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<人口光合成完成後の食生活>
科学が発達したときの未来像がよく発表されます。
その典型例がチューブ入りに食品です。今まさに宇宙飛行士が無重力状態で食べるあれです。
しかし、あれはまさに無重力状態という特殊状態だから起こることです。
いわゆる未来論に欠けている物は、いかに人間的な未来を構築するかという立場です。
食事は人間的活動の最も大切なものです。
無重力や特殊に歯を全てなくしてしまった人々とか、喉の吸引する筋肉が弱まった方々のような特殊例に使われるのがチューブ入り食品です。
私が考える未来の食品はこうです。
まず人工光合成の食品は植物・動物のまま提供されます。
ほうれん草は自然に栽培された最もおいしいものと同じ製品が市場に並びます。
牛肉は神戸の六甲山の北にある三田地方の牛が1番おいしいそうですね。その三田の牛の最高級品と同じ筋肉・神経細胞・血管・血液を持った動物としてしあがった製品が市場に出てそれを肉屋さんが切り刻んで消費者に提供します。
そう言うものになるまで人工光合成はありえないのです。しては行けないのです。
実際の農場はそのままあります。但し規模は100分の1以下でいいでしょう。アメリカの農法では1万分の1以下でいいのでしょう。
そこでは最高級品を毎年育てます。そして1番おいしい生産物と同じ人工品が工場で大量に作られて市場に出荷されます。それが小売商店に並びます。
それを持ちかえり家庭では家族全員でごますりから大根おろしを手でおろす事まで行い、作ることの喜びを味わい、全員が共に食卓を囲みそれぞれの提供する話題で会話に花を咲かせます。味噌も醤油も大豆から手作りです。あらゆるソースも。家庭の団欒をなにより大切にした家庭が復帰します。
各レストランでは料理人が腕によりをかけて調理します。盛り付けには芸術的感性を存分に発揮します。
できあがった料理は立派な歯が成長し、衰えない堅さと粘りがあります。人間のおいしさの感覚をなによりも大切にしたものでなければならないのです。
今までの未来論といっても私はSFものを全く読みません。
時々アメリカの「スタートレック」を見ますがいつでも失望し、疲れます。
何千年後かの世界を描きながら今だなお宇宙間戦争に明け暮れているのです。のんきで馬鹿げており幼稚過ぎます。人類がここ百年を生き延びるためにも戦争から脱却しなければなりません。
野球やサッカーやゴルフというスポーツ、囲碁や将棋というゲームで優れている人がほかの人よりも数十倍から数千倍の収入をえる格差社会を克服しない限り人間社会の正常な発展はありえません。
スポーツやゲームを離れた人間社会は数字でその人の働きは表せません。数学の先生が1週間徹夜して素晴らしい教材を作っても給料にすぐ反映されません。縁の下の力持ちの人々の生活を無視した今のテレビ・新聞報道のスポーツ偏重は度を越しています。
ここまでマスコミがおかしくなると、まじめに働く人々がおかしくなるのです。まじめな人生観をもって携わった職業にいながら魔が差して、これくらいのことならいいだろう、これくらいのことならゆるされるだろう、と思ってよからぬことをしでかしてしまうのではないでしょうか。
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