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カール・ホルスーウ(前掲)もデンマークの画家。今、ハンマースホイと一緒に東京に来ている。以前、ウェブで見つけて、およっ、いいな、と思って、ここにも紹介した。このとき、彼が影響を受けた画家“ハメルショイ”のことも調べたが、これがハンマースホイと同一画家とは、今回気がつかなかった。「ハンマースホイ展」以前には、“ハメルショイ”、“ハマースホイ”としか検索でヒットしなかったように思う。ちなみにこのとき私は、ホルスーウのスペルを単純にドイツ語読みして、“ホルセー”と訳しておいた。こういう固有名詞の発音は、その国の大使館にでも問い合わせるのがいいんだろうけれど、面倒臭くてそこまでしないでいる。 |
写実派
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写実派 Realism
対象の美醜に関わらず、現実をありのままに表現するのが特徴。
率直な主題を、理想化せずに、また形式論に追従せずに描いた。また、現実に対する関心から、農民や労働者の像、身近な風景などをモティーフとした。
社会的背景に、産業革命による物質生活や自然科学の進歩、資本主義社会の成熟、それらの反面として、労働・社会問題の深刻化、などがある。
現実に対する姿勢は、印象派に影響を与えた。
代表的な画家は、コロー、ミレーなど。
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子供の頃、家にあった絵葉書で、やけに印象に残っているのが、この絵。エキゾチックと言うかなんと言うか、少女にしては妖艶すぎるのだが、体つきを見るとまだ少女。ハレムに入れられるとこんな顔になるんだろうか、それともこんな顔だったからハレムに入れられたんだろうか、……と考えてたっけ。 |
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ポール・デジレ・トゥルイユベール(Paul Desire Trouillebert)もバルビゾン派の画家。コローに学んだ彼の絵は、淡く靡く光や煙ったような樹葉などの描写に、コローからの影響をはっきりと感じることができる。子供の頃、実家にあった彼の絵葉書はどれも、なまめかしい女性を描いたものばかりだったので、私は彼が風景を描く画家とは知らなかった。 |
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アントニオ・フォンタネージ(Antonio Fontanesi)はイタリアの画家。日本では、美術教育者としてよく耳にする名前。パリでバルビゾン派からの影響を受け、帰国後は美術学校の風景画教師をしていた彼は、やがて、近代化に邁進する日本政府に招かれ、日本で初めて本格的に西洋絵画を指導。彼から教えを受けた浅井忠らは、その後、苦難の時代のなかで日本の洋画界を牽引した。 |
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この絵は黒チョークによる素描。モデルはミレーの二番目の妻、不屈のカトリーヌ。最初の妻ポリーヌは病弱で、短い結婚生活の後に病死。やがてミレーは、家政婦だったカトリーヌに恋し、駆け落ち同然でパリに出た。生活苦のなか、9人の子供を産み、売れない夫を支えて、ようやく結婚を認められたのは、ミレーの死の直前だったとか。こんなふうにサラサラと描けたら、いいだろうな。 |




