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マルクス様、
マルクス主義に1番欠けているのは、未来社会における人間の生き甲斐ではないでしょうか。人間の本質としての労働論が述べられていないことではないでしょうか。
ソビエトの集団農場のコルホーズ・国営農場のソホーズを作っても、中国の生産組織と政治組織を一体化した人民公社を作っても農民が労働に精を出さなかったのは、その担い手が人の幸せを作ることに自分の生き甲斐を見つけられなかったからではないでしょうか。個と全体の統一ができ無かったからではないでしょうか。
自己の利益を全体の利益との統一で考える人間を作り出すと言う、人類史上最も大切なことを忘れていました。そして生産第1主義におちいったのではないでしょうか。
人間労働の分業の本質的意義は他人の幸福を作ることにあることを自己のものとしてとらえられなかったためではないでしょうか。
そう言う意味では、マルクス主義者もブルジョア政府を倒せば、数千年の間階級社会に虐げられ痛めつけられてきた人々が、権力を握れば自動的に全体を考える聖人に昇華するとでも思っていたのでしょうか。人間性に対する読みの浅さにあきれるばかりです。
無政府主義者の方々はブルジョア政府を闇雲に倒しさえすればあらゆる束縛と規制から解放すれば、あらゆる悪人が他人なんか蹴倒さない善人ばかりに一夜にして変身すると思っていたみたいです。おめでたい限りです。
未来社会への労働論それは、長い階級社会の中で転倒させられた来た肉体労働の正しい位置付けなおすことです。いまだ知識人の中に色濃く残っている労働忌避感情をなくすことです。奴隷制社会になって人間は人の幸せを作る労働を奴隷が行うもの、自由民と言うまともな人間のするものではないものに転落させてしまいました。
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