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2008年2月19日 8:10 青森県八戸市


中居林えんぶり組のヤドに着きました。今日もいい天気です!
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「おはようございまーす!」


ヤドに入ると中居林えんぶり組の皆さんが門付けの準備をしていました。
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ふとテレビを見ると、海と大きな船の映像が映っていました。アナウンサーの声が聞こえました。

「イージス護衛艦『あたご』が漁船と衝突したようです。漁船は真っ二つに割れ、沈没した模様・・・。」


海で大きな事故が起こったようでした。

乗っていた人は逃げられたのかな。無事だといいな…。




外を見ると台車の用意が行われていました。
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私は親方さんに中居林えんぶり組のジャンバーをお借りました。ありがとうございます!

手ぬぐいを巻いて、中居林えんぶり組の格好になりました。






8:40

太夫さんたちが烏帽子の前に集まりました。STさんがお神酒を捧げます。

祈りの時間です。
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烏帽子は神様が宿る場所。

毎日神社と同じように二礼ニ拍手一礼の祈りが捧げられます。
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「今日もよろしくお願いします」


「よろしくおねがいします!」



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空気が引き締まるのを感じます。

たとええんぶり3日目になっても、気をゆるめることはありません。

伝統の重みを感じます。




自分で手ぬぐいを頭に巻く男の子。巻けるかな?
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準備が整った子供達もいました。

ホッカイロを暖める手がかわいいです。
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コップが用意されてお神酒が注がれていました。
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えんぶり期間中は毎朝お神酒をいただきます。
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これも風習の一つのようです。


私もいただきました。ありがとうございます!










9:05


皆が外に集まり始めました。
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門付けに出発です。
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青空でいい天気です。
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太夫さん達が烏帽子をかぶり始めました。

いよいよ門付けが始まります。


チャンチャカチャンチャカチャンチャカ・・・

中居林の青空に響くお囃子の音。
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毎年毎年ここで奏でられ続けるお囃子。

はるか遠い昔もここで同じお囃子が流れていて、それが毎年毎年繰り返されて今に伝えられてきたのです。

そう考えるとすごいなあ。このお囃子はこの土地の人の心なんだろな。


そんなことを感じていました。

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手平鉦(てびらがね)を鳴らす男の子が2人いました。

ふと撮影しようとすると、一緒に写真を撮影していたブリキさんが、

ちょうどいい撮影ポイントにちょこんと座っていました。



…なんとなくイジワルしたくなりました。


私「ブリキさん、じゃまーっ♪」


ブリキさん「えっ?あ?ええっ!?」


ブリキさんをその場から押しのけてみました。


あとで仕返しされるとは思わずに・・・





そして男の子2人を撮影しました。パシャリ♪
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次の家に行きました。


「ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!ワン!」



ワンちゃんがひたすら吠えました。

まあ、ワンちゃんから見たらえんぶりの人々たちは確かに不審者かも・・・(笑)



松の舞や太夫さん達による舞が披露されました。
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ワンちゃんはひたすら吠えていました。

私「よーしよしよし♪」


私はワンちゃんに近寄りました。



私にも吠えるなあ(泣)
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中居林えんぶり組のH明さんが近寄りました。

するとワンちゃんはふと吠えるのをやめました。


H明さん「ここはウチの家なんだよ。」


H明さんのワンちゃんでしたか(汗)



H明さん「ついでに小屋もあるんだ。見るかい?」


私「小屋?」



ふと見ると、囲炉裏のある部屋がありました。
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しかも南部鉄瓶があるところが南部らしいっ!




H明さん「これ、俺が作ったんだ。」


私「えっ!この部屋作ったんですか!」


H明さん「うん。家で皆で飲もうとすると母ちゃんに迷惑かかるから。ここなら自分たちだけで飲めるからな♪」



すごい!こんな部屋を自分で作ってしまうなんて!



Sさんのえんぶり人形といい、ゴン太さんのお兄さんの烏帽子といい、

八戸の人の手作りってすごいです。普通のレベルじゃありません(汗)


びっくりするばかりでした。




門付けは続きます。
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中居林の人々の笑顔に見守られながら、えんぶりの舞いが披露されていきました。
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門付けが終わったあと、太夫さんが一人、後ろを向いたままじっとしていました。
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どうしたのかな?


