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レンブラントは自画像を何十枚も描いているが、息子ティトゥスのことも何枚も描いている。私は美術館でティトゥスの絵葉書があるたびに買って、今では結構な数のティトゥスがある。存命時から画家としての評価を得たレンブラントだけれど、私生活では、最初の妻サスキアを早くに亡くし、息子ティトゥスの乳母から婚約不履行で提訴され、のちに破産。晩年には、愛人ヘンドリッケとティトゥスに相次いで先立たれる、という不幸なものだった。 |
バロック
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バロック Baroque
バロックの名称は、「歪んだ真珠」を意味するバロッコ(Barocco)に由来する。伝統や精神性への回帰として、カトリック教会から奨励された。
調和と均衡の理想美を目指すルネサンスの様式に対して、ドラマティックな迫真性、ダイナミックな動感が特徴。
ルネサンスの理想美やマニエリスムの人工的な誇張美に対する反動はあるが、基本的に盛期ルネサンスの伝統を継承している。
一方で、主題、様式とも、現実への関心が高まった。また、より率直で、より自然主義的、主情主義的な表現を好んだ。
光の効果を駆使した、劇的な明暗対比も特徴の一つ。
代表的な画家は、カラヴァッジオ、ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ベラスケス、プッサンなど。
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レンブラント・ファン・レイン(Rembrandt van Rijn)は、ご存知、バロック期のオランダ絵画の巨匠。私はずっと、オランダ画家のなかで、どうしてレンブラントだけがファースト・ネームで呼ばれるのか不思議だった。レンブラント自身が、イタリアの巨匠たちがファースト・ネームで呼ばれるのを真似て、画家としての自負から、自分をそう呼ばせたのだとか。 |
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「スケベ人間(Scheveningen)」というのを見つけたので、なんのことかと思ったら、地名だった。サロモン・ロンバウツ(Salomon Rombouts)はオランダの風景画家。オランダでは、バロックの時代にすでに、こんななんでもない景色を絵に描いている。やはり空の表現がダイナミック。 |
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ヤーコプ・ヨルダーンス(Jacob Jordaens)はフランドルの画家。ルーベンスに師事した。ルーベンス同様、派手な色彩や大袈裟な演出が、さすがバロックという感じ。が、ルーベンスよりもさらに世俗的な表現で、民衆の活力を描写している。この絵も、観ているだけで騒々しい。豆の王というのは、キリスト教の十二夜祭(Twelfth-night)で、豆を一粒入れて焼いたケーキを切り分け、その豆を当てた人が王様になれるという習慣なのだそう。 |
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この絵も、「真珠の耳飾の少女」と似たポーズ。が、それと比べると、小道具が少なく色彩もあっさりしている。暗いバックのなかに、白っぽい服を着た、ほとんどモノトーン調の少女が、ポッと灯るように振り返っている。このポーズに、こだわりがあったのかな。 |




