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水痘(すいとう)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

水痘(すいとう、Varicella)とは、ウイルス感染症の一種。

一般に水疱瘡(みずぼうそう)としても知られている。

原因

ヘルペスウイルス科の水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus) の初感染によるとされる。感染経路は、主に空気感染、飛沫感染である。むろん水疱液の接触感染もある。強い感染力を持ち病院などでは同一フロアにいるだけで軽度の接触とみなす。

専門的な言い方をするなら、ウイルスを含有する飛沫もしくは飛沫核による空気感染、上気道、下気道がウイルスの排出、侵入、または接触のため感染するといわれる。痂皮になっていない皮膚症状からの接触感染もありえる。あるいは帯状疱疹の人からの接触感染や飛沫感染もありえる。

なお、ウイルスの大きさは150から200ナノメートルである。つまり、患者が輩出したウイルスは、チリやホコリや水の粒と室内を飛散し、一定以上の数を鼻やのど(上気道)から吸い込めば、患者にさわらなくても感染するということ。


症状

全身に直径3〜5mm程度の丘疹(盛り上がった紅い発疹)が出現する。発疹は一斉にではなく、数日かけて続々と出現する。
ひとつの発疹は丘疹→水疱(水ぶくれ)→膿疱(水ぶくれに膿がたまってくる)→痂皮(かさぶた)の順に変化し、治癒する。さまざまな段階の発疹が混在するのが特徴で、これらの全てが痂皮になったときに治癒したとみなす。((痘瘡では発疹の段階がそろっており、水痘との鑑別に重要であったが、今は痘瘡が存在しない)。
発疹の出現は発病から3日目ごろがピーク。7日程度で痂皮になって治癒する。
体があたたまるとかゆみは増す。暖房や厚着は考えてする。
発熱はまったくみられない場合や、39〜40℃に達する高熱が出ることもあるなどさまざまである。
アトピー性皮膚炎患者では皮疹が重症になりやすい。
ステロイド療法中の患者や妊婦・新生児など免疫系の働きが変化している患者、悪性腫瘍に対して化学療法で治療中の患者やAIDS患者など免疫不全患者では重症になりやすい。
成人の患者では間質性肺炎の合併がみられることがあり、皮疹も概して重症である。
治癒後も神経節などに水痘・帯状疱疹ウイルスは潜伏しており、免疫低下時や疲労・ストレス時に再活性化し帯状疱疹を発症する。
一般に1度かかると2度とかからないと言われているが、感染しても発症にまでには至らないというだけである。抗体が消えれば再発症する可能性は高い。また再発症の例もたびたび報告されている。

治療

成人になってから初感染すると脳炎や肺炎の合併が多く危険な場合があり早期治療が重要である。妊婦の妊娠初期(8〜20週目)感染では2%程度の胎児に先天性水痘症候群多彩な障害が現れる。1歳以下の場合も注意が必要である。どちらにしても、未経験の場合はワクチンでの予防が望ましい。発熱している場合はアスピリンの使用は避ける(市販の解熱剤にアスピリンが含まれる場合もあり、医師には必ず飲んだ薬を教える)。感染した場合は、小児科医などの専門医による早期治療が望まれる(早期治療で軽くなる)。 アシクロビル(内服・静注)などの抗ウイルス剤、フェノール亜鉛華軟膏(薄い水ぶくれをコーティングして保護する役目もある。厚く置くような感じで塗る、水溶性なので水でかるくふくと取れる。強くこすると水ぶくれが壊れるので注意する。ヒリヒリとした強い刺激があるカユミ止め)や抗ヒスタミン薬などの痒み止めなどが処方される。水ぶくれが壊れたら、抗生剤(無色のものが膿などと混同されなくてよい)いりの軟膏で二次感染を防ぐ。また、化膿がなければドレッシング材などで覆うことにより湿潤環境を維持することで跡が残りにくくなる場合があるので、専門医に相談する。なお化膿した部位にこの治療を行うと非常に悪化するので注意が必要。


