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2008年2月18日 12:40 青森県八戸市


お昼の場所に着きました。

・・・ここはどこ?

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あ、十一日町のパシフィックホテル!中心街の近くだとわかりました。
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ここのお店で、お昼ご飯をいただくそうです。
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聞くと、中居林えんぶり組の方の親戚の方の家なのだとか。




入口前に旗をくくりつけています。建物の中に入るときは必ず旗を入口に置きます。

こうしておくと誰からも「ここに中居林えんぶり組がいるんだ」とわかりますね。
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おじゃましまーす。
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中に入ると・・・。



家です。

人の家ですよ(汗)





Sさんの家にあがるときもそうなのですが、

八戸の人の家に上がるときって、ドキドキします。



なんというか・・・観光客は普通上がれないところですし、

八戸の人達とぐっと距離が近くなる感じがします。



「あれ?私は八戸の住民だっけ?」という不思議な感覚を毎回覚えます。^^;








パン!パン!




突然後ろで拍手の音が聞こえました。


ふと見ると烏帽子の前で祈る人達。

場所がどこであろうと烏帽子を綺麗に並べて祈ることは忘れません。

(祈りが終わって談笑する人達)
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中に入ると料理が並んでいました。
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T雄さん「ともえさんも座って食べましょう。」


私「ありがとうございます。ところでこの料理はどうしたのですか?婦人部の人達が?」


T雄さん「そう。婦人部の人達が作って、運んで来てくれるんですよ。」



婦人部の方々の協力はすごいです。

これだけの人数の料理を作って運ぶって・・・(汗)


えんぶりの裏舞台には婦人部の方々の大変な努力があるのですね。




T雄さん「あ、この焼き鳥とかはこの家の方にいただいたんですけどね。」


食事場所を提供してくださる方の好意もあるのですね。嬉しいですね^^




おにぎりにわかめのお味噌汁、そして焼き鳥、おいしかったです。

どうもありがとうございます。



ふと見ると、見慣れない昆布の料理がありました。

※名前を聞くのを忘れました。もし知っている方がいたら教えてください^^;
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これがすごくおいしい!

おいしい味がぎゅっとしみていて、たまりません。

どんぶりに入っていたら一気にいけそうな感じです。



さすが海が近い八戸。

海産物が最高においしいです。


海産物が大好きな私にはたまりません*^^*








そうそう。こちらの家にはかわいいペットがいました。
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私はこの珍しい動物を見て、なんていう動物だろうと悩みました。


プレーリードッグとも違う、ミーアキャットのわけないし・・・。


色々な横文字の名前が頭を飛び交います。




するとT雄さんが言いました。





「それはイタチだよ。」







Σ( ̄∇ ̄|||



そんな身近な動物だったんですね(汗)






暗闇で見たことはありましたが、

こんなに明るいところでイタチをみたのは初めてでした。


とても人懐っこい子で、私が近づくと必死で手を伸ばしていました。

ものすごくかわいかったです。*^^*




ちなみにイタチってネコの仲間なんだそうです。知ってました?









13:50

出発の時間です。

皆、着替えて準備をしはじめました。
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外に出ると男の子がポーズをとってくれました♪
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中居林えんぶり組の皆さんは、お昼の場所を提供していただいたお礼に摺りを披露します。

摺りはじめ
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松の舞い
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えんこえんこ
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田植え
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大黒舞い
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その他色々な舞いが披露されました。


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チャンチャカチャンチャカチャンチャカ・・・



私たちの後ろで、別のお囃子が聞こえました。

振り向くと別のえんぶり組が門付けをしています。
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どこかなー。


旗を見てみよう。




十一日町えんぶり組さん!!




見つけたー!!


近寄ってみようと思いましたが・・・。

私は中居林えんぶり組のジャンバーを着ていました。

この格好で行ったら何事かと思われるよね(汗)





というわけでごめんなさい。遠くから眺めるだけにします。

女の子が太鼓を叩いていました。かわいい♪
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十一日町は3人太夫のどうさいえんぶりのようです。
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よく見ると、太夫さん達のジャンギがしましま!面白いです。
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さて、中居林えんぶり組は、ある家で門付けをしていました。
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あー!去年と全く同じ光景が・・・! (そのときのことはここをクリック

一年前と同じ光景が見られるって不思議です。


中居林えんぶり組はその家の前で色々な舞を披露していました。






さて、私のそばでHDさんがウイスキーを懐から出しました。
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HDさん「飲む?」


ありがとうございます!


