「日光 天然の氷」製作 ・四代目氷屋徳次郎

日光の厳しい冬の寒さを天然氷に変え、貴方だけにお届けしたい。そんな思いで作りました。

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東京新聞より

涼を継ぐ 日光天然氷物語<9>次世代へ 千年続く伝統技能
 
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夕立が過ぎて、風が和らいだ。日暮れを迎えた鳴虫山にシャッシャッと氷を削る音が響く。
刃物を手に天然氷と向き合っていたのは一人の外国人だった。
 「水で洗い流しても落ちないごみやおがくずを削り取る。最後の仕上げですね」。
流ちょうな日本語で語るのは、日光市在住の米国人マーク・オーエンズさん(30)。真剣な表情で氷を見つめ、しぶきを上げながら丁寧に磨き上げる。
 
 同市の姉妹都市サウスダコタ州ラピッド市出身。
高校時代に日本に留学し、自衛隊の通訳などを経て五年前に日光の女性と結婚した。「日本の文化を肌で感じたい」と、今年から四代目氷屋徳次郎・山本雄一郎さん(59)のもとに飛び込んだ。
 
 「氷造りはまさに肉体労働」と笑いながら四十キロある氷板を軽々と運び出し、慣れた手つきで出荷用に仕上げる。今や周囲も「主戦力」と認める熱心な働きぶりだ。
千年続く伝統技能に触れ、自然と共に生きる日本人の心を知った。「自然の恵みを利益に変えるのは日本独特の知恵。将来は外国でも売り出したい」と目を輝かせる。
 
そんなひたむきな姿を山本さんがそっと見守る。「今はスクラップ・アンド・ビルドがはやる時代。でも、それじゃ天然氷も単なるブームで終わってしまう。大切なのはしっかりと地域に根を下ろし、文化を引き継ぐこと。それが歴史になっていくんだ」
 遠くでヒグラシが鳴いた。秋が来れば採氷池を掃除し、新たな氷造りの準備が始まる。氷が時間をかけて少しずつ厚みを増すように、涼を継ぐ人々の系譜はここ日光連山で確かに受け継がれていく。
 
 ・・・おわり・・・
 (この企画は横井武昭が担当しました)
 
 

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四代目 徳次郎
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