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ニコラエ・グリゴレスク(Nicolae Grigorescu)は近代ルーマニア絵画の代表的画家。フランスに渡り、バルビゾン派から影響を受けた彼は、自身もバルビゾンの画家たちと交流し、戸外で制作したという。陽射しや風を感じさせる軽快なタッチは、同じくフランスで感銘を受けた印象派からの影響。こうした表現は、ルーマニアの絵画に新境地を開いていった。 |
写実派
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写実派 Realism
対象の美醜に関わらず、現実をありのままに表現するのが特徴。
率直な主題を、理想化せずに、また形式論に追従せずに描いた。また、現実に対する関心から、農民や労働者の像、身近な風景などをモティーフとした。
社会的背景に、産業革命による物質生活や自然科学の進歩、資本主義社会の成熟、それらの反面として、労働・社会問題の深刻化、などがある。
現実に対する姿勢は、印象派に影響を与えた。
代表的な画家は、コロー、ミレーなど。
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ホッローシはリアリズムの画家として知られるが、そのフォルムの曖昧な、走り描いたような作風は、どちらかと言うと印象派のように見える。特に、人物の顔は描き込まれず、表情は陰になっていて、重く、憂鬱げな、陰惨な印象を与える。まあ、世の中憂鬱なことばかりだから、仕方ないけど。 |
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ホッローシ・シモン(Hollosy Simon)もハンガリーの代表的画家。クールベらフランス・リアリズムに影響を受けたという彼は、アカデミックなスタイルを捨て、自然主義的な作風を模索するようになる。友人や弟子の画家たちと共に訪れたトランシルヴァニア北部のナジバーニャという地は、その後、芸術家たちの集まるコロニーとなり、ナジバーニャ派を形成、19世紀後半のハンガリー絵画に大きく貢献した。 |
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対象をリアルに写し取った絵に詩情を感じることがある。それは、描き手が意図的に作り出そうとしたセンチメンタルな詩情とは、少し異なる。自然自身が持つ詩情、あるいは自然を前に描き手が感じた詩情、といった感じの詩情。これは、まったきリアリストはロマンチストでもあり、逆もまたそうだということに由来するのかも知れない。パール・ラースローは生涯、風景画だけを描き続けた。木々の生い茂る森が彼の好む主題で、人物がそこに姿を現わすことはほとんどない。 |