近寄ってみると、太夫さんが振り返りました。


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なんだ、タバコですかっ(笑)







皆さんが坂をあがって行きました。

どこへ行くのかな。
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ついていくと、明るい色の保育園が見えてきました。
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藤覚保育園に着きました。



これからここでえんぶり披露をするようです。














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2008年2月18日 20:10 青森県八戸市


私とSさんは急いで塩町えんぶり組の場所に行きました。


私は塩町えんぶり組にも見たい舞がありました。






2年前、塩町えんぶり組の舞を見たときに、非常に舞の上手な女の子がいました。
(2006年2月17日撮影)
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その子の『よろこび舞』を見たかったのです。



見られるかな・・・。







塩町えんぶり組のところにたどり着いたとき、

太夫さん達が最後の礼をしていました。
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塩町の舞の披露は全て終わってしまったようです。しまった。。。





私「あ〜残念。」


がっくりと肩を落としました。





しかし、そのときでした。





塩町えんぶり組の人がマイクを持って言いました。






「えー、まだ時間があまっているようですので『よろこび舞』を披露します。」







Sさん「うわーっ!!ラッキー!!」





マジで!



奇跡のような出来事でした。



えんぶりの神様って絶対にいると思いました。




大勢の子供達が前に出てきます。



『よろこび舞』が始まりました。
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私は2年前に見た女の子を探しました。




なかなか見つかりません。
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どこかな・・・。






これだけたくさん子供達がいるとわからないなあ(汗)

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なんとか見つけようとキョロキョロして探します。





何度か左側を向いたその時。




私は一瞬時間が止まるのを感じました。







いた!







いました!!







あの子だ!







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また、この女の子の舞いが見られるなんて。






嬉しくて胸がいっぱいになりました。









相変わらず、かわいらしくて綺麗な舞いでした。



まるで蝶々が舞うように美しく可憐な『よろこび舞』。

花が咲いたかのような笑顔で優雅に舞っていました。

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えんぶりの神様ありがとうございます。

東十日市の『恵比寿舞い』、塩町の女の子の『よろこび舞』を見ることが出来て本当に嬉しいです。




えんぶりの神様に心から感激しました。

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そして塩町えんぶり組も太夫さん達の礼で、かがり火えんぶりを終了しました。
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素晴らしいかがり火えんぶりでした。

見に行って本当によかったです!







Sさん「さて、また三徳に行きますか♪」


私「はい。」


市役所前広場を歩いていると見慣れた人物が。



Nさんです♪
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Nさんはかがり火えんぶりの運営も管理していたのですね。寒い中お疲れ様でした。






しばらく立ち話をした後、Nさんと別れるときにSさんが言いました。



「へば、まんず〜♪(訳:じゃあ、また♪)」




普通に使われているのを初めて聞きました。日常的に使われる言葉のようです。


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そして再び三徳に行きました。


おでんが出てきました。

八戸特有の凍み豆腐のおでん、煮干を昆布でまいたおでんが出てきました。
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本当に珍しいです。

そしておいしい、本当においしいです!


Sさん「他にもね、しうりという貝を入れるんです。」


私「しうり?」


Sさん「他ではムール貝って言われます。」


私「あー!あれですか!」


Sさん「あれはいいダシが出るんですよ♪」


私「へー!」



八戸のおでんはムール貝でダシをとるそうです。すごいですね!



