世界の神話や伝説

[ リスト | 詳細 ]

ギリシア神話のカテゴリーとして区切れない、神話についてのコーナーです。
記事検索
検索

全1ページ

[1]

アキシマさんから、アーサー王伝説「聖杯探求」についてリクエストいただきました。



アーサー王とは六世紀頃のブリテン(現在のイギリス)の伝説の王で、キャメロットの王城に居を構え、聖剣エクスカリバーを携えて、円卓の騎士と共に名を馳せた英雄ですが、実在した人物かどうかは不明です。

そのアーサー王伝説の中に、円卓の騎士たちによる「聖杯探求」の物語がありますので、ご紹介しましょう。





イメージ 1聖杯(サングリアル)とはイエス・キリスト「最後の晩餐」の時に使用したのことです。

聖杯キリストのわき腹を刺した聖槍ロンギヌスと共に、アリマタヤのヨセフの手によってヨーロッパへ渡ったと伝えられます。

それを代々ヨセフの子孫が受け継いでいったのですが、これらを護るものは考えも、言動も、行動も全て清廉潔白であることが条件だったのです。

しかしある日、そのヨセフの子孫の元に一人の女性巡礼者がひざまずいた時に事件はおこりました。
突然、その女性の胸元がはだけてしまったのです。
ついそれに見とれてしまった聖者に、聖槍が突然落ちて突き刺さり、深い傷を負わせてしまいました。
そしてそれ以来、聖杯は人々の前から姿を消してしまったのです。






ある日魔法使いマーリンは、騎士ガウェインを仲介として


「聖杯を探求するのに相応しい騎士はすでに誕生し、相応の年齢となっているので、聖杯を捜すように」


との指示を伝えてきました。


イメージ 2そしてペンテコスト(聖霊降臨節)の前夜、円卓の騎士全員がキャメロット城に集まり食卓についていると、突然雷鳴が鳴り響き一面に甘い香りが漂い騎士たち一人一人の好物が並べられたかと思うと、純白の布に覆われた聖杯が現われ、そのまま消えてしまったのです。

するとガウェインを筆頭に、その場にいた騎士たちは皆聖杯探求に出かける誓いを次々に立てました。

アーサーはこの危険な冒険のために、たくさんの騎士たちを失ってしまうだろうと嘆きました。







イメージ 3その時です。一人の老人が若い騎士を連れて広間に入ってきました。

その騎士は、円卓騎士のひとり「湖の騎士ランスロット」とその老人ペリーズ王の娘でヨセフの子孫に当たるエレインとの子で、名をギャラハド(ガラハド、ガラハッドなど)といいました。

ペリーズ王が今まで誰も座ることが出来なかった円卓「危難の席」の覆いをとると、そこには「徳高き騎士サー・ギャラハドの席」と書かれていました。

ギャラハドが何事もなくその席に座ると、その場にいた騎士たちは皆驚きました。

なぜなら以前、傲慢な騎士がその席に座ったとたん大地が口を開き、その騎士を飲み込んでしまったことがあったのです。
それ以来この席は「危難の席」とされ、誰も座ることを許されてはいませんでした。





騎士たちはその後、アーサーの望みで試合を行い、それぞれ聖杯探求の旅へと出発しました。





イメージ 4






騎士たちはそれぞれいろいろな事件や冒険と遭遇し、ほとんどの騎士聖杯探求に失敗してしまいます。


イメージ 5他の騎士たちの冒険は割愛するとして、ギャラハドは一人の乙女に連れられて、一艘の船へと乗り込みます。
するとその船には同じ円卓の騎士であるボルスパーシヴァルが乗っていました。

そしてその船の中には、銀の卓の上に真っ赤な絹織物で包まれた「聖杯」が置いてあったのです。

その後一行は様々な冒険絵を経た後、船でサラスの町に辿り付きます。



そこではが亡くなったばかりで、次のを協議しているさなかにどこからともなく聞こえた声によると「あの3人の騎士の中で一番年の若い者を王にせよ」というものでした。


ギャラハドはその言葉どおりにとなり、そして丁度一年の月日が流れました。







彼がいつものように2人の騎士たちと一緒に、聖杯へ祈りを捧げに行くと、そこに見知らぬ誰かがひざまずいて祈りを捧げていました。
そしてその周りには大勢の天使たちが取り巻いていたのです。