私はウイスキー大好きなのです。


ストレートでいただきます♪





おいしーい♪体が温まります♪





私の隣にいたお兄さんにもウイスキーのビンが手渡されました。
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HDさん「どうぞ。」


お兄さん「これ、このまま飲むんですか?」


HDさん「そう。」




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グブッ








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お兄さん「いや、これきついっすよ。」



私「慣れるとおいしくなるんだよ。」




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あ、ひいてる。





・・・しまった、オヤジ発言をしてしまった。 ○| ̄|_










さて、門付けをしている民家も中居林えんぶり組の人の親戚のお家なのだそうです。

去年と同じようにおでんを出してもらえました。ありがとうございます!おいしそう♪♪
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皆さん、とても嬉しそうです。
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子供達もおいしそうに食べています。
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私はちくわをいただきました♪

おいしいです!じっくり煮込まれていて、しっかり味がしみていて、心も体も温まります♪




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とても楽しいおでんタイムを過ごすことが出来ました。

体が温まりました。

どうもありがとうございました。








15:00
中居林えんぶり組のみなさんが出発しました。


皆さんは夜まで中心街の門付けが続きます。






私は、今日だけ15時から中居林えんぶり組の皆さんと行動を別にし、

Sさんの人形を見に、そしてかがり火えんぶりに行くことにしました。



私は携帯でSさんに連絡をしました。



私「もしもしSさん、今、中心街のそばにいるんですが。」


Sさん「そうですか。では八鶴付近まで車を持っていきますよ。待っていてください。」


私「了解しました。ありがとうございます!」





私は八鶴に向かいました。








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2008年2月18日 11:30 青森県八戸市 南類家[みなみるいけ]の街




類家南保育園さんでの門付けが終わったあと、南類家の街での門付けが再び始まりました。
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カシャカシャカシャ・・・



ふと見るとHさんが手平鉦をコンクリートにこすり付けていました。
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私「Hさん、それは何をしているんですか?」


Hさん「手平鉦がゆがんできてしまってね、いい音が出ないんだよ。だからこすって整えるんだよ。」

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手平鉦の音が悪くなるということがあるのですね。初めて知りました。


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門付けで舞を披露しながら南類家の街を歩きます。
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それにしても『類家』という地名は日本の地名としてはめずらしい言葉です。

語源はアイヌ語とか、ヘブライ語でもおかしくないなあと思うのは私だけでしょうか。







さて、コープに来ました。
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青森県のコープは「コープあおもり」と書いています。

自分は青森県にいるんだあ・・・。いきなり実感してしまいました。

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旗持ちをしていたK彦さんに話しかけてみました。
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私「えんぶり組の門付けって、組によってなわばりみたいなものがあるんですか?」



K彦さん「いや、そんなのはないんですけど、組によって応援してくれる地域があるんですよ。

     このあたりは昔は中居林だったので、中居林えんぶり組を応援してくれるんです。

     だから門付けに優先的に歩くわけなのです。」



私「へええ。そうなんですか。昔は中居林だったのですね。」


K彦さん「そうなんですよ。」






それにしても気温が低くて寒いです。

K彦さんが寒くて震えていました。




私「大丈夫ですか?」


旗持の人「いや。。寒いです。今そこのテントで子供達のためにおしるこを作ってくれているんだそうです。

      ・・・できたら大人にもおしるこがほしいなあ。」








門付けが終わりました。

すると皆さんがテントに向かいました。
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テントの中ではお母さん達が「おしるこどうぞー♪」と言ってくれました。

大人もいただいても良いようです。これは嬉しい!