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他にも八戸のことについて教えてもらいました。

Sさん「八戸では、祝いの席の料理の最後は蕎麦が出るんです。」


私「えっ、蕎麦ですか!」


Sさん「ええ。デザートのあとにお蕎麦です。」


私「ひゃーっ(汗)」


Sさん「お蕎麦が出ると『これで終了』の合図なんですよ。」



それはビックリしました。そんな文化が八戸にはあるんですね。




そしてえんぶりの話になりました。


Sさん「昔はえんぶりの芸はもっと色々あったんですよ。」


私「そうなんですか!」


Sさん「ええ、門付けに行った先で、旦那様を喜ばせようと色々な舞を踊ってね。」


私「へええ。」


Sさん「南部手踊りなんていうのもあったんですよ。」


私「手踊り?」


Sさん「ええ、手で踊るんですよ。まあ、田舎の芸能ですけどね。ハハハ。」


私「へええ。見てみたいです。」





まだ見たことが無い『南部手踊り』。


もしも見ることが出来るなら見てみたい。

そう思いました。


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23:00

ホテルに帰りました。

ドアを開けて部屋に入りました。



「うわっ。」



びっくりして思わず一歩下がりました(汗)

そこには大きな烏帽子がドンと置いてあったのです。



ゴン太さんからいただいた烏帽子でした。



そういえば朝、出発するときに、

ホテルの人に「烏帽子の贈り物が届いていますが、お部屋まで運びましょうか。」と

言われて「お願いします。」と言っていたのでした。





ビニールをはがして見てみます。



す、すごい!すごすぎる!!



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裏返してみると恵比寿様。釣り糸が本物のひもです。
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絵が繊細で綺麗です。

・・・これ、お土産用の烏帽子じゃないぞ(汗)

ほ、本物だね・・・。(超滝汗)



烏帽子の中は本物と同じ赤い色。

そして作者の名前が書いてありました。



苗字がゴン太さんと一緒。


ええっ、これはどういうことなんだろう。


ゴン太さんの親類に烏帽子製作師がいるってこと!?





私は思わずゴン太さんにメールしました。


「どうもありがとうございます!烏帽子を受け取りました。
 とても作りが細やかで綺麗ですね。びっくりしました。
 烏帽子の中を見るとお名前が書いてあるのですが・・・」


するとゴン太さんからメールが来ました。


「その烏帽子の作者は私の兄です。趣味で作っています。
 子供えんぶり組等にも寄贈しています。市長室にもあるらしいです。」




子供えんぶり組などで使っているってことはやっぱり本物(汗)

すごい、すごすぎです(汗)


ゴン太さん、ゴン太さんのお兄さん、どうもありがとうございます!

東京の人達にえんぶりを紹介するときに使わせていただきます!



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それにしても趣味って・・・(汗)

こんなすごいものを趣味で作る人がSさん以外にもいたとは。

器用という言葉では言い表せないぐらい器用です。






八戸の人達って本当にすごい(汗)





 









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2008年2月18日 18:55 青森県八戸市


私とSさんはかがり火えんぶりの行われる、市役所前に行きました。


市役所となりの公会堂前に来たとき、Sさんが言いました。



「あ、東十日市えんぶり組です!恵比寿さんがいますよ!」



恵比寿さん
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見ると公会堂から東十日市えんぶり組の方々が出てきていました。


私とSさんは走って恵比寿さんのところへ行きました。



私&Sさん「こんばんはー!見にきましたー!」



恵比寿さん「うわ!あー、こんばんは!」



いきなり来たので恵比寿さんはびっくりしたようです(汗)

Sさんと恵比寿さんがえんぶり人形について立ち話を始めました。

恵比寿さんは、ご自分そっくりの人形にとても喜んでいるようでした。*^^*


恵比寿さんそっくりの人形
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私&Sさん「じゃ、これから見に行きますね。楽しみにしています!」


恵比寿さん「はーい!ありがとうございます!」







市役所前に行くと、かがり火えんぶりを見に来た観客が大勢集まっていました。
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かがり火えんぶり。

これから市役所前の広場で、5組のえんぶり組が、それぞれの場所で

同時にえんぶりを披露するイベントです。観客は見たいえんぶり組の場所に集まります。


私とSさんは東十日市えんぶり組を見に行きました。
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東十日市えんぶり組の場所はものすごい人だかりになっていました。

私とSさんはえんぶりが見られる場所をなんとか見つけました。






19:25


『えー、本日は寒い中、集まっていただいてどうもありがとうございます。これから東十日市の・・・』

東十日市えんぶり組の人が挨拶を始めました。


そして東十日市えんぶり組の太夫さん達が登場してきました。

舞いが始まります。




『摺りはじめ』です。


東十日市えんぶり組の太夫は、烏帽子の色が赤いのが特徴です。
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音頭取りの人達の唄の中、3人の太夫が激しく踊ります。

