人工光合成

人工光合成の完成・発達によって人類は動物がもつ「生きる=他の生命の殺し」という宿命から自己解放できる。

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木の箸賛歌

  今年の夏、韓国料理の冷麺にこって、数回韓国料理店に足をはこびました。金属の箸が出てきました。これまでも度々焼き肉店は行っていましたが気がつきませんでした。一つ一つの意味を考えることが習い性になったせいでしょうか。改めて驚きました。

  子供のころから、疲れているとき、よく箸をかんでしまい、折ったことが何度もあります。大人になっても10年に一回くらい疲れていると箸を噛むことがあります。そして思いきり歯を痛めたことがあります。幸い歯を折るまで経験していませんが、金属の箸だったら絶対に歯の方が負けていたことでしょう。
  
  ここまで思いをめぐらした時の、金属の箸への私の恐怖心は言語表現を越えています。金属の箸によって私の寿命が短くなる危険があるのでは、とまで思いいたりました。すぐ行動に移りました。

  それ以来、二人で外食をするときは、箸を持参して、自分たちの木の箸であらゆる食事をいただくようになりました。

それで気づきました。

  日本の箸の素晴らしさの再認識です。

  木の箸は、軽くて軽快に食卓上を縦横に活躍します。

  どんな大きなものでも、小さなものでも片手で口に運べます。たいていのものは箸を使えば食べる大きさに裁断できます。おおきな肉片だけはあらかじめ小さめにしてもらった方がいいようです。

  どんな食材でも取れます。
フォークで突き刺すとこわれてしまうか細いかいわれの葉を一枚一枚味わうこともできます。
じっくり煮込んだ鰈のこぼれそうな魚の身をやさしく形をこわさずに口に運べます。
新鮮な野菜のパリパリ感を箸を通じても感じることができるのです。
視覚・聴覚以外の口に入る前の食材との対話ができるのは木の箸だけではないでしょうか。

  料理人が気を配っている食材の固さ、柔らかさ、繊細さを木の箸を通して初めて感じられるものが多いのです。

  私はこれを「食材およびシェフさん・料理に携わる人々との対話を通じていただく食事」と名付けています。

  日本人の繊細さは、木の箸を毎日使うことによっても養われたのだと思います。ナイフ・フォーク・スプーンの金属的冷たさと固さではなく、木の箸が伝えてくれるぬくもりと柔らかさ大切にしなければならないのではないでしょうか。

  これは、木の箸でしかできません。


  将来、日本の木の箸が世界中の食卓を占めることになってもらいたいものです。

2008年10月28日

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