するとその人物はギャラハドに話し掛け「今こそそなたが見たいと望んでいたものをみせてあげよう」といいました。


イメージ 6ギャラハドの体は震えだし、そしてとうとう聖杯が覆いを取り去りその姿を現したのです。


謎の人物は「私こそはアリマタヤのヨセフである。主が私をそなたの元へとお送りになられたのだ。そなたと契りを結ぶために」と言いました。

するとギャラハドは、両手を高く天に差し伸べ「主よ。もし御心にかないますならば、私を天にお召しください。」と言い、パーシヴァルボルスのところへ行って口付けをし、2人のために祈りました。

そして銀の卓に膝まずいて祈りを捧げると、そのまま彼の魂は肉体を離れ、天使たちが天上へと運んでいったのです。

パーシヴァルボルスはその光景を見守ります。

すると天上から一本の手が現われて、聖杯のところまで下っていくと、その聖なるを持って再び天へと昇っていったのです。

それ以来、地上で聖杯を見たとするものはいませんでした。




以上が聖杯探求の物語です。

その後パーシヴァルとなり、1年2ヶ月後に他界し、ボルスキャメロットに戻り、聖杯探求の物語について皆に話しました。

そしてこの後まもなく、アーサー王円卓騎士の物語はある騎士の裏切りから、円卓騎士たちの戦いそしてアーサー王の死という形で終焉を迎えることになるのです。



イメージ 7

天使の階級

天使には厳密な階級制度があり、9つの階級に分かれています。
それぞれ3組ずつ3隊に分かれて神の使命を全うしているのです。





上級3階隊


実体を持たない。
純粋な光と思考の存在。



セラフ(セラフィム)  熾天使

愛と想像力の精霊。
ヘブライ語で「燃え盛る蛇」の意味を持つ。
六枚の翼を持つとされる最高位の天使。
実体は無く完全な精神体でサンクトゥス(トリスアギオンの歌詞が刻まれた炎の剣)もしくは旗を持っている。
若しくは、トリスアギオンの歌詞「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな万軍のヤハウェ」と叫びながら飛翔する。
2枚の羽で頭を形成し、2枚の羽が足となり、残る2枚で飛翔する。






ケルプ(ケルビム)  智天使

エデンの園の東門を護っていた天使たち。
ヘブライ語で「知識」「仲裁者」の意味を持つ。
羽の生えたライオンの姿に人間の顔をもつ。
又は4枚の翼、4本の腕、4つの首を持つとされる。
何故か絵画等で赤子の姿で描かれているのも、このケルビムらしい。






ソロネ(スローンズ) 座天使
 
別名はオニファム
神の玉座を運ぶ尊厳と正義の天使、意思の支配者







中級3階隊


対立するものの調和の役目を担う。
相対するものの均衡を保つ。




ドミニオン  主天使

神の言葉と威光を全宇宙に知らしめる役割をもつ。
彼らは神による真の支配と統治を常に熱望していると言われる。






ヴァーチャー(ヴァーチャーズ)  力天使

「高潔」を意味し神の力を引き出して、地上に奇跡を引き起こす。
神の美徳を護る役目もになっている。






パワー(パワーズ)  能天使

地獄に落とされた堕天使、すなわち悪魔たちと対峙する最前線に身を置く天使たち。
常に悪の誘惑にさらされているという過酷な使命から、堕天してしまう天使がもっとも多い階級とされる。







