象徴派

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象徴主義 Symbolism

 19世紀後半、フランスを中心に起こった、反写実主義を特徴とする美術運動。

 詩界における「象徴主義宣言」を起点とする文芸運動に由来する。背景に、近代的合理主義に反対したユング、フロイトなどの哲学思想がある。
 眼に見えない内的世界や、現実を離れた暗示的な象徴世界を、具象化し再現するのが特徴。

 神話や宗教における神秘的感情、内的な思考、魂、夢、精神や観念、普遍的な理念などを主題とし、それらを現実世界に存在するものの姿を借りて、装飾的、夢幻的に描いた。それにより、人間の存在や運命に関する苦悩、精神の優越性などを表現した。

 内面世界を描く姿勢は、表現主義などに影響を与えた。
 
 代表的な画家は、モロー、ルドン、シャヴァンヌなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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プレイスレル「春」

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 この絵などは随分朗々とした色調。原色に近い色使いで、けれど色数が少ないせいか、明るくは感じない。色彩の配置には随分こだわったのだろうと思う。陰影のない平面的な描写がやけに装飾的で、……この類の絵、私にはよく分からん。

 プラハ国立美術館。

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 どんな画家でもそうなのだろうが、プレイスレルにもこだわりのテーマがあったらしい。「恋人たち」というのがその一つで、しかもこのテーマでは、登場人物はいつも三人いる。水辺は川にも見えるが、あるいはもしかすれば「黒い湖」で、この「黒い湖」というのも彼がこだわったテーマの一つ。

 プラハ国立美術館。

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 ヤン・プレイスレル(Jan Preisler)もチェコの画家。近代ボヘミア絵画のパイオニア、とある。解説によれば、アール・ヌーヴォー的な象徴主義から出発して、表現主義へと向かっていった。が、私には、こうした変化の流れをまだつかむことができない。例えばこの絵などは、私はボナールの色彩を思い出す。彼の別の絵はゴーギャンの色彩を思い出させることもあるし、ムンクの色彩のこともある。

 プラハ国立美術館。

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 死を死神のような人格化として描くのと、こうした日常の情景として描くのとでは、随分と深刻さが違う。もちろん、画家の演出はしっかりたっぷり。今まさに死につつある娘、あるいはついさっき死んでしまったばかりの娘のベッドのそばに立つ、老いた母親、というところだろうか。ほとんどモノトーンのなかに、ベッド脇の明かりだけが淋しく色を差している。シカネデルはチェコでは有名らしく、ポストカードなどもたくさんある看板画家なのだが、チェコはあまり英語で丁寧な解説をしてくれないので、よく分からないのが残念。

 プラハ国立美術館。

シカネデル「万霊節」

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 「死」は、シカネデルの絵の重要なテーマの一つ(だと思う)。彼の絵はこのテーマを中心に、シリーズのように連続している。現実にもまま見かける田舎の、あるいは都会のワンシーンで、死という憂いを描いている。このシーンはどうやら、死んだ娘をその墓前でしのぶ母の姿であるらしい。万霊節というのは墓に花を供えて死者のために祈るという、キリスト教のお盆。

 プラハ国立美術館。

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