K彦さんがおしるこをもらいに行きたいのですが、旗があるのでいけません。困ってます。
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Tさんが代わりに旗を持ってあげました。


K彦さんもおしるこをもらいにいくことができました。歩いていく背中が幸せそうです。
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子供達も大喜び。

私「TJ君、おいしい?」


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T雄さんもおしるこを食べていました。

T雄さん「おいしいなあ♪」

ものすごく嬉しそうです!!
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T雄さん「ともえさんもおしるこもらいに行ってください。」



私「あ、はい。ありがとうございます!」





コープあおもりのお姉さんにおしるこをいただきました。

どうもありがとうございます!とても嬉しいです!


いただきまーす♪


おいしーい♪


もちもちしたお餅と、うれしい甘さのあんことでとてもおいしかったです♪



お店がお祭りの人のために、おしるこを振舞ってくれるなんて。

八戸にいると、本当に人の暖かさとか、優しさとかを感じます。






あ、そうだ。おしるこの写真撮っておこう。


私がおしるこを手に持って撮影しようとしていると、HDさんが来て、おしるこを持ってくれました。

パシャリ。
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私「ありがとうございます!」


HDさん「これでお餅が丸くてちょんとへこんでいたら、『へちょこだんご』になるんだ。」


私「へちょこだんご。へちょこって何でしたっけ。。。あ、おへそだ。」



八戸には「へちょこだんご」というものが存在するようです。






旗持のK彦さんがいました。


私「よかったですね。おしるこが食べられて♪」



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感涙だそうです。







次に来たのはカー用品店。
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それにしてもカー用品店やドラッグストア、銀行、病院、レストランなど、

日常あるお店の前で、華やかな舞いが繰り広げられるシュールな光景。


見たことがない景色で、夢でも見ているかのような錯覚に陥ります。
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12:25

朝、車で降りた場所に集まりました。


男性陣が集まって軽トラに台車を積みました。
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これからお昼ご飯を食べに行くそうです。皆で車に載って出発しました。
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2008年2月18日 6:00 青森県八戸市


目が覚めました。


・・・ねむい。


睡眠時間は4時間です。


なんとか起き上がって携帯を見ました。


メールが届いていました。

開いてみると昨日の朝8時に来たゴン太さんからメールでした。

『いまどのへんにいますか。TELもらえますでしょうか。』


ゴン太さん、すみません。

撮影に必死で携帯を全く見ていませんでした。 ○| ̄|_




今日は朝8時集合です。

身支度をして、タクシーに乗り、中居林えんぶり組のヤドに向かいました。
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8:00

ヤドに着きました。

キンとした冷たい空気。綺麗な青空。

太陽がまぶしく輝いていました。今日はいい天気です。
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私はヤドのドアをガラリと開けました。

「おはようございまーす!」

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まだ屯所には6,7人の人があつまっているだけでした。

そうか。ここは八戸時間というものがあるんだったあ。
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8:15

急に人が増えてきました。屯所が一気にザワザワと賑やかになります。

皆さんが着替え始めました。
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男の子が婦人部の方に衣装を着せてもらっています。

カメラを向けるとピースしてくれました*^^*
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こちらではお化粧をしてもらう女の子。

赤いほっぺがかわいいです。
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8:25

だいぶ皆さんの支度が整ってきました。皆さん、着替えは結構すばやいです。
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ふと外を見ると、男の人達が台車の準備をしていました。
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こういう準備もえんぶりのうちの一つなんですね。






8:45

すがすがしい朝の光が、屯所の中でキラキラと輝いていました。


皆さんが集まり始めました。


烏帽子に祈りを捧げる時間です。
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神社で行う祈りと同じようにニ礼ニ拍手、そして祈りの後、一礼です。



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拍手
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そして祈り
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光あふれる空間、清らかな時間。

祈りの光景がとても美しいです。





「本日もよろしくお願いします」


「よろしくお願いします!」


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今日はえんぶり2日目。


出発です!




