象徴派

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象徴主義 Symbolism

 19世紀後半、フランスを中心に起こった、反写実主義を特徴とする美術運動。

 詩界における「象徴主義宣言」を起点とする文芸運動に由来する。背景に、近代的合理主義に反対したユング、フロイトなどの哲学思想がある。
 眼に見えない内的世界や、現実を離れた暗示的な象徴世界を、具象化し再現するのが特徴。

 神話や宗教における神秘的感情、内的な思考、魂、夢、精神や観念、普遍的な理念などを主題とし、それらを現実世界に存在するものの姿を借りて、装飾的、夢幻的に描いた。それにより、人間の存在や運命に関する苦悩、精神の優越性などを表現した。

 内面世界を描く姿勢は、表現主義などに影響を与えた。
 
 代表的な画家は、モロー、ルドン、シャヴァンヌなど。

※ 以上は、美術史の書籍やサイトの解説から、チマルトフが自分用にメモしておいたものを、まとめたものです。
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 エドゥアール・ヴュイヤール(Edouard Vuillard)もフランス、ナビ派の画家。ボナールを親交を持ち、ボナールとともに親密派(アンティミスム)の代表的画家とされる彼の絵は、大胆すぎる構図と地味な色彩で、ときに何が描いてあるのか分からないくらい暗く大雑把。ボナールの横に並べられていると、明らかに見劣りするかと思いきや、なぜかそうでもないのは、画面が作る装飾性のせいなのかな。

 個人蔵。

ボナール「子供と猫」

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 ボナールのような、ちょくちょく観る機会のある画家の絵では、いつしかふと、共通する特徴に気づく。先の「ボナール色」もそうなのだが、もう一つ、ボナールの絵にはよく小動物が登場する。一度気づくとそれからは意識して探すのだが、すると、点描に耳や手足があったり、曖昧な陰影に眼があったりと、案外どの絵にも描かれていたりする。なので、このような絵を観ると、あー、ボナールは小動物を飼ってたのかな、と納得する。マイナーなこの絵は地の利上、何十回も観た思い出深い絵。

 愛知県美術館。

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 アンティミスム(親密派)の代表的画家とされるボナール。「親密な」「内的な」という意味の「アンティーム(intime)」を語源とするアンティミスムは、身近な日常の家庭内生活の情景に取材し、物語性よりもそれらモティーフの造形性を通じて、内面的な感情を喚起させる絵画傾向を指す。そのとおり、愛妻マルトをモデルにしたボナールの裸婦画では、彼女の存在する空間そのものが、陶酔するような美の世界となっている。

 パリ、プティ・パレ美術館。

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 ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)はフランス、ナビ派の画家。私にとっては、今まで一枚も、この絵は観なくてもよかった、という絵のなかった、ハズレなしの画家。ボナールと言えば、不意を衝かれるような、日常を覗き見させられるようなスナップショット的な構図と、香り高くて眠たくなるような豊麗な色彩。特に、私が勝手に「ボナール色」と呼んでいる、灰青がかった淡い赤紫は、彼のどんな絵にも差してある。

 個人蔵。

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 ホイッスラーという画家を前にした人々は、その芸術よりもキャラクターに圧倒されたという。男前で悪魔的な風貌に、小粋な身なり、気取った物腰のダンディな伊達男。声は甲高く、背は低い。才気と機知に走り、人に囲まれるのが好きで、喝采を望む。洗練されているかと思えば、鉄拳を振るう粗野を併せ持ち、批評家らとの悶着にも絶えることがない、云々。それでも憎めないのは、彼が心底陽気だったせいと、彼の絵のせいだろう。

 個人蔵。


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