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不定詞と動名詞よく似ていますが全く違うものなのです。その違うところをしっかり押さえるのが勉強です。
動詞のあとに不定詞を取るか、動名詞を取るか、あるいはどっちでもほぼ同じか、はとっても大切です。
(1) あとに不定詞を取る動詞はwant, wish, hope, decide をまず考えてください。でもこの動詞を暗記するのが目的ではありません。大切なことは不定詞のあとにくる動詞はこれから起こること、未来にかかわることです。
そういう意味では
「不定詞は未来志向」
と覚えてください。want(欲する)、wish(願う)、hope(望む)、decide(決定する)という意味を覚えていればその次に動詞を入れると「〜することを欲する=〜したい」「〜することを願う」「〜することを望む」「〜することを決定する」ですべて未来にかかわりますね。
She wants to work in a hospital. (彼女は病院で働きたいと思っています) 「働くのは望んだ時よりあとです」
I wish to become a doctor. (私は医者になれたらと思っています) 「医者になるのは願っている時よりあとです」
I hope to see you next week. (来週お会いしたと思います) 「会うのは希望している時よりあとです」
Tom decided to be a pilot. (トムはパイロットになろうと決心した) 「パイロットになるの決定した時よりあとです」
(2) あとに動名詞を取る動詞は、未来以外の動詞と考えられます。
そういう意味では
「動名詞は時間的に中立・過去、動作の回避・延期・終了」
と覚えてください。enjoy (楽しむ)、finish (終える)、stop(やめる)の3つ覚えれば高校入試までは大丈夫です。
さらに先を考えると、有名な
mind(気にする)、miss(しそこなう)
enjoy(楽しむ)、
give up (あきらめる)、
avoid(避ける)、admit(認める)
finish(終える)、
escape(逃げる)、
practice(練習する)、put off(延期する)
stop(やめる)
それぞれのかしら文字をとって、Megafeps(メガフェプス)と覚えるのも一つの手です。
これは、明治以来の英語関係者が営々と築いてきた、英語との格闘の一つの金字塔と言ってもいいとは思います。
これを知って、ずっと覚えて、生徒さんにも伝えてきました。
でも暗記主義のきらいがぬぐいきれません。
(3) 両方同じものが3種類
A.両方可能だが不定詞の方が多い:意図・計画
attempt, intend, propsoe, plan
B. 両方可能だが動名詞が多い:好き嫌い/忍耐
hate, like, prefer, choose, dislike / bear, endure, stand
C. 両方同じ:起動・継続
begin, start, continue
[まとめ]
1. 不定詞は未来志向で want, wish, hope, decide がおもなもの、
2. 動名詞は中立・過去志向でenjoy, finish, stop、
3. どちらを使っても同じものbegin, start, continue
実際に覚える際には上のことを見て、必要のないところを削ってください。
英語力をさらに高めたい方はどんどん足して行って下さい。
なおこれは江川泰一郎先生がおまとめになられたのを拝借したものばかりです。
この分野のご研究では「英文法解説」江川泰一郎著、金子書房刊が日本で最も優れたものの中に入ると思っています。
どうぞお確かめください。pp.362-373に克明に載っています。
しつこいようですが、長々と述べた真意は不定詞と動名詞は全く違うものであることを理解して英語を理解する基礎を作ってもらいたいのです。
英文法には、小学3年生にも分かる簡単な原理が厳密に現存する。その原理を暗記主義ではなく使う人の心の動きから解明するのが大切だと思います。
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