下級3階隊


人間ともっとも近い存在にある天使たち。実体をもっている。



プリンシパティ(プリンシパティース)  権天使

「プリンスが支配する領地」という意味を持つ。
地上の国や都市を支配し、統治する。
信仰の擁護者。
善なる霊を悪霊の攻撃から守るという役目ももっている。






アークエンジェル(アークエンジェルス)  大天使

階級は八番目だが、実力は天使たちの中でトップクラスといわれる7人の天使たち。
神の玉座の前に立ち、直接命令を受ける。
また神に直接進言を行う権限をもつとされる。
7大天使ともいわれ、ミカエルたち4大天使もこの階級といわれる。





エンジェル(エンジェルス)  天使

人間ともっともなじみのある下級天使たち。
人間の生活に干渉し、監視や激励を行うとされる。
誰にでも必ず存在するという守護天使もこの階級に属する。
イメージ 1ギリシア神話を主題にした絵画でよく羽が生えた子供が描かれているものがあります。

ギリシア神話で羽が生えた子供の姿をした神というとやはり思いつくのはキューピッド(エロス)ですよね〜。

一見、羽が生えた子供というと思いつくのは天使の存在ですが、厳密にいうとキューピッド天使は全く別の存在です。





イメージ 2


そもそもキューピッドの原点であるエロスエロスとプシュケをご存知の方ならお分かりかと思いますが、子供ではなく青年神、または少年以上の存在で、決して幼児ではありません。


絵画の世界でももともとキューピッドは青年の姿で描かれていたものが、時代と共に姿を変え、少年から子供へとなっていったそうです。


それが今では『キューピッド = 子供』という姿が定着してしまったようですね〜。










エロス(ローマ名:クピド 英語名:キューピッド)




愛を司る神でエロスという名も『愛』若しくは『恋』を意味し、ローマ名のクピド『欲望』を現します。


イメージ 3その生まれは『世界の創生』の折にカオスより誕生したという説の他に、詩人によってはニュクス(夜)ヘメラ(昼)の子、ウラノス(天空)ガイア(大地)の子、エイレイテュイアの子、ゼフュロス(西風)イーリスとの間に出来た子、さてはクロノスの子という者までいました。

かのプラトーンポロスペニアーの子と説いています。

紀元前5世紀頃になりアフロディテの息子という説が出てきはじめ、詩人シモーニデースエロスアフロディテアレスの子といい、エウリピデスゼウスの子(恐らく母はアフロディテ)と呼びました。


エロスは純白の羽を持ち、『金の矢』『鉛の矢』を携え、『金の矢』に討たれた者は激しい情愛に身を焦がします。
逆に『鉛の矢』に討たれた者は嫌悪の情に捕らわれるのです。






天使



西洋絵画などで描かれている子供の天使の正体は智天使ケルプ(ケルビム)です。

天使はそもそも9つの階級に分かれており
更に3隊づつ『上級3隊』『中級3隊』『下級3隊』に編成されて、神の意志の執行者として存在します。

ケルプはその中でも上級3隊の第2位であり
天使の中では、かなり高位な地位にあるといえるのです。

イメージ 4ケルプがどのような役割を持つかというと、エデンの園の東門を護っていた天使たちです。
ヘブライ語で「知識」「仲裁者」の意味を持ち、羽の生えたライオンの姿に人間の顔をもつといわれます。
又は4枚の翼、4本の腕、4つの首を持つとされる場合もあるようです。

子供の姿で描かれたケルプ『プッド』といいます。
智恵の天使であるケルプは成長する子供をあらわしているそうです。
子供の魂が天の存在に近いことを明るい青として象徴し、ケルプの光の力を表すとされています。







イメージ 5そもそも天使に羽が描かれたのは、なんとギリシア神話勝利の女神ニケの影響を受けたからだそうなんですね〜。
天使の記述を見ると必ずしも羽が生えているわけではないので、なんとなく納得!
絵画的には皆羽はえてますけどね〜^^


でもって絵画をみてどちらかを区別するのは超カンタンです!!
ズバリ!ヴィーナスと一緒に描かれているのはキューピッドで、キリスト教絵画に描かれているのが天使です!!
言われなくても分かるって(笑)


さらに弓矢を持っているのがキューピッドで、楽器を持っているのが天使だそうです。
そうじゃないのもいますが。。。

ギリシア神話のクロノスは聖書のサタンと関連があるのか!?



