映しているとされる。

 代表的な画家は、ティントレット、ポントルモ、パルミジャニーノ、エル=グレコなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 ロッソ・フィオレンティーノ(Rosso Fiorentino)もイタリア、マニエリスム期の画家。フランスに招かれた彼は、フランス・ルネサンス期の宮廷画家グループであるフォンテーヌブロー派に大きな影響を与えた画家として有名。このラファエロっぽく愛らしい天使の絵は、ジグソーパズルやお菓子の缶などでよく見かける。子供がただの小さい大人と考えられていたこの時代に、赤ん坊をこれだけ可愛く描けるのは凄い。

 フィレンツェ、ウフィツィ美術館。

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 晩年は錬金術にハマったというパルミジャニーノ。ナルシズムの画家も、その才能を惜しむのが自分ではなくて他人なのだから、画家としては優れた人なのだろう。古典絵画の素描は勉強になるな。これはペンとインク、水彩によるとある。それにしてもコートールドには、こんな時代の素描まである。制覇しきれそうにない。

 ロンドン、コートールド美術館。

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 非常なハンサムだったというパルミジャニーノ。自身のイケメンと、それを描写する腕とに自信を持っていた彼は、凸面鏡に映るいびつな世界のなかで、顔だけはキチンと正常な映り具合で描いている。この特異な設定での、少年のような自画像は、この種の例に洩れずナルシスティック。

 ウィーン、美術史美術館。

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 パルミジャニーノ(Parmigianino)もイタリア、マニエリスム期の代表的画家。美術史の教科書には必ず載っているこの絵、マニエリスムの特徴がよく現われている。最初、まだマニエリスムが何かを知らない頃、この絵を眼にして、なんちゅう人体を描くんだ、って思ったっけ。首も長いけど、手足も異常に長い。手塚治虫も、女性を美しく描くのに首を長くする、と言っているから、人間、こうしたフォルムを美しいと感じるようにできているのかも。

 フィレンツェ、ウフィツィ美術館。

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 ポントルモは卓越した素描力を持っていた、なんて解説を読むと、彼の素描を探さずにはいられない。私は素描が好きなんだろうな。ウェルトゥムヌスとポモナはローマ神話の豊穣の神々。ポモナに恋したウェルトゥムヌスが老婆に変身して彼女に接近、彼(自分)を散々褒めちぎり、さて力ずくで、と元の姿に戻った途端、ポモナがその男ぶりに一目惚れ、という話だったと思う。

 フィレンツェ、ウフィツィ美術館。

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