太夫さんが烏帽子を持ち始めました。
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台車が軽トラの荷台に詰まれていました。
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門付けの場所まで軽トラで台車を運ぶようです。




駐車してあった車につららが。さすが北国!
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去年、親方さんをされていたT雄さんがいました。

とても親切で、愛情深い方です。

えんぶりに対して、ものすごい情熱を抱えていることを感じます。
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皆さんが車に乗り込みました。門付けの場所まで行きます。
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門付けの場所に着きました。

南類家[みなみるいけ]というところだそうです。
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ふと見ると大きな青空。
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広い広い青空を久しぶりに見ました。

東京では高い建物ばかりで、空はほんの少ししか見えません。

空気が綺麗なせいでしょうか。空の青も深くて綺麗です。


そういえば青空を見上げるようになったのは、東北に来てからだなあ。


そんなことを考えていました。




太夫さん達が烏帽子をかぶって準備しています。
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台車も軽トラの荷台から下ろされました。

その横で旗が組み立てられていきました。
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お囃子が始まりました。
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そして大きな家の前で摺りが始まりました。
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この日は冷たい風が強く吹いていました。

ゴゴゴウ、ゴゴゴウという音が聞こえます。



烏帽子は風の抵抗を受けます。

舞をしている太夫さん達は大変です。





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次の場所に向かいました。
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るいけ温泉という銭湯です。
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八戸にはたくさんの銭湯があります。しかも全部温泉。うらやましいです。

しかも八戸の銭湯は朝の5時から開いているとか。早いですね。

東京では開店は朝の9時か10時とかです。




それにしても風が強い。

しかもすごく冷たい風です。

手がかじかんで指が動かなくなり、思うようにカメラのシャッターが押せなくなりました。


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太夫さん達も寒さに我慢しながら舞を披露します。
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松の舞いも披露されたのですが、風で扇子が何度もひっくり返ってしまいました。

強風の中でのえんぶりは本当に大変です。








足元も凍っています。日が昇ってもなかなか溶けないようです。
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さて、この日は10時に類家南保育園さんで摺りの予定でした。

皆で保育園に向かいます。
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類家南保育園さん
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保育園に入ると、保育園の子供たちがガラス越しにこちらを見て手を振っていました。

とてもかわいいです。


中に入ろうとしました・・・が。
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中居林の人「10時30分からだそうです。」



ありゃ。



時間を間違ってしまったようです。


私達は保育園を出て、再び門付けに行きました。
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南類家の病院やお店などを門付けして回りました。
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八戸信用金庫さんでの門付け
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ふと見ると、Hさんが大きな飴の袋を抱えていました。
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私「Hさん、その飴はなんですか?」


Hさん「保育園で恵比寿舞いでまくんだよ。でも保育園の子供達には見えないようにしておかないとね。」





ハッピードラッグさんでの門付け
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さて、ここでちょっと休憩のようです。
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門付けでは藤九郎をT文さんが行っていました。
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T文さんに聞かれました。


T文さん「えんぶり期間中お休み取れるってどんな仕事をしているんですか?」


ああ、そうか。不思議に思いますよね。


私「派遣です。主にPCの仕事で。この前まで、仕事を最長2月15日までという契約で

  仕事していました。だから今は仕事が終わってフリーなんですよ。」


T文さん「ああ、なるほどー。」



えんぶり組には色々な職業の人がいます。

会社員の人、庭師の人、運転手の人、社長さん、市議会議員の人、博物館の人など。

えんぶり組とはいろいろな世界の人との交流が出来る場でもあるのですね。



寒風の中でのちょっとした休憩でした。
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10:25

私達は再度、類家南保育園さんに行きました。
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さっきは教室にいた子供達がホールにいました。

ふと見ると自分たちで作った烏帽子をかぶっていました。かわいい!
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八戸では、保育園や幼稚園でえんぶり烏帽子を必ず作るのだそうです。





ここで身支度です。
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保育園の方々が暖かなお茶をだしてくれました。

冷えた体が暖まりました。どうもありがとうございます!



