バロック

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バロック Baroque

 16世紀末〜18世紀初頭に、ヨーロッパで主流だった美術様式の総称。

 バロックの名称は、「歪んだ真珠」を意味するバロッコ(Barocco)に由来する。伝統や精神性への回帰として、カトリック教会から奨励された。
 調和と均衡の理想美を目指すルネサンスの様式に対して、ドラマティックな迫真性、ダイナミックな動感が特徴。

 ルネサンスの理想美やマニエリスムの人工的な誇張美に対する反動はあるが、基本的に盛期ルネサンスの伝統を継承している。
 一方で、主題、様式とも、現実への関心が高まった。また、より率直で、より自然主義的、主情主義的な表現を好んだ。
 光の効果を駆使した、劇的な明暗対比も特徴の一つ。

 代表的な画家は、カラヴァッジオ、ルーベンス、レンブラント、フェルメール、ベラスケス、プッサンなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしたものを、まとめたものです。

オランダ・バロック
 市民階級を買い手とする絵画市場が発展し、絵画が市民文化として定着したのを背景に、教会や貴族を買い手とする従来の肖像画、歴史画とは別に、風景画、風俗画、静物画などの画種が分岐、独立した。全体として質実な主題、画風。
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 親イタリア派の風景画には、農夫のほかに、旅人の姿も描かれることが多い。マントをまとったり、つば広の帽子をかぶったり、馬の背に乗ったりしているのは、大抵が旅人。親イタリア派の画家自身、オランダからローマまで、はるばる旅をしたのも一因かな。旅人の絵というと、私はどうしても「旅の絵本」を連想してしまう。

 ロンドン、ダルウィッチ・カレッジ(Dulwich College)。
 

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 ヤン・ボト(Jan Both)はオランダの、最も著名な親イタリア派(The Italianates)の画家。30代半ばで早世している。親イタリア派は、バロック期のオランダ(広くは北方ヨーロッパ)の画家グループ。イタリアに赴き、イタリア絵画の風景様式を取り込んで、羊飼いや家畜、古代ローマの廃墟などのモティーフや、夕光や曙光といった光を効果的に用い、牧歌的な理想風景を描いた。この絵のようなイメージが、私が親イタリア派と聞いて最初に思い浮かべるもの。

 ブダペスト美術館。


 

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 アダム・エルスハイマー(Adam Elsheimer)もドイツの画家。古代ローマの理想的風景を描いた、最初期の代表的画家の一人と言われる。この種の風景画は、同じバロック期にオランダに多く見られる写実風景画と並ぶ、もう一つの様式。廃墟などのモティーフを取り入れたり、神話上あるいは宗教上の人物を配したりと、いろいろ趣向を凝らしている。

 プラハ国立美術館(Narodni Galerie, Prague)。

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 ヘルキュレス・セーヘルス(Hercules Seghers)はオランダの風景画家。レンブラントの風景画は、この画家からの影響だという。同時代のオランダ写実風景画とは、かなり対照的。「世界風景画」の伝統に則った鳥瞰的な構図はともかく、この荒涼とした、怪奇な、幻想的な雰囲気。これによって、自然の神秘や威厳を表現しようとしたのだとか。20世紀に再評価された画家。

 フィレンツェ、ウフィッツィ美術館。

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 同じオランダ画家、フェルメールの描いた風景画が、明朗な写実描写による、地平線を低く取る構図の、当時のオランダらしい風景画なのに比べて、レンブラントの風景画は、奇々怪々としていて、おどろおどろしい。こうした風景画は、当時のオランダ風景画におけるもう一つの傾向で、フランドルに始まる鳥瞰的な「世界風景画」という系譜を汲むもの。

 ワシントン・ナショナル・ギャラリー。


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