えーここ何日かマイさんと論議を繰広げていたのですが、解決するに至らないので記事にして考察したいと思います。




クロノス



イメージ 1ローマ名がサトゥルヌス、英語名がサターン。土星も英語でサターン
ギリシア神話2代目の統治者、人間の黄金時代もクロノスの統治下であった。
農耕を司る神、時を司る神でもある。
ガイアの予言により、我が子にその地位を奪われることをおそれ、妻レアーが生んだ6人の子供(1つはゼウスと偽った岩)を飲み込んでしまった。
ティタノマキアオリュンポス神族に破れ、タルタロスに封じられてしまった。
その後ゼウスと和解しタルタロスより開放され、以後はエリューシオンの野(至福者の島)の王となった。
ローマではサトゥルヌスという名で崇められ、12月には7日間に渡るサトゥルナリア(現在のカーニバルの原型)が開かれて彼の祝いの祭りとされた。




サタン



イメージ 2もともとは大天使長ルシフェルで、「明けの明星」の意味をもつ。

天使長の時は大変美しい容貌をし、神(ヤハウェ)からもっとも愛され12枚の羽を持つとされている。

ルシフェルが堕天した理由は、神が人間を造ったとき「我が一人子」として寵愛し、天使以上の優遇を与えようとしたことに嫉妬したとも、自分の力にうぬぼれて神へ反逆したともいわれる。
ルシフェルは自分に賛同する他の天使達と共にクーデターを起こし、アークエンジェル(大天使)ミカエルとの一騎打ちに破れ地獄に封じられる。

堕天したルシフェルはその称号を奪われサタンとなり、美しい姿は悪臭漂う体毛におおわれた。さらに角が生え、天使の翼の代わりにコウモリの羽をはやしているという。
サタンはこの後、エデンの園で蛇に姿を変え、イブに禁断の果実を食べるようそそのかし、人間をも堕落させようとした。

ルシフェル以外の上位悪魔(ベルゼバブ、ベリアル)を総称してサタンと呼ぶ場合もある。










上記を見た限りではクロノスサタンは全く関連性がないように思えます。
では何故、英語圏では元々は神々の支配者であり、農耕の神であったクロノスを大悪魔サタンと同名で読んだのでしょうか?
そこが今回の謎のポイントなんですね〜。


私の見解としては、ルシフェルが神に反逆して地獄に落とされたように、クロノスも反逆ではありませんが最終的に最高神となったゼウスと争い、敗者となってタルタロスに落とされた点が共通部分かと思います。
神に反逆したルシフェルとは違い、逆に反逆されてタルタロスに落とされたクロノスですが、勝者が正義とされるのは世の常、『 敗者 = 悪 』とみなされても不思議はありません。

私的にはこんな見解をしているのですが、名前が酷似しているのは単なる偶然かも知れませんし、ギリシア神話がヨーロッパ文化に多大な影響を与えたように、聖書にも何らかの影響を及ぼしている可能性が無いとも言い切れません。
現に、ギリシア神話の「大洪水」旧約聖書の「ノアの箱舟」もとても酷似した話ですし、最初人間が暮らしたのが「エデンの園」であったように、ギリシア神話でも「黄金時代」が存在します。

考えれば考えるほど更なる深みにはまってしまいますね。


もしこの件について、ご存知の方がいらっしゃいましたら是非ご教示くださいませ。
もちろんご自分の見解、持論でも結構です^^
是非、いろいろなご意見お待ちしております。



興味深い記述を発見しましたので追記します。(2006/7/14)

「旧約聖書がギリシャ語に訳された時、サタンはディアボロスと訳された」

ということです。
英名サターンであるクロノスと混同しないように名前が変わったのでしょうか・・・?

開く トラックバック(2)

全1ページ

[1]


.
chinami
chinami
女性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事