2007年2月20日 14:40 青森県八戸市
わたしとえりこさんは中居林の皆さんがいるテントに向かいました。
中居林の皆さんがいました。
お疲れ様でした。
親方さんはどこかの記者さんの取材を受けていました。
お祭りをやっていると、こういう取材にも慣れるのでしょうね。堂々としています。
これから中居林えんぶり組の皆さんは、中居林に戻って門付けを行います。
私は時間ギリギリまで、中居林の人達と一緒に行動をすることにしました。
親方さんも快く了承してくださいました。ありがとうございます!
Oさんがいました。
Oさん「さて・・・中居林に帰ったら、すぐ仕事に行かないと。」
Oさんはお仕事の都合で、これから会社に行かないといけません。
明日は東京へ出張だとか。
えんぶりをしている人達もお仕事や学校があります。
その中でお祭りの練習をしたり、準備をしたりして、
そして、なんとかお休みをもらって本番を迎えるわけですから本当に大変です。
ここまでして伝統を守ろうとする人達。
本当に素晴らしい姿だと思います。
Oさん「これからどうするのですか?」
私「時間ギリギリまで中居林の皆さんについていこうかと。」
Oさん「そうしたら、私の車に乗って中居林まで行きましょう。」
私「ありがとうございます!」
私はえりこさんと別れ、Oさんの車に乗り込みました。
皆さんで連れ立って、中居林に向かいます。
15:00
中居林えんぶり組のヤドに着きました。
一斉に爪子(つまご)を干しはじめました。
わあ、見たことがない不思議な光景^^
玄関では親方さんが爪子を結んでいます。
こちらでも
ひもをそろえて・・・
出来上がり。干しに行きます。
外では、足に巻くものを整理していました。『はばき』とか『きゃはん』とか言うそうです。
さて、ヤドの中に入っていきます。
Oさんが、サラリーマン姿になっていました。
中居林の人「なんだか一人だけタイムスリップしたみたいね。」
たしかに。(笑)
さて、これから少し休憩タイムに入るようです。お酒が配られ始めました。
Oさんが私に言いました。
「コップを出さないとお酒をつんでもらえないよ。ハイ。」 ※お酒をつむ→お酒を注ぐ
Oさんがコップを渡してくれました。ありがとうございます。いただきます。
お菓子も出てきました。南部せんべいもあります。
さすが南部。南部せんべいを食べるのは日常的のようです。
あ、コアラのマーチも発見。
いただきま・・・
え?
ちょっとまった。
私「あの・・・これお皿が南部せんべいのような気がするのですが。」
中居林の人「うん。こうやって南部せんべいは皿にもなるんだ。」
真顔で言われた(汗)
どうやらこれは普通の光景のようです(汗)
ヤドの中は穏やかな空気が流れていました。
Oさん「さて。そろそろ行かないと。」
Oさんが立ち上がりました。
私「色々ありがとうございました。気をつけて東京に行ってきてくださいね。」
Oさん「いえいえ。ともえさんも気をつけて仙台に帰ってくださいね。」
するとIさんが振り返って大きな声で言いました。
Iさん(2007年2月19日の写真)
| Iさん「ともえさん。今度Oさんのお嫁さんになる女の子を連れてきて!」 |
するとOさんがIさんに言いました。
| 「わぁ、めんくいだすけ、美人でないとわがねじゃ。」 |
| 訳:「俺、めんくいだから、美人でないとだめだよ。」 |
Oさんが南部弁喋った!すごい!
びっくりしました。
いつも標準語で話してくれていたので。(汗)
考えて見ればそうですよね。
Oさんだって南部の人なんだから。
南部弁が標準語なんですよね(汗)
Iさんが私に言いました。
| Iさん「Oさんのために美人を連れてきて!1番か2番の美人ね。3番か4番じゃだめだよ!」 |
そんな声を後に、Oさんは、中居林のヤドを出ました。
Oさんにも本当にお世話になりました。
自分のことだけでも忙しいのに、私のことまで色々してくださいました。
えんぶりのことを解説してくれたり、移動の車を考えてくれたり、
えんぶり組の人に私を紹介してくれたり、通訳してくれたり、そのほかにもいっぱい。
緊張しているときに話しかけてくれて、すごく安心したこともありました。
ありがとうございます。本当に感謝しています。
Oさんのお嫁さん候補・・・誰かいないかな(汗)
なごやかな時間がゆったりと流れます。
賑わいの中から、一言聞こえました。
「かー けー(さあ、食べなさい)。」
わ、本では読んだことあるけれど、本物初めて聞いた。やった♡
南部弁。
おそらくこのヤドにいる人全員話せるのでしょう。うらやましいです。
私も話せるようになりたいし、聞き取れるようになりたいです。
本気で喋られると一回ではわからないことがあるけれど、
でもすごく優しくて心和むイントネーションで、
聞いていてホッとします。
本当に温かい言葉です。
とても大好きです。
子供達が楽しそうに笑っています。
本当に居心地がいいです。
八戸の人間になりたいとつくづく思います。
15:50
皆さんが衣装を着て、門付けの準備を始めました。
準備が出来た人達から玄関に出ていきました。
親方さんはこれからの予定をチェックです。
子供達が片付けたゴミと缶。八戸の子供たちはきちんとしています。
奥には烏帽子が。
ヤドを出たら、もうヤドに戻ってくる時間は私にはありません。
烏帽子・・・撮影しておこう。パシャリ。
次の瞬間でした。
なんか変な音がした。
なんだろ
私の横を見ると。
藤九郎の烏帽子!!
何でこんなところに!?
振り返るとTさんがヤドの奥に入っていきます。
どうやらお手洗いタイムのようです。
で、藤九郎の烏帽子を置いていったようです。
これはシャッターチャンス!!
まさにシャッターチャンスの神様が降りた瞬間でした。
やったああ!!
烏帽子の周りをぐるぐる回りながらシャッターを押しまくりです。
バターになっちゃうよ。(ちびくろサンボ?)
17日に一緒にカメラマンをしていた ブリキさんを呼びたかったです。
ブリキさんならどう撮るのか教えて欲しかったです。
きっとすごい写真を撮ったろうなあ・・・。
セピア写真にしてみました。
シャッターチャンスの神様ありがとうございます!
烏帽子を置いてくださったTさん、ありがとうございます!
撮りおわると、ほとんどの人が外に出ていました。
では、私も行きましょう。
またね、やかんストーブ君・・・。
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