どうさいえんぶり特有の烏帽子のマエガミが、ばさりばさりと音を立てて勢いよく宙を舞います。

まるで田の神の息吹を表現しているかのようです。

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東十日市えんぶり組では、太夫さん達が舞いを披露している間、

子供達が扇子を広げて並んでいます。その様子も綺麗です。
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『摺りはじめ』が終わると子供たちの『松の舞』です。
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同じ『松の舞』でもえんぶり組によって違います。

東十日市えんぶり組の『松の舞』も、中居林えんぶり組の『松の舞』とは違う踊りがあったり言葉があったり。

あちこちのえんぶり組の『松の舞』を見ると「この組ではこんな動作があるんだ〜!」と

新鮮な気分になります。
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↓東十日市の『松の舞』の映像をアップしました。
映像はここをクリック

※かなり重いので映像が流れるまでに時間がかかります。
※real playerかWindows Media Playerで見ることが出来ます。



次に『渡り田』と呼ばれる伝統芸能です。

『玉すだれ』と呼ぶところもあります。

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玉すだれが色々な形に変形していく芸です。
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見ているととても面白くて、やってみたいという気分になります。

この『渡り田』、最後によころび舞になるところがびっくりです。
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↓『渡り田』の映像の一部をアップしました。
映像はここをクリック

※かなり重いので映像が流れるまでに時間がかかります。
※real playerかWindows Media Playerで見ることが出来ます。




さて、次は太夫さん達だけでなく、子供達も出てきました。

全員出場!?

次の舞はなんだろう。


すると音頭に合わせて、全員、稲を植えるポーズ。

『田植え』の舞でした。


東十日市では太夫さん達だけではなく、子供達も全員田植えの舞を披露するようです。
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しかも東十日市えんぶり組の『田植え』は手だけでなく、

上半身も大きく横に振り倒すという、かなり激しい動きの『田植え』の舞いでした。


大勢で披露する『田植え』の舞い。

人数が多いとダイナミックになって面白いです。

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田植えの唄は中居林えんぶり組の唄とよく似ていました。

特に最後の
「あまり植えると腰が痛くなるからやめよう。おいとまします、田の神」という意味の歌詞の部分が同じでした。

ここは大事な部分のようですね。



↓『田植え』の映像の一部をアップしました。
映像はここをクリック

※重いので映像が流れるまでに時間がかかります。
※real playerかWindows Media Playerで見ることが出来ます。




そして『大黒舞い』
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17日に恵比寿さんに紹介された新米の小さな子3人も踊っていました。

華やかな衣装を着て、一生懸命踊る姿がかわいらしかったです。
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『中の摺り』
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田植えの盛りの時期の舞いだそうです。







そして。



恵比寿さんが出てきました。

待っていました。恵比寿舞い。


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一年ぶりの東十日市えんぶり組の恵比寿舞い。

うれしいなあ、見たかったんだあ。

この恵比寿さんの舞は本当に面白い上に、舞いがとても綺麗なのです。



今年も期待通り、見ている観客の人達の心を躍らせる恵比寿舞いでした。

躍動的で愉快な舞ですが、動きが非常に細やかで美しく、芸術的です。

ひょうきんに踊っているように見えますが、よく見るとすごく繊細な舞をしているのがわかります。
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そしてなによりも踊っている恵比寿さんが本当に楽しそうで、

その気持ちが観客の私たちにまで伝わり、とても楽しい気分にさせてくれます。

気がつくと観客全員が笑顔になっていました。


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恵比寿舞いで鯛が釣れるシーン
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↓恵比寿舞いの映像の一部をアップしました。
映像はここをクリック

