一昨年12日間前立腺手術で入院しました。
病院の食事があまりにもおいしいので驚き、喜び、感謝の気持ちが自然とわきあがりました。
どうにか作ってくださった方に直接お伝えするにはどうしたら良いか考えました。
お医者さん、看護師さん、薬剤師さん、検査技師さん、事務の方、警備の方、それぞれ対面しますから感謝を述べることができます。栄養師さんは入院直後に病室へ来られて食事の説明をしていただきましたので感謝を述べることができました。
でも調理師さん、食堂で働く方々には会えません。
食事ごとに感謝の言葉をメモ用紙に書いてお渡しすることにしました。
手術終了後体力が回復した3日目から全食、一品一品の材料と調理方法を書いて、お味の感想を書き、感謝の言葉を添えました。
病院の最深部で働く人々の中に深い人間の善意を感じました。
味付けがとっても微妙においしいのです。
ゆっくり味わって食べれば食べるほど、おいしくて、作った人の年輪と一品一品ににじんで出てくる善意が、ひとに生きる勇気を与える力を持つものとして結実していたのです。
「ここにひとの幸せを考え・作り出している人がいる」と実感しました。
栄養師さんにお伺いしたら当病院創業以来の調理師さんだそうです。
この人こそ「葉っぱ」さんです。
人に幸せを与えることを考え・作る人です。
今から思えばこの調理師さんが私の葉っぱさん第1号です。
石川県金沢市の「有松病院」での2006年7月14日から7月23日までの出来事です。
出会いは人を飛躍させてくれます。
人類はこういうすばらしい人々に支えられているからすばらしいのです。
人類が地球上すべてに行き渡るほど繁栄した本当の力は、政治力、経済力、文化力、思考力、創造性、工夫、努力、のすべてのものの背後にある「人の幸せを考え・作る」思想と力なのです。
だから、私は臆面(おくめん)もなく言える、「みなさん、葉っぱになる努力をしましょうよ」
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