写実派

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写実派 Realism

 19世紀半ば、新古典派およびロマン派の過度の演出に対する反動から起こった美術様式。

 対象の美醜に関わらず、現実をありのままに表現するのが特徴。
 率直な主題を、理想化せずに、また形式論に追従せずに描いた。また、現実に対する関心から、農民や労働者の像、身近な風景などをモティーフとした。

 社会的背景に、産業革命による物質生活や自然科学の進歩、資本主義社会の成熟、それらの反面として、労働・社会問題の深刻化、などがある。

 現実に対する姿勢は、印象派に影響を与えた。

 代表的な画家は、コロー、ミレーなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 エリン・ダニールソンの夫君、ラファエロ・ガンボージ(Raffaello Gambogi)の絵。ガンボージはイタリアのマッキア派(マッキアイオーリ)を代表する画家ジョヴァンニ・ファットーリに師事した、とある。マッキア派と言えば、つい今年になってから、東京でマッキア派の展覧会が開催されていたのを、わざわざ観にまで行った要チェック画派。が、どうも私のなかでは印象になって残りづらい画派でもある。

 イタリア、リヴォルノ、ジョバンニ・ファットーリ美術館(Museo Civico Giovanni Fattori)。

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 北欧の画家の眼に、イタリアの陽射しがどんなふうに映ったのか、私なんかにはとても想像できない。が、きっと明るすぎ眩しすぎたのではないか、と思う。ダニールソン=ガンボーギの描く陽光は決まって穏やかなので、そう思う。この自画像からすると、私はダニールソン=ガンボーギに似ている。

 フィンランド、 トゥルク、トゥルク美術館(Turku Art Museum)。

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 エリン・ダニールソン=ガンボーギ(Elin Danielson-Gambogi)もフィンランドの女流画家。解説によれば、早くから絵の才能を示した彼女は、ヘルシンキで絵を学んだ後、パリへと渡り、フランス自然主義から影響を受けた。パリ再訪の後にイタリアに赴き、イタリアの外光派であるマッキアイオーリの代表的画家ファットーリの弟子、ラファエロ・ガンボーギと結婚、イタリアに永住した、とある。

 ヘルシンキ、フィンランド国立美術館。

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 アルベルト・エーデルフェルト(前掲)もフィンランドを代表する画家。ガッレン=カッレラと親交があった彼もやはり、フィンランド固有の風俗に取材した絵を描いている。が、彼のほうが、より正統的な雰囲気。ヘルシンキに程近い、エーデルフェルトの故郷ポルヴォーは、一度は行ってみたいところなのだが、夏季にしか列車が通っていない(?)らしい。
 
 サンクトペテルブルク、エルミタージュ美術館。
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 よく、民族意識や祖国愛と一口に表現されるが、その内実は、自国の自然や文化、そこに暮らす人間など、それらそのものを誇りとし愛する心なのだろう。その意味で、民族主義と呼ばれる流れの絵画が、自国の自然や伝統的な日常の情景を好んで取り上げたのは、当然のことだと思う。森と湖の国フィンランドは、夏には半端でない蚊に悩まされるという、ロマンティックでない側面もあるらしい。
 
 個人蔵。

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