アメリカン・シーン

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アメリカン・シーン American Scene

 20世紀前半にアメリカで主流だった、リアリズム・反モダニズムの美術様式の総称。

 当時のヨーロッパで支配的だったキュビズムなどの様式に対する反撥と、アメリカに独自な様式を明示する試みから。
 背景に、大恐慌によるアメリカ社会の混乱や不安がある。
 
 アメリカ都市の人間模様を主題とする、リアルな描写が特徴。

 代表的な画家は、ジョン・スローン、ベン・シャーン、エドワード・ホッパー、トマス・ハート・ベントンなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 素朴派の絵は概ね、実景が具象的に描かれているので、技術的には拙くても、絵としての違和感は感じられないものだ、という意見をよく聞く。そうかも知れないが、けれども、素朴派の絵は、実景を拙く写生した絵には見えない。どこかしらに画家のイメージのようなものが含まれていて、私には、このイメージが、素朴派の絵を、評価に値する絵たらしめているように思える。

 個人蔵。

 * 画像は後日、削除致します。

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 グランマ・モーゼス(Grandma Moses)、つまり「モーゼス婆さん」として知られるアンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス(Anna Mary Robertson Moses)は、アメリカン・フォーク・アートの代表的画家。70代になってから油絵を描き始め、101歳の天寿をまっとうするまで描き続けた。フォーク・アートは、工業化から置き去りにされた田舎に起こる、工芸のような民俗美術。その手法が素朴派のそれと似通うことから、素朴派に括られることもある。100歳まで長生きできれば、70歳から描いても、30年間も描けるわけだ。

 ワシントンDC、フィリップス・コレクション。

 * 画像は後日、削除致します。

 国吉康雄は日本出身の画家。若い頃に単身、アメリカに渡り、生活苦にさいなまれながら、ニューヨークで絵の勉強をした。次第に注目され、アメリカで活動を続け、アメリカで死んだ。彼の描く女性は、下町っぽい都会の生活臭さがあって、物憂げで気だるげ。色数を抑えた落ち着いた色彩と、簡潔な構図が、女性たちのそんな気分を引き立てている。

 岡山、国吉康雄美術館(Kuniyoshi Yasuo Museum)。

 
 画像はこちらから
 
 ホッパーはニューヨークやニューイングランドの風景も描いている。が、やっぱりホッパーらしい、どこかぞっとする内省的な風景。ホッパーの絵は、具象派の復活、アメリカ写実絵画の道標と言われる。絵の勉強にヨーロッパまで行ったけど、当時流行のキュビズムには見向きもしなかったそう。

 ニューヨーク、メトロポリタン美術館。
 画像はこちらから(左から3つめの画像をクリック) 
 
 ホッパーの絵に漂う不気味な静寂は、どこから来るのだろう。単純な、図式的な構図か。強い垂直線と水平線か。大きな、幾何学的なフォルムか。平坦な色面か。くっきりと際立った明暗の処理か。なんという空虚な印象だろう。 

 ニューヨーク、ホイットニー美術館(Whitney Museum of American Art)。

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