※かなり重いので映像が流れるまでに時間がかかります。
※real playerかWindows Media Playerで見ることが出来ます。



とても楽しかったです。見ることが出来てとても嬉しかったです。

東十日市えんぶり組の皆さんありがとうございました。





さて、私はもう一つ見たいところがありました。


私「塩町えんぶり組をちょっと見に行ってみませんか?」


Sさん「よし、塩町に行きましょう!」









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2008年2月18日 17:20 青森県八戸市


私とSさんは『リカーショップ夢ギャラリー』を出ました。
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私「すみません。ちょっとお願いがあるのですが。」


Sさん「はい。」


私「ラピアの写真屋さんに行ってもいいですか。

  田植えの人形の写真を現像して、中居林の皆さんに見せたいんです。」


Sさん「わかりました。いいですよ。」


私「ちなみにラピアの写真屋さんはブログがあるんですよ♪」



ラピアの写真屋さんのブログはここをクリック


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ラピアに着きました。

ラピアという名前は良く聞きましたが、入ったのは初めてでした。

色々なお店が入っている、大きなショッピングモールでした。

こういう場所、大好きです。


私とSさんは2階に上がりました。

Sさん「あそこですよ。」


そこには『八戸えんぶり』と書いたポスターを貼った写真屋さんがありました。

カメラに関する商品がたくさん置かれていました。

なんでも揃いそうな勢いです。私のように写真を撮りまくる人間にはなんとも嬉しい場所です。
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カウンターに髪の長い綺麗なお姉さんがいました。


私「すみません、デジカメで撮った写真を現像したいんですけど。」

お姉さん「はい、ではそちらの受付機を使って現像する写真を指定してください。」



この機械、あちこちの写真屋さんで見られるようになりました。

デジカメのメモリカードを差込口に入れると、

「この写真だけ現像して」と指定できるというシロモノです。

お姉さんが使い方を説明してくれました。

私は『田植え』の人形の写真を指定しました。


Sさん「この写真は現像にどれくらいかかりますか?」

お姉さん「2枚でしたら5分くらいで。」

Sさん「えーっ、そんなに早いんですか!」


便利な時代になりましたねー(汗)


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そしてお姉さんとSさんはまるで友達のように話し始めました。

これも東北ならではの風景。いいですね。

東北に着たばかりの頃、店員さんとお客さんとか、見知らぬ人とでも仲良く話が始まることに私は驚きました。


東京では、見知らぬ人に対しては警戒心をもって生活していますし、

店員さんとかは忙しくて話している余裕も無いし。

店員さんがお客さんと仲良く話そうものなら「さぼっている」と見られるし。


こういう人の心の豊かな土地で育ちたかったなあと思います。

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私もその輪の中に入りました。

私「こちらの店長さんのブログを見て来たんですよー。」

お姉さん「あ、そうなんですね。今、ちょっと離れているんですが、呼び出しますよ。」

私「すみません(汗)」


しばらくすると店長さんが来ました。


「こんにちは。S野です。」


すらりとしていて、メガネをかけているお兄さんでした。

店長さんなだけあって、しっかりしている感じが伝わってきます。



私「こんにちは。『ともえの館』のともえです。」


S野さん「ああ、どうもこんにちは。まさか来られるとは。びっくりです。」


私「すみません、いきなり来てしまって(汗)」



しばらくお話しました。

落ち着いた感じでのほほんと話す店長さんでした。




S野さんは「私はブログは初心者なんですよー。」と話していました。


初心者なわりには結構見事なブログですね(汗)





S野さん「まさかブログでこんな出会いがあるとは。」


私「ネットって面白いですねー(笑)」




そんな話をしていると『田植え』の人形の写真が出来上がりました。

いい写真です♪これは中居林の皆さんが喜びそうです。
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私達は写真工房さんを出発することにしました。


写真工房の店長さん、お姉さんありがとうございました。

ちなみにお姉さんは店長さんの奥様でした^^

夫婦でお店を経営されているっていいですね♪






私とSさんは少しラピアの中を歩きました。

靴屋さんに入りました。




Sさん「ともえさん。これですよ、雪用の靴というのは。」





見るとかわいいブーツの下に、スパイクのような物がついていました。

手で動かすとパチンと音がして爪を立てたりすることが出来ました。


すごい。初めて見ました。

登山用のごつい靴にそんなスパイクがついているのを見たことがありますが、

普通に使う靴についているのは初めて見ました。

さすが北国。売っているものが違います。








18:00

私達はラピアを出発しました。




車の中で、以前テレビの県民性番組で聞いたことを思い出したのでSさんに聞いてみました。


私「Sさん、八戸の人は車にお風呂道具をいつも入れているって本当ですか?」


Sさん「ええ、結構よく入れていますよ。皆入れていますね。」


どうやら車にお風呂道具を常備するのは八戸では常識のようです(汗)





