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1997(平成9)年10月、私の教室の駐車場へ上がる斜面に、真っ白な子猫が、血まみれで、か細く泣いていました。
帰りがけに通りかかった6年生の女の子が「猫が死にそう」と走ってきました。
おっとり刀で駆けつけると、まだあどけない子猫が弱々しく鳴いている。全身血まみれ。だがどこが出血の原因が皆目わからない。
妻がすぐ動物病院に駆けつける。
まもなくはじめてかけつけた動物病院の先生が「どなたが診療費を払いますか」と電話。
私は身を切られる思いで「私のポケットマネーから出します」と見得をはる。
3日後本当に純白の子猫と改めてご対面。
こんなかわいい動物を今までみたことがない。私は飼いたくてしょうがない。
しかし妻は動物嫌い。
どうしたものか?
とりあえず、近所の皆さん、生徒さんに迷子猫の探索と猫愛好家探しを依頼することにして、教室に仮住まいさせることにする。
私の教室に帰ってきた猫は1歩1歩匂いをかぎながら教室・自習室・事務室を徘徊して自分のねぐらにする場所を探しだした。
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