美容的観点

この病気は美容上大きな問題を残す場合がある。水ぶくれを壊したり、かさぶたを無理にとったり、化膿させると傷の深さにより皮膚がうまく再生されずにアトが残る場合がある。アトが残らないようしたい場合は、発病の初期に皮膚科を受診して医師からその注意を受けることが重要である。但し、外来で訪れる場合は他の患者の迷惑にならないよう(水ぼうそうは伝染病である)予め受診の方法などを必ず相談してからにする。水疱瘡のあとを美容外科で修正するのは、傷跡が主観的な要素がむしろ大きいため難しい場合もある。治療法としては、再度メス等で傷跡の上を削り皮膚を湿潤療法により自然に再形成させる方法(保険外)などで、1,2ヶ月でキレイになおるので悲観の必要はない(罹患しないにこした事はないので、美容の点からもワクチンの注射が結局は安くて有効である)。

閉鎖性ドレッシング法

予防

水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)接種が予防の第一選択である。

定期接種に組み込まれている国もあるが、日本では定期接種外の任意接種とされている。尚、近年は自治体による公費助成が開始され始めている。 水痘患者と接触(空気感染が主なので直接触るという意味ではなく、同一フロアにいると言う意味)してしまったあとでも、72時間以内にワクチン接種することで発症の予防または症状の軽減が期待できると言われている。

家族内で水痘の患者に接触(直接触るという意味ではない)してしまった乳児や免疫不全患者、悪性腫瘍の化学療法を行う病棟での院内発症の際などには、患者と接触した者に予防的にアシクロビルを投与することがある。接触の7〜9日後に内服を開始し、7日間継続する。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

水痘・帯状疱疹ウイルス(すいとう・たいじょうほうしん−、Varicella Zoster virus)とはウイルスの一つ。



構造

DNAウイルスのヘルペスウイルス科に属するウイルスの一種で、学名はHHV-3(human herpesvirus 3)。ヘルペスウイルス科の中ではα-ヘルペスウイルス亜科に属し、同じ亜科に属する単純ヘルペスウイルス1型及び2型とは類似点が多い。

口唇型は主として単純ヘルペスウイルス1型,性器型は同2型により起こる。


臨床像

ヒトに対して水痘(Varicella)と帯状疱疹(Zoster)を引き起こす。初感染時に水痘を引き起こす。治癒後の非活動期は神経細胞周囲の外套細胞に潜伏しており、何らかの原因で免疫力が低下するとウイルスが再び活性化し、帯状疱疹を引き起こす。


診断

水痘、帯状疱疹ともに診断は皮膚における特徴的な発疹によって行われる。典型例では実験室診断は必要ない。


治療

ヘルペスウイルスなので、アシクロビルが有効。また、生ワクチンも有効であり、重篤な感染を引き起こす可能性がある白血病児などには生ワクチンを投与することもある。

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帯状疱疹に私のいとこもかかって苦しんでいます。

まじめに対応しなければならないと思い、インターネットを探ってみました。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

帯状疱疹(たいじょうほうしん、Herpes zosterまたはZoster)とは、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされるウイルス感染症の一種。

原因

一度水痘になると、たとえ水痘が治癒しても水痘のウイルスが神経節の中に潜伏している状態が続く。ストレスや心労、老齢、抗がん剤治療・日光等の刺激などによりヒトの免疫力が低下すると、ウイルスが神経細胞を取り囲んでいるサテライト細胞の中で、再度増殖する(再活性化する)ことによって生じるのが帯状疱疹である(余談だが、潜伏状態自体に害はない)。ウイルス再活性化のメカニズムは不明。

一般的な症状
神経に沿って帯状に赤い発疹と水ぶくれが出現し、疼痛(とうつう:ずきずきする痛み)を伴う。前兆としてだいたい1週間くらい前から違和感やぴりぴりした痛みを感じることもある。水ぶくれは左右どちらかの半身にしか出ないことが特徴。
三叉神経(さんさ神経:脳神経で最も太い神経)に帯状疱疹ができたときは注意が必要である。髄膜炎、脳炎にいたるおそれもある。目の中にできると角膜炎や結膜炎を併発し失明に至ることもある。また、耳の中にできると耳鳴り・眩暈(げんうん:めまい)などの後遺症を残すこともある。さらに、顔面神経に帯状疱疹ができることがあり、顔面神経麻痺にいたることがある。腰部や下腹部に生じた場合、排尿障害や排泄障害が生じることもある。
頻度は少ないが、神経痛のみで発疹が出ないという病態がある。
2週間以上も治癒しない場合、免疫機能の異常が考えられる。