Sさんのお家に着きました。
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Sさんの息子さんお2人に会うことが出来ました。

仲良く2人でお笑い番組を見ていました^^




私「ええと、かがり火えんぶりは19時からですね。」


Sさん「そうしたら、時間があるし、まず三徳に行きましょう。

    何か食べて、それからかがり火えんぶりを見に行きましょう。


私「はい♪」





Sさんのお母さんの運転で、八戸市役所近くの三徳に連れて行ってもらいました。

どうもありがとうございます*^^*

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三徳に入ると、三徳のお母さんが笑顔で迎えてくれました。

久しぶりの三徳のお母さん。会えてとても嬉しいです。
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三徳でおでんをいただきました。
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八戸のおでん特有のつぶ貝です。
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これは本当に珍しいです。




Sさんにつぶ貝を上手に取る方法を教えてもらいました。

するとくるりんと綺麗につぶ貝が出てきました。


おー、ワンダフル渦巻き。
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つぶ貝、いい弾力があり、味がしみていてとてもおいしかったです。

黄色いたまごがついているのもありました。

ホクホクしてとてもおいしかったです♪


さらに八戸の郷土料理『あかはたもち』をいただきました。
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赤くないんですね。

海草をとかして固めたものだそうです。

これまた珍しいものです。

食べてみました。

酢味噌で味をきゅっとしめていて、

とてもおいしかったです。八戸の海の味ですね。





ふと見るとテレビで天気予報が流れていました。

そうそう。

青森では普通の県のように「西部・東部」とか「北部・南部」じゃないんですよ。

『津軽・下北・三八上北』なのです。
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三八上北は「さんぱちかみきた」といいます。

まるで四字熟語のようで、耳に残る単語ですね。


八戸でテレビを見て、「三八上北」という言葉を耳にするたび

「ああ、八戸に着たんだなあ。」としみじみしてしまいます。



それにしても寒い夜です。

日本酒を飲んで暖まりました。


この小さなやかんがなんとも風情があっていいですね。
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Sさん「さて、そろそろかがり火えんぶりの時間ですね。行きましょう。」


私「はい!」
















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2008年2月18日 15:00 青森県八戸市


私はSさんと会うために八鶴に行きました。


八鶴の『大正ロマン』です。綺麗ですね。
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八鶴冬まつりの看板がありました。
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どんなことをやっているのかなと看板を読んでいたら、おじいさんが来ました。

おじいさん「今日はえんぶりが見られるかねえ」


私「んー。看板を見ると、14:30の細越えんぶり組が今日の最後だったみたいだから次は明日ですねー。」


おじいさん「そうかあ。まあでもそこらあたりにたくさんいるか。

      えんぶりは面白いんだよぉ。17日の朝になると長者山にいっぱいいるんだ。

      それがぞろぞろと降りてきてここらじゅうで踊るんだよ。

      昼を過ぎると八戸のあちこちで踊ってねえ・・・。」



おじいさんが嬉しそうに話す姿が印象的でした。

その後おじいさんは八戸市街の中にニコニコと帰っていきました。







Sさんが車に乗って迎えに来てくれました。


Sさん「お待たせしましたー。」

私「いえいえ。どうもありがとうございます!」




私とSさんは、ラピアのそばにある『リカーショップ夢ギャラリー』へと向かいました。

Sさんのえんぶり人形がそこに展示されているのです。


Sさんのえんぶり人形は、その細やかさ、芸術性から話題を呼び、

新聞やテレビ、雑誌などあちこちで注目されています。



Sさん「今年は頑張って新作を5つ作りました♪」


私「おおー♪楽しみです♪」





『リカーショップ夢ギャラリー』に着きました。



ガラリ。



ドアを開けると、そこにはSさんのえんぶり人形が訪れる人を待っていました。
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一年ぶりの光景。なんとも懐かしいです。

