アカデミズム

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アカデミズム Academism

 19世紀後半、フランスを中心とするヨーロッパのアカデミーおよびサロン(官展)で支配的だった絵画様式。

 アカデミーとは、正規の美術教育や技術習得を目的とする美術学校のこと。美術界に対する権威も付与されていた。
 1664年、フランスで王立絵画彫刻アカデミーが創立され、美術学校と公式の展覧会を支配するようになった。18世紀、この例にならってヨーロッパ各国にアカデミーが生まれた。
 「アカデミズム」は主に、19世紀半ば、その伝統を墨守した保守的傾向を指す。

 新古典派の伝統にもとづいて、高度に完成された様式、特に滑らかな仕上げにより、歴史や神話の主題を道徳的に表現するのが特徴。
 同時に、新しい市民社会の趣味に対応したため、浅薄で卑俗な一面も現われるようになり、新古典派の様式、内容は形骸化しつつ残存することとなった。

 代表的な画家は、ジェローム、カバネル、ブーグローなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 ゴットフリート・リンダウアー(Gottfried Lindauer)もニュージーランドの画家。ゴールディと同じく、先住民族であるマオリ人たちの肖像を描いた。マオリ独特の顔への刺青や伝統衣装、武器などを付した肖像は、やはりマオリ人たちから、自分たち民族の記録として歓迎されたという。なので今日では、文化人類学的な資料として、重宝されているはず。アネハナはマオリの酋長。

 ニュージーランド、オークランド美術館。

ゴールディ「思い出」

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 パリの画塾にて、伝統的、正統的な訓練を受けたゴールディの絵は、モデルをそのまま如実に描写した、古典的なもの。彼のこうしたマオリ像は、西洋人からは、滅びゆく民族への差別だと非難される一方、マオリたちからは、彼らの伝統を記録したものとして、大いに評価されたという。古典的写実の技法も、資料としての意義を持つほどまで極めたら、技術それ自体に意味が出るんだろうけど、そこまで極めたい人しか極めないだろうな。

 ニュージーランド、オークランド美術館。

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 C.F.ゴールディ(Charles Goldie)はニュージーランドの画家。ニュージーランドの先住民族であるマオリたちを描いた。伝統的な刺青を施したマオリの老人たち、というのが、彼独特の人物像。刺青の慣習は当時すでに失われつつあったため、刺青のあるのは老人がほとんどだった。マオリ社会では刺青は、戦闘で活躍した勇士や高位高僧の印でもあるので、刺青の老人たちには、蹂躙された先住民の誇り、懐古、諦観、疲弊などが漂っている。

 ニュージーランド、オークランド美術館(Auckland Art Gallery)。

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 これはギリシャ神話。夫であるアモルを取り戻そうとするプシュケが、姑ウェヌスが出す、とても人間にはたどり着けそうにない泉の水を汲んで来いという難題の前に、悲嘆しているところを、アモルが手助けしているシーン(多分)。夫のはずのアモルは、ここではなぜか、本来のキューピットのような子供に描かれている。カーロイらしい甘美な絵だが、まるで風俗画のような自然な描写のせいで、物語の内容と相俟った甘さは、ほどよい叙情と感じられる。 

 個人蔵。

ロッツ「水浴する女」

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 ロッツ・カーロイ(Lotz Karoly)はハンガリーの代表的画家。アカデミックな歴史画を多く描き、壁画も残しているが、特にその女性像は美しく、甘やかな叙情に満ち満ちている。この絵は、アングル「泉」を連想するかな。カーロイのこの裸婦は、彼女の美しい顔立ちよりも裸体にスポットが当てられていて、まず観者の視線をハダカに向けさせる、エロティックな作り。

 ブダペスト、国立美術館。

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