写実派

[ リスト | 詳細 ]

写実派 Realism

 19世紀半ば、新古典派およびロマン派の過度の演出に対する反動から起こった美術様式。

 対象の美醜に関わらず、現実をありのままに表現するのが特徴。
 率直な主題を、理想化せずに、また形式論に追従せずに描いた。また、現実に対する関心から、農民や労働者の像、身近な風景などをモティーフとした。

 社会的背景に、産業革命による物質生活や自然科学の進歩、資本主義社会の成熟、それらの反面として、労働・社会問題の深刻化、などがある。

 現実に対する姿勢は、印象派に影響を与えた。

 代表的な画家は、コロー、ミレーなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
記事検索
検索

イメージ 1

 ニコラエ・グリゴレスク(Nicolae Grigorescu)は近代ルーマニア絵画の代表的画家。フランスに渡り、バルビゾン派から影響を受けた彼は、自身もバルビゾンの画家たちと交流し、戸外で制作したという。陽射しや風を感じさせる軽快なタッチは、同じくフランスで感銘を受けた印象派からの影響。こうした表現は、ルーマニアの絵画に新境地を開いていった。

 ブカレスト、ルーマニア国立美術館(National Museum of Art of Romania)。

イメージ 1

 ホッローシはリアリズムの画家として知られるが、そのフォルムの曖昧な、走り描いたような作風は、どちらかと言うと印象派のように見える。特に、人物の顔は描き込まれず、表情は陰になっていて、重く、憂鬱げな、陰惨な印象を与える。まあ、世の中憂鬱なことばかりだから、仕方ないけど。

 ブダペスト、ハンガリー国立美術館。

ホッローシ「風景」

イメージ 1

 美術アカデミーにおける絵の修得に批判的だったホッローシは、自前の美術学校を設立、この結果、集まり来た新しい、若い画家たちに、大いに影響力を持つようになったという。アカデミー教育に批判的だったという画家は大勢いたが、もしアカデミーがいかなる権威も振りかざさず、いわゆるアカデミズムの名のとおり、単に絵画技術の丹念な修得やその研究などに特化していたにすぎないなら、受けた批判も随分中身の異なるものだったのではないか、と思う。

 ブダペスト、ハンガリー国立美術館。

イメージ 1

 ホッローシ・シモン(Hollosy Simon)もハンガリーの代表的画家。クールベらフランス・リアリズムに影響を受けたという彼は、アカデミックなスタイルを捨て、自然主義的な作風を模索するようになる。友人や弟子の画家たちと共に訪れたトランシルヴァニア北部のナジバーニャという地は、その後、芸術家たちの集まるコロニーとなり、ナジバーニャ派を形成、19世紀後半のハンガリー絵画に大きく貢献した。

 ブダペスト、ハンガリー国立美術館。

イメージ 1

 対象をリアルに写し取った絵に詩情を感じることがある。それは、描き手が意図的に作り出そうとしたセンチメンタルな詩情とは、少し異なる。自然自身が持つ詩情、あるいは自然を前に描き手が感じた詩情、といった感じの詩情。これは、まったきリアリストはロマンチストでもあり、逆もまたそうだということに由来するのかも知れない。パール・ラースローは生涯、風景画だけを描き続けた。木々の生い茂る森が彼の好む主題で、人物がそこに姿を現わすことはほとんどない。

 ブダペスト、ハンガリー国立美術館。


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事