Snail GO!GO! in USA

カタツムリのように、家財道具を担いで、マイペースに、どこへでも。

全体表示

[ リスト ]

海外で生活する上で、安全の次に気を遣うのは衣食住である。中でも、新しい土地に行くとまずは住居選びに悩まされる。アメリカの場合、エリアによって治安が全然違うので、住居の立地がとりわけ重要な問題となる。

ワシントンDCはモールを中心に左上がNW、右上がNE、右下がSE、左下がSWとなっており、様々な人種がある程度固まって各地区に住んでいる。例えば、NW地区は大使館や多くの国際機関、大学などが集中しており、高級住宅街が広がる。住民はもちろん白人が圧倒的にに多い。反対に、SE地区は人口の92%を黒人が占め、DCの中でもとりわけ治安の良くないエリアである。同じくNE地区及び隣接するメリーランド州にも低所得層の住宅が集中しており、危険だとされている。そして、SW地区及び隣接するバージニア州のアーリントン市やアレクサンドリア市にはアジア系の住民が多く、その大半が中国からの移民や留学生である。

イメージ 1

外国人として住むなら当然、ワシントン市の中心か西側のエリアを選ぶべきだが、清貧学生にとってそれは必ずしも現実的な選択肢ではない。ワシントンDCはアメリカの中でも飛び抜けて地価が高い方で、市内で一人暮らししようものなら、studioタイプのワンルームでも家賃は$1000/月以上かかる。大学の学生の多くは学校近くの1LDKか2LDKのアパートを2、3人でシェアーして、 寝室だけでなく、リビングにもベッドを置いたりして、生活費を削っている。それでも、月々の家賃は$600〜$900と高いので、DCに隣接するバージニア州やメリーランド州の一軒家を何人かでシェアーして、地下鉄やバスで通学する人が多い。

と、このような事実を知ったのは、実はワシントンに来た後で、その前にインターネット掲示板で見つけたアパートの一室に移り住んだ。そして、この家があるのは、地図に示されたSEのコングレスハイツという地区。ウィキペディアによれば、DCで起こる殺人事件の1/3がこの近くで発生しているというから驚き。

街にはどちらかといえば薄汚い低層アパートかタウンハウスが多く、緑が少ない。街角のストアーは強盗防止のため、扉が二重になっていて、入り口には様々な禁止事項が書かれた張り紙がある。外を出歩く人影は少なく、バスに乗っても怪訝そうな目をこちらに向けるばかりで、とてもフレンドリーな雰囲気とは言えない。気のせいか、街全体を包む空気はDCの他の場所よりもどんよりしているように思う。とりわけ、ジョージタウンなどといったNWの白人住居区と比較すると、この差は歴然としている。

このような隔離自体、今更驚くほどのことではないかも知れないが、やはり「事実を知る」ことと「現実を見る」こととは、受けるインパクトが全然違う。

私は身の上の安全を考慮して、月末までにはここから引っ越す予定だが、黒人の彼らがこの地区から出て行くことは簡単ではないだろう。例えホワイトハウスにオバマが何年住んでいようとも。

.
ちの
ちの
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事