太夫さん達がホールに入っていきます。
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子供達の嬉しそうな歓声がホールからあがります。




しかしその中からこんな声が聞こえました。




「こわいーーーー!!」





え! Σ( ̄∇ ̄|||



何人かの園児の子が泣きながら、保育士さんに連れられて外に出てきました。


そ、そうか。

えんぶりの姿は小さい子には怖いんだ(汗)


ちなみにこのことに関するごまさんの一言。





「なまはげじゃないのに。」





この言葉が私の頭でエンドレスで流れ、笑い倒れそうになりました。





保育園の子達が見守る中で、えんぶりの摺りが披露されました。

ホールの奥には7段飾りの雛人形。素敵ですね。
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色々な摺りや舞いが披露されました。

ここの子供達はリアクションがすごく良かったです。


金輪切りで「おおー!」「すごーい!」と口々に叫んでいたり。

大量の飴が恵比寿舞いでまかれると、子供たちがすごい笑顔で飴を拾い集めていたり。


とてもかわいかったです。






そして類家南保育園でのえんぶり摺りが終わりました。
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保育園を出るとき、再び温かいお茶をいただきました。どうもありがとうございます!



そして中居林の皆さんは、南類家の街に門付けに行くのでした。







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2008年2月17日 20:00 青森県八戸市 中居林の屯所



お食事の時間になりました。

屯所の中は一気に賑やかなムードに変わりました。
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婦人部のお母さんたちが作ってくれた料理が出てきます。

皆で運ぼうと、たくさんの人達が屯所の中を動き回りました。
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おにぎりにお刺身、漬物に豚汁、おでんなどが並びました。おいしそうです♪
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そして皆さんが3つの輪を作って座り、コップとお箸を取りました。

私もその輪の中に入れていただきました。

ありがとうございます。



おにぎりがおいしそうです。特に味噌おにぎりは私の大好物です。*^^*



興味がひかれることがありました。


おにぎりが丸い。

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三社大祭のとき、鍛冶町でもおにぎりは丸い形をしていました。

どうやら八戸ではおにぎりは丸く握られるのが普通のようです。



私は母から三角形のおにぎりを教わり、ずっと三角で握ってきたので、

この丸いおにぎりを見るたびに「丸いんだあ」としみじみしてしまいます。



そういえば、どうやって丸く握るんだろう。

婦人部の人達に教わってくれば良かったです。







ふと見ると見慣れない揚げ物が。
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私「これはなんですか。」


婦人部のお母さん「ニンニクの天ぷら〜♪」


に、にんにくの天ぷら!!

にんにくって天ぷらになるんだ(汗)

すごくビックリしました。

さすがニンニクの産地、青森県!


あまりのおいしさに、隣にいたブリキさんが一気に5串食べました(笑)





お食事とお酒で屯所の中は楽しい話し声と笑い声であふれていました。

和やかで暖かくてなんとも幸せな時間です。





Tさんが日本酒とコップを持ってこちらの輪に来ました。


Tさん「お神酒です。」


すると目の前にいた人がコップを受け取り、注がれたお酒を飲みました。
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Tさんがお神酒を全員に配っていました。

Tさんがコップにお神酒を注いで、皆でそのコップを回して飲んでいきます。
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夜の食事には皆でお神酒を飲むのが風習のようです。




ふと見ると、M上さんと息子さんのTJ君がいました。
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ほのぼのとした親子のひと時。

東京から800キロ離れていても、こんなに文化が違っても

親子の暖かな風景は同じなんだなあと思いました。








お酒を飲んでいる輪の中に藤十郎がいました。
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私は藤十郎に話しかけました。



私「今日のデビュー戦、お疲れ様♪どうでした?」


藤十郎「いやーいっぱい間違えましたよ。

    特に門付けで、畔留めじゃないのに最後に一人で思いっきり回転して・・・。

    その瞬間どうやってごまかそうか必死になって頭の中がグルグルグルグルグルグルグルグルー!」


私「あははははははははは!!」




笑い転げる私に、藤十郎が言いました。



「あれだけ大きな失敗をすれば、この先怖くなくなりますね。うん。」





えっ。







藤十郎の言葉で、不意に我に返りました。



私は人前で踊りをするときに、いつも失敗を恐れていたからです。


間違えてはいけない、と心の中で連呼しながら。




− 大きな失敗をすれば怖くなくなる −





そうなのかな。


もしかしたら


踊りで失敗を恐れていてはいけないのかもしれない。




不意に心にしみこんだ言葉でした。








STさんが言いました。

「反省会だ!」


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は、反省会!?


