|
涼を継ぐ 日光天然氷物語<8>町おこし 新たな地域ブランドに
四代目氷屋徳次郎・山本雄一郎さん(59)は最近、ある変化に気が付いた。
「日光に天然氷目当てで来る人が増えている」。以前は東照宮などへの観光ついでという人が多かったが、先月はかき氷を求めて京都から来た客がいた。
「氷が旅の目的になり始めている」
日光商工会議所事務局長の五味渕一友さん(54)もそんな思いを強くしている。
「全国に五軒しかない天然氷業者のうち、三軒が日光に集まる。こんな貴重な地域資源を生かさない手はない」と言い切る。 世界遺産の二社一寺を抱える世界的観光都市もここ数年の宿泊者数は右肩下がり。
季節の風物詩としかとらえられてこなかった天然氷が、誘客の切り札になる可能性を秘める。 商議所は二〇〇六年から「日光水物語」事業と題し、全国有数の水質を誇る水を生かし町おこしを進めてきた。その延長にあるのが天然氷を新たな地域ブランドにする試みだ。 〇七年に天然氷を使ったかき氷トッピングコンクールを開催。
市内の飲食店は「日光天然氷」の旗を使い一体感を高めた。
今年三月に市や商議所などが策定した中心市街地活性化事業では、天然氷の販売促進を目玉の一つに掲げる。 ただし、「なかなか一筋縄にはいかない」と五味渕さん。
職人かたぎの氷業者は考え方も三者三様。氷の造り方から値段まで互いに譲れないこだわりを持ち、連携して物事を進めるのが難しい。 五味渕さんは「宇都宮ギョーザのように、地域が一体となって氷を守っていく機運ができれば」と訴える。それが実現した時、天然氷が日光の新たな主役に躍り出る。 涼を継ぐ 日光天然氷物語 1から8まで読んでいただきありがとうございます。
いよいよ明日、「涼を継ぐ 日光天然氷物語 」(9)で最終となります。
・・・ありがとうございます・・・
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


