世界の神話や伝説

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アキシマさんから、アーサー王伝説「聖杯探求」についてリクエストいただきました。



アーサー王とは六世紀頃のブリテン(現在のイギリス)の伝説の王で、キャメロットの王城に居を構え、聖剣エクスカリバーを携えて、円卓の騎士と共に名を馳せた英雄ですが、実在した人物かどうかは不明です。

そのアーサー王伝説の中に、円卓の騎士たちによる「聖杯探求」の物語がありますので、ご紹介しましょう。





イメージ 1聖杯(サングリアル)とはイエス・キリスト「最後の晩餐」の時に使用したのことです。

聖杯キリストのわき腹を刺した聖槍ロンギヌスと共に、アリマタヤのヨセフの手によってヨーロッパへ渡ったと伝えられます。

それを代々ヨセフの子孫が受け継いでいったのですが、これらを護るものは考えも、言動も、行動も全て清廉潔白であることが条件だったのです。

しかしある日、そのヨセフの子孫の元に一人の女性巡礼者がひざまずいた時に事件はおこりました。
突然、その女性の胸元がはだけてしまったのです。
ついそれに見とれてしまった聖者に、聖槍が突然落ちて突き刺さり、深い傷を負わせてしまいました。
そしてそれ以来、聖杯は人々の前から姿を消してしまったのです。






ある日魔法使いマーリンは、騎士ガウェインを仲介として


「聖杯を探求するのに相応しい騎士はすでに誕生し、相応の年齢となっているので、聖杯を捜すように」


との指示を伝えてきました。


イメージ 2そしてペンテコスト(聖霊降臨節)の前夜、円卓の騎士全員がキャメロット城に集まり食卓についていると、突然雷鳴が鳴り響き一面に甘い香りが漂い騎士たち一人一人の好物が並べられたかと思うと、純白の布に覆われた聖杯が現われ、そのまま消えてしまったのです。

するとガウェインを筆頭に、その場にいた騎士たちは皆聖杯探求に出かける誓いを次々に立てました。

アーサーはこの危険な冒険のために、たくさんの騎士たちを失ってしまうだろうと嘆きました。







イメージ 3その時です。一人の老人が若い騎士を連れて広間に入ってきました。

その騎士は、円卓騎士のひとり「湖の騎士ランスロット」とその老人ペリーズ王の娘でヨセフの子孫に当たるエレインとの子で、名をギャラハド(ガラハド、ガラハッドなど)といいました。

ペリーズ王が今まで誰も座ることが出来なかった円卓「危難の席」の覆いをとると、そこには「徳高き騎士サー・ギャラハドの席」と書かれていました。

ギャラハドが何事もなくその席に座ると、その場にいた騎士たちは皆驚きました。

なぜなら以前、傲慢な騎士がその席に座ったとたん大地が口を開き、その騎士を飲み込んでしまったことがあったのです。
それ以来この席は「危難の席」とされ、誰も座ることを許されてはいませんでした。





騎士たちはその後、アーサーの望みで試合を行い、それぞれ聖杯探求の旅へと出発しました。





イメージ 4






騎士たちはそれぞれいろいろな事件や冒険と遭遇し、ほとんどの騎士聖杯探求に失敗してしまいます。


イメージ 5他の騎士たちの冒険は割愛するとして、ギャラハドは一人の乙女に連れられて、一艘の船へと乗り込みます。
するとその船には同じ円卓の騎士であるボルスパーシヴァルが乗っていました。

そしてその船の中には、銀の卓の上に真っ赤な絹織物で包まれた「聖杯」が置いてあったのです。

その後一行は様々な冒険絵を経た後、船でサラスの町に辿り付きます。



そこではが亡くなったばかりで、次のを協議しているさなかにどこからともなく聞こえた声によると「あの3人の騎士の中で一番年の若い者を王にせよ」というものでした。


ギャラハドはその言葉どおりにとなり、そして丁度一年の月日が流れました。







彼がいつものように2人の騎士たちと一緒に、聖杯へ祈りを捧げに行くと、そこに見知らぬ誰かがひざまずいて祈りを捧げていました。
そしてその周りには大勢の天使たちが取り巻いていたのです。


するとその人物はギャラハドに話し掛け「今こそそなたが見たいと望んでいたものをみせてあげよう」といいました。


イメージ 6ギャラハドの体は震えだし、そしてとうとう聖杯が覆いを取り去りその姿を現したのです。


謎の人物は「私こそはアリマタヤのヨセフである。主が私をそなたの元へとお送りになられたのだ。そなたと契りを結ぶために」と言いました。

するとギャラハドは、両手を高く天に差し伸べ「主よ。もし御心にかないますならば、私を天にお召しください。」と言い、パーシヴァルボルスのところへ行って口付けをし、2人のために祈りました。

そして銀の卓に膝まずいて祈りを捧げると、そのまま彼の魂は肉体を離れ、天使たちが天上へと運んでいったのです。

パーシヴァルボルスはその光景を見守ります。

すると天上から一本の手が現われて、聖杯のところまで下っていくと、その聖なるを持って再び天へと昇っていったのです。

それ以来、地上で聖杯を見たとするものはいませんでした。




以上が聖杯探求の物語です。

その後パーシヴァルとなり、1年2ヶ月後に他界し、ボルスキャメロットに戻り、聖杯探求の物語について皆に話しました。

そしてこの後まもなく、アーサー王円卓騎士の物語はある騎士の裏切りから、円卓騎士たちの戦いそしてアーサー王の死という形で終焉を迎えることになるのです。



イメージ 7

閉じる コメント(4)

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大変に長いお話を要領よくまとめていただき有り難うございました。円卓の騎士の物語はこの話しが軸となり出来上がっているのですね。ダヴィンチコードの原点を読んでいるみたいでした。^^スッキリしました。

2006/9/11(月) 午前 11:16 [ GraphicDream ]

アキシマさん>いえいえ、「聖杯探求」はほんの一部の物語にしかすぎませんよ〜。ギリシア神話で言えば「トロイア戦争」のようなポジションかもしれません。

2006/9/11(月) 午前 11:59 [ chinami ]

朝から長編物語を1冊読み切った気持ちになって、ちょっと特をした気分です。今、2回読みましたぁ。あと3回くらい読まないと・・と思っています。帰ってきてからまた読みま〜す。

2006/9/11(月) 午後 2:07 key

キイさん>朝から2回も読んでくださりありがとうございます^^長編物語だ何てとんでもない!個々の騎士達の冒険譚などを省略してしまったので、物足りなかったのではないですか?

2006/9/11(月) 午後 2:46 [ chinami ]


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