写実派

[ リスト | 詳細 ]

写実派 Realism

 19世紀半ば、新古典派およびロマン派の過度の演出に対する反動から起こった美術様式。

 対象の美醜に関わらず、現実をありのままに表現するのが特徴。
 率直な主題を、理想化せずに、また形式論に追従せずに描いた。また、現実に対する関心から、農民や労働者の像、身近な風景などをモティーフとした。

 社会的背景に、産業革命による物質生活や自然科学の進歩、資本主義社会の成熟、それらの反面として、労働・社会問題の深刻化、などがある。

 現実に対する姿勢は、印象派に影響を与えた。

 代表的な画家は、コロー、ミレーなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
記事検索
検索

イメージ 1

 シュテファン・ルキアン(Stefan Luchian)も近代ルーマニア絵画の代表的画家。やはりパリへと渡った彼は、フランス印象派から大きな影響を受けたという。が、彼の絵はどちらかと言うと、ポスト印象派に見られる、象徴主義的な雰囲気が目立つ。近代ルーマニア絵画の三大画家に数えられる、グリゴレスク、アンドレエスク、そしてルキアンのなかで、一番近代的な画風の画家は、このルキアンのように感じる。

 ブカレスト、ルーマニア国立美術館。

イメージ 1

 アンドレエスクはこういう、スカーフを頭に巻いた農婦の絵をよく描いている。スカーフというのは、農村の女性特有のスタイルなんだろうか。トゥールーズ=ロートレックが、モデルの赤毛を描きたくて、わざわざこういうふうに表情の隠れた横顔でモデルを描いたという話を聞いたことがある。この絵も、黄色いスカーフにスポットを当てて描きたかったのかも、と邪推できるのだが、それくらいパートカラーのスカーフが印象的な農婦。

 所蔵不明(調べていない)。

イメージ 1

 イオアン・アンドレエスク(Ion Andreescu)も近代ルーマニアの代表的画家の一人。絵の修行のためにパリへと渡り、グリゴレスクに刺激されてバルビゾンで絵を描いた。貧困と病弱に付き纏われていた彼は、孤独な生活のなか、絵と対話しながら制作する類の、感受性の強い人だったのかも知れない。彼の絵はバルビゾン派の多くと同様、リリカルで、自然の造形に対する彼の興味と愛着を感じさせる。帰国した翌年、結核で死去。享年32歳。

 所蔵不明(調べていない)。

イメージ 1

 グリゴレスクはルーマニア独立戦争の際、画家として従軍。前線のルーマニア兵や、敵国トルコの捕虜たちの姿を描いた。こういうところも、彼がルーマニアで国民画家として評価されている理由の一つなのだろう。いわゆる歴史画とは異なり、戦争画というのは全然ドラマチックではない。そして絵がこうしたテーマを取り上げなければならなかったこと自体が、深く悲しい。

 ブカレスト、ルーマニア国立美術館。

イメージ 1

 この絵のモデルは、同じくフランスに渡り、バルビゾンで絵を描いたルーマニア画家、イオアン・アンドレエスク。輝く外光に抱かれた同郷の仲間を描いたこの絵は、あの頃のバルビゾンの森を描いたにしては溌剌としていて、モデルは思い出のなかにいるみたい。実際、アンドレエスクは、若くして世を去っている。

 ブカレスト、ルーマニア国立美術館。


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事