検査
Tzanck試験と呼ばれる検査がある。出現した水疱の水疱液を抽出しギムザ染色を行い、細胞診により、ウイルスの感染によって膨化したウイルス性巨細胞を検出する検査である。


感染力・疫学
1年の中で特に起こりやすいという時期はない。体調を崩しやすい季節の変わり目に多い。基本的には1回であるが、2回なる人もいる(場所は変わる)。再発するのは5%以下。ただし、全身性エリテマトーデス (SLE) などの膠原病や後天性免疫不全症候群 (AIDS)、骨髄疾患などで免疫機能が低下している人は、何回も繰り返すことがある。
帯状疱疹としてではなく水痘として感染する。飛沫感染ではなく接触性の感染であり、水疱の中にウイルスがたくさん存在し、それが他人の口に入り気道の中で増殖して水痘となる。水痘にかかったことのない子供には注意が必要である。
妊娠中に帯状疱疹がでても非妊娠時と経過は変わらず先天奇形は起こらない。ただし、治療薬は胎児に影響するので、妊娠初期には控える。
高齢者の方が神経痛が強く残ることが多い。また、性格も(細やかであるなど)多少影響するようである。

治療
アシクロビルやビダラビン、ファムシクロビルという抗ウイルス薬が特効し、点滴・内服による治療により短期間での回復が期待できる。皮膚症状に対しては前述の抗ウイルス薬の軟膏塗布が効果的である。抗ウイルス薬剤は病気を治すのではなく、症状を緩和する。同時に安静にし体力を回復することも大切である。適切な治療が行われれば、1週間ほどで水ぶくれはかさぶたになり治癒する。
神経痛は、治癒した後も後遺症として残ることがある。眼と関係する顔面神経で神経痛が発症した際に、適切な治療をしなければ視力に影響が出ることがある。神経痛に対する治療法は確立していない。必要に応じ対症療法として神経節ブロック、理学療法、鎮痛剤、抗うつ剤、抗けいれん薬などによって対処することがある。

予防
日本では50歳以上を対象として小児用の水痘ワクチンを帯状疱疹予防目的で接種(2004年1月承認)。米国では60歳以上を対象とする帯状疱疹ワクチンを2006年に承認。

又、帯状疱疹になる人はストレスや疲労により免疫力が下がっている状態なので、慢性的に不規則な生活を送る事や、過度の疲労、心労を要する作業を続ける事は控えた方が良い。頻繁に再発してしまう事になる。

規則正しい生活と、十分な栄養の摂取、心の安静が必要である。


その他
この病気に関しては、患部を冷やすのはかえって逆効果である(外傷ではなく神経の病気であるため、冷やすとかえってウイルスの働きを助長してしまう)。

温湿布・カイロ等で温めるのも良い。但し、乾燥肌の人は温めると痒みが現れるため、やめておくこと。

水ぶくれ(腫れ部分)が破れると細菌感染が起こりやすくなる。細菌による化膿を防ぐため、水ぶくれは破らないよう注意する。また、入浴に関しては医師に判断してもらうのが良い。水ぶくれが破れた状態で入浴すると、患部に細菌が付着し、状態の悪化に繋がる恐れがある。


方言
帯状疱疹という病気は、身近な病気であり、日本の各地に方言が存在する。

(例)東北地方「つづらご」「はくじゃ」・関東甲信越「ひっつらご」・東海地方「おびくさ」・関西地方「胴まき」「たすき」「おび」・中国四国地方「胴まき」「けさ」「けさがけ」「けさよう」・九州地方「胴巻き」「たづ」「へびたん」


Aさんの例

帯状疱疹(たいじょうほうしん=ヘルペス)が顔に出てしまい、通院しています。痛がゆいは、熱は出るは、頭痛はするは、腫れるは、でかなり難儀しています。目に飛ぶと失明の怖れも有るとの事で、慎重に治療しています。子供の頃感染した「水疱瘡」のウィルスが、疲れたりストレスがたまり免疫力が落ちている時に発症するそうで、今回はかなり重症。皆さんもお気をつけ下さい。

Bさんの例

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