するとSTさんが今日撮影したビデオを持ち出して、テレビに映して上映会を始めました。


今日の奉納摺りの様子や、一斉摺りの様子が流れました。


今日一日の楽しかった思い出がテレビに流れます。





すると一人が叫びました。



「貴重映像だ!」




え?なに?


「巻き戻して!」



ビデオを巻き戻しました。


もう一度一斉摺りの様子が流れます。


なんとなく見ていると・・・。


舞いのベテランTさんが間違えていました!


(その直後の写真)
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その映像の瞬間、映像を見ていた全員が叫びました。


「あーーーーーーー!!!」






するとTさんがしれっと言いました。



「あー、あれね。新しい踊りなんだよ。皆に教えるの忘れちゃってさ。」





んなわけあるかー!Σ( ̄∇ ̄|||




思わずツッコミたくなる気持ちを抑えつつ、Tさんの顔を見ると。




笑顔でした。





− 踊りで失敗を恐れていてはいけないのかもしれない。恐れる必要がないのかもしれない −






何かから目が覚めるような、そんな感覚を覚えました。








その後、ごまさんの旦那さんが撮影して来てくれた、ビデオをみました。
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そこには尻内えんぶり組や八太郎えんぶり組の摺りの映像が映されていました。


尻内えんぶり組の摺りを見て、驚きました。

とてもゆったりとしたながえんぶりでした。


よくパンフレットに『ながえんぶりはゆったりとした動作』と書かれていますが、

中居林えんぶり組の舞を見て、「そうかなあ?」とずっと思い続けていました。


尻内えんぶり組の摺りを見て、思いました。


ああ、これがパンフレットで書かれていた『ゆったりとした動作』なんだ。


中居林えんぶり組と同じながえんぶり。

中居林えんぶり組がそうであるように、尻内えんぶり組にも

ながえんぶり独特の厳かさ、神秘性、芸術性がありました。


他にも扇子を頭の上に乗せて回る松の舞や変わった恵比寿舞などを見て、

こういうのもあるのだと、とても勉強になりました。





とても楽しい夜でした。











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2008年2月17日 17:50 青森県八戸市 中心街


夜も門付けは続いています。
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八戸の中心街では色々なえんぶり組の人達が門付けをしていました。

賑やかなお囃子の音があちらこちらで聞こえます。



あたりはすっかり暗くなり、居酒屋などのお店をまわることも多くなってきました。
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居酒屋のお客さんが子供たちの舞いを見て思わず笑顔になります。




特に、みろく横丁は県外からの観光客も多い場所。

ここでえんぶりを見た旅行客の人やビジネスマンは忘れられない思い出になることでしょう。
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16日に飲みに行った庄やにも門付けに行きました。
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中居林の人「よし、これを持って振ってみよう。」

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音頭取りの人達が持っている棒です。
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【追記】
中居林えんぶり組では「ざい」と呼ばれるそうです。
組によって「じゃはい」「オンドザイ」「タロウジ棒」「サイセン棒」と
いろいろな呼び方があるそうです。



音頭取りの人たちと一緒に振ってみました。

それにしてもなぜこの棒を振るんだろう。


すると中居林の人が教えてくれました。



「これはね、今みたいに踊り手と太鼓が離れているとき、踊りと太鼓がずれないように
 
 リズムを振って合図するものなんですよ。太鼓の人はこの棒を見ながら叩いているんです。」



この時、踊り手はお店の中に入っていて、太鼓が外にいて、かなり離れていました。

お店の入口のところで音頭取りの人達が棒を振っていて、

太鼓の人がその人達の棒を見ながら叩いていました。

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なるほど。


この棒は踊りとお囃子の遠隔通信のような役割をしていたのですね。

こんな小道具にもちゃんと意味があるんですね。




門付けは続きました。足元が凍り付いています。
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ブリキさんが震えていました。