皆久しぶり〜♪と声をかけたくなります。


(一年前のえんぶり人形展の記事はここをクリック








去年、私のシリーズでご紹介した、中居林えんぶり組『鶴鴨』です。
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中居林えんぶり組の藤九郎が『摺りはじめ』のときにまれに見せる特別な舞です。


去年はこの舞を追いかけて、最後のチャンスで見ることが出来て、深い感動を覚えました。

(そのときの話はここをクリック




そして、糠塚えんぶり組の『帰り道』
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舞いが終わったあとのホッとした顔が印象的な人形です。

糠塚えんぶり組さんの衣装まで全く同じにそろえています。


ちなみに私が勝手に付けた別名は『背中で語る男』です(笑)
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さて、新作です。


Sさん「中居林えんぶり組の田植えです♪」



『田植え』というと本物はこれです↓
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では人形です。







じゃーん。
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斜め前から撮った写真
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すごい。


『太夫さん達が魔法にかけられて人形にされちゃったよー!』なんておとぎ話が書けそうです(汗)


5人になった分、リアル感が思いっきり出ました。


5人の動きがそろう美しさがそのまま表現されています。

しかも皆同じではなく手首の高さや腕の角度を少しずつ違えていて、現実感があります。

思わず「うわー・・・。」という声がでてしまいます。




Sさん「最初いつものサイズで太夫を作ったんですけどね、足場にする木に乗らなくなってしまって。

   だから少し小さいサイズで太夫を5人作り直したんですよ。」


言われてみれば、いつもの人形よりは小さいサイズになっていました。

しかもそのサイズの人形を5人そろえるって、すごいですね(汗)


本気で驚きました。









その隣に置いてあったのが恵比寿舞いの人形。

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どうみても東十日市の恵比寿さんです。

本物
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Sさん、今回は顔までそっくりに作りましたね?(笑)



Sさん「この展示会の案内状を大勢の人に送ったんですけどね、東十日市さんには

    この恵比寿舞いの人形の写真のハガキを送ったんですよ。

    そうしたら、東十日市の恵比寿舞いの人が来たんですよ!」


私「えっ、来たんですか!!」


Sさん「で、人形を見て一言。」


私「はい。」



『もしかして自分かなあ。』







他に誰がいるんですかぃ? (爆笑)









『よろこび舞い』
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よろこび舞の綺麗なポーズがすごく丁寧に出来ていて、今にも動き出しそうです。



同じポーズの写真(この写真は松の舞いだったかも・・・)
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塩町えんぶり組の『摺り込み』
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重心を低く保ったまま力強く進んでくる様子が伝わってきます。




これらの人形はSさんの全て手作りです。

人形の頭・体、衣装、烏帽子、すべてSさんの手で作られています。
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えんぶりは組によって烏帽子の柄も衣装もジャンギなどの道具も皆違います。


しかしSさんはそれをしっかりと調べて、極めて忠実に作り上げています。

たとえば売市えんぶり組の人形なら売市の、尻内えんぶり組なら尻内の、

衣装・烏帽子・ジャンギなどを本当にそっくりに作り上げています。

えんぶりに対する強い愛情が無いととてもできないことです。


『売市えんぶり組 藤九郎』
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ちなみにこれはSさんの職業ではありません。

あくまでも趣味です。すごいですね。


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Sさんの人形は高い芸術的価値を感じますが、

さらに文化的価値も相当あると思われます。


これからもぜひ頑張ってえんぶり人形を作っていただきたいと思います。
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17:20


私達は『リカーショップ夢ギャラリー』を出ました。
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私「すみません。ちょっとお願いがあるのですが。」


Sさん「はい。」


私「ラピアの写真屋さんに行ってもいいですか。

  『田植え』の人形の写真を現像して、中居林の皆さんに見せたいんです。」


Sさん「わかりました。いいですよ。」














Sさんのえんぶり人形のホームページはここをクリック



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