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キリスト様、
どうしても分かりません。
「右の頬を打たれたら、ほかの頬をも向けなさい」
あまりにも、残酷ではありませんか。
理由もなく人の右頬を打つものに、左頬も出したら、打ってよいと思ってしまって左の頬を打つでしょう。
なぜ人間は、いわれの無い暴力に耐えなければならないのですか。
いわれの無い暴力を使う人は、どういうわけか、筋力たくましいことが多いですね。
人を殴り怪我をさせる事を何とも思っていない場合が多いのではないでしょうか。
私のような非力は人間には恐ろしい限りです。
際限の無い暴力をみまわれるのではないでしょうか、という疑念にまとわれ動けなくなります。頬骨が折れてしまうのではないか。前歯が折れてしまうのではないか。さまざまな疑念が走ります。
生命の危機さえ感じます。
さらに、こちらが暴力を容認することになるのではないでしょうか。
この悪人は暴力主義者に発展してしまうのではないでしょうか。
だから、賢明な対処は
「右の頬を打たれたら、逃げて左の頬を打たれないようにしなさい」
ではないでしょうか。
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