かなり寒かったです。

どれだけ寒いかと言うと、靴の中に靴用ホッカイロを入れていても

足がかじかんでしまうぐらい。

(八戸に存在する、雪用の靴というものをはいていればよかったのかもしれません)



東京の暖かい気候に慣れている私たちにはかなり厳しいです。

でも中居林えんぶり組の人達は平気な顔。北国の人って本当にすごい(汗)

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私にはこの後、楽しみにしていることがありました。


この後、ヤドに帰るのですが、ヤドの前で摺りをするのです。

そしてその摺りが終わるまでは絶対にヤドに入ってはいけないというしきたりがあるのです。

その様子を見てみたいと思っていました。






19:00

門付けが終わりました。

ちょうど頃合いを見計らったかのようにヤドから車の迎えがきました。


「皆、車に乗ってー!屯所に帰るぞー!」


私達は車に乗ってヤドに向かいました。

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ヤドにつきました。

ヤドは明かりがつけられて、皆さんの帰りを待っていました。

婦人部の人たちがヤドの中から笑顔で出てきます。



寒いですが、門付けから帰ってきた人たちは誰もヤドに入りません。

皆でヤドの入口前に集合し、整列しました。



「エンヨーーーォ!」




明かりはヤドから漏れる光のみ。

薄暗がりの中で摺りが始まりました。


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ちなみになぜこのような風習があるかというと・・・。

(うろ覚えなのでもし間違っていたら教えてください)


今はヤドは屯所などの公共の施設を使用していますが、

昔は農家の家々が順番でヤドとして使われていました。


えんぶりが始まるまでは、練習はその家の小屋で行われていました。

そしてえんぶりが始まると、その家(ヤド)にあがることができました。


えんぶりの日を迎え、門付けが終わって、いよいよヤドにあがらせてもらうとき、あがる前に

ヤドのご主人様に「おかげさまで無事にえんぶりを始めることができました。」という挨拶の意味を込めて

摺りを披露し、それからあがらせてもらったそうです。


またえんぶりの最後の日もヤドに上がる前に、ヤドのご主人様に

「無事に今年のえんぶりを終わらせることが出来ました。」という挨拶の意味を込めて

摺りを披露したそうです。



その習慣が風習となり、現在も17日の門付けの後と、えんぶり最終日の21日の門付けの後には

ヤドに上がる前に摺りをするというしきたりが残っています。





摺りはじめが始まりました。
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薄暗がりの中、5つの烏帽子がキラリキラリと光を散らします。

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藤九郎はTさんです。

ヒラリキラリと揺れる光の中で、

藤九郎の烏帽子が空を斬り、その軌跡が光の帯になりました。

闇の中の光の演舞。

とても神秘的です。
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ヤドにえんぶりの始まりを告げる摺り。

穏やかな夜に灯る、喜びの光のようでした。

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そして松の舞とえんこえんこ。
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門付けで踊り続けた子供達。

それでも疲れたような顔はまったく見せません。

まだまだ踊れると言わんばかりに凛とした目をしています。強い。


お祭りは子供達が何か大事なことを学ぶ場だったのかもしれない。

そんな気がしてなりません。



そしてすべての演目がヤドの前で披露されていきました。


田植え
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金輪切り
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大黒舞い
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恵比寿舞い
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摺りおさめ
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こうしてヤドの前での摺りが終わりました。
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皆さんの顔に安堵の色が浮かびました。

お疲れ様でした。




皆さんが屯所に上がりました。

すみません、私もお邪魔します。


皆さんが衣装を脱いでいきます。

さっきまでえんぶりの姿だった人達は、普通の一般市民の姿に戻りました。




屯所に上がると烏帽子が並べられ、お神酒がささげられました。
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よく見たら私が持ってきた日本酒。お神酒にしてくださってありがとうございます!

そして中居林の皆さんが烏帽子の前に集まります。


「パン! パン!」



一日の終わり。

今日のえんぶりを無事に終えられたことに感謝して、皆さんが祈りを捧げます。
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えんぶりは人々の祈りがこめられた、清らかな神事であることを感じさせられます。





さて、お食事の時間です。

皆で料理を運び始めました。

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ともえ
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