前立腺癌との闘病日記

父親と癌の闘い、そして看病の記録

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饒舌な父親

仕事が終わるとすぐに病院に向かった。
病室に入ると、ちょうど病室内で用をたした後だったようだ。
ただ、全く尿が出ていないらしい。
管を突っ込んでいるのだが、私が見ても分かるぐらい
ほとんど出ていないようだ。

あまりにも気持ち悪いのか父親が看護師に告げたのだが、
お腹をさわるとかなり固くなっているらしい。
明らかに膀胱がパンパンな状態だったのだ。
すぐに先生を呼び、そして突っ込んでいた管自体が詰まっていたことが判明。
再度太い管を突っ込む処置が取られたのだが、その間私はずっと外で待たされていた。

娘に見られたくない…という恥じらいがあるということは
まだ元気な証拠だ。苦しくてどうしようもなければ
「ちょっと出といて。」
なんて言葉は出ないはずだ。

それから20分後ぐらいに、ようやく噴き出すように尿が出たらしく
私が病室内へ呼び戻された。
これまでぐったりしていた父親が、尿を出し終えた瞬間
さっぱりとした様子でかなりまくりたてて話している。

これには私も驚いた。
実は父親の膀胱からは一度に800mlもの尿が出たらしい。
一般男性で我慢の限界といわれる程度でも500mlだそうだ。
尿が出てすっきりすると人がかわったように元気になった父親。

これで食欲が復活し、物が食べれるようになれば
どこかおいしいお店に食べに連れていってあげたい…そう思う一日である。


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