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観たのはもう2週間ほど前になりますが感想と考察を・・・。
TV→「野望編」→TVスペシャル→「革命編」
全て観ました。
物語の流れとしては問題無く良かった。
「革命編」で〆ってのも当然「有り」だと思う。
続編を望む人も多いし、「謎が残ってるじゃん」と言う人も多いけど。
私としては謎が謎のままの方がいい部分が残り、その他の部分は十分に解明されたと思っている。
以下は其々の部分への考察。
若手官僚達。
これを出したのは良い方法だったと思う。
1、国会議事堂占拠の手順が明確に説明できる。
若手官僚のネタばらしがなければ、主人公が何でも知ってる超能力者になるか、
状況が観客にも分からないままになるかだった。(邦画はどちらかが多い)
2、テロリスト変節の説明になる。
いきなり「伊達に買収されてました」と言うより説得力がある。
3、裏切られた尾形の悲哀とその目論見を打ち破る井上の活躍。
尾形の悲哀は若手官僚への観客の怒りに転じ、井上の活躍には爽快さを与えた。
4、最終の爆破
やっぱり、の思いに加えある種のカタルシスが・・・。
テロリスト達。
流れ上裏切りが予測できたが、TVスペシャルでちょっと疑問なシーンが有る。
尾形からのメールで「日本国の為に」と言うのが有り、それをチームのリーダーが
メンバーへ伝え、鼓舞するようなシーンがあったがこれ、ちょっとおかしい。
映画の演出上、テロリストは全員が尾形を裏切っていた。ならば前記のシーンは有り得ないはずだ。
テロリストの内リーダー格のみが裏切った、と言うなら問題無いんだけど。
(尾形を嘲笑するジョークとしてなら有り、か)
革命に参加したSP達。
事情の説明は有ったが1人のみ。他のSPは「大義」を信じたのか?
其々の「事情」が有ったのか?説明だけでTVスペシャルが1本出来そうだが・・・
映画に含めるか?となると冗長になるかな。
麻田総理
意地汚く、最後まで権力にしがみ付く様は「圧巻」と言ってもいいかも。
伊達
尾形との「兄弟設定」は唐突に感じる人も多いのだろうが・・・。
尾形が仲間以上に「縛られた相手」となると「共通する闇」を抱えた人物でなければ
私は納得できなかっただろう。
ただ闇の起点は同じでも終点は同じではなかったが・・・。
テロリストが全員死亡。若手官僚も全員死亡。だとすると、
今後尾形との関係の秘密を知る「警察の暗部」の操り人形になる可能性も有るかな。
警察の暗部
見えなくて善し。これまであからさまにすると「SP」自体が軽くなる。
手段は悪。だが目的は正義か悪か?と考えさせられる。
井上馨
アクションも良かった。
「あれだけ闘って顔に傷が無いのはおかしい」
と言う意見もあるが、見ているときっちり頭部をガードしている。
SPらしく「一撃で勝負を決めさせない」為にちゃんと考えてあると思う。
尾形からの手紙を開封しないのは「遺言」とも取れるその手紙を尾形につき返す時が来るのを待っているからだと思う。
尾形総一郎
革命の準備段階での心の葛藤を想わせる「日本国の為に」メール送信の躊躇。(TVスペシャル)
議場突入前の革命参加SPへの謝罪。
議場突入後の揺るがぬ決意。
伊達の発言の真意を疑う驚愕。
裏切られた事への怒りとそれを抑える意志。
全ての元凶、麻田を追い詰め復讐の鬼となる地下通路の狂気。
復讐を終え、死を以て全てからの解放を望む官邸屋上の充足感。
井上のSPとしての矜持にSPとしての自分自身の残した「正義」を見る喜び。
言葉ではなく演技で全て表現していたと思う。
そしてこれらで感じたのは、尾形自身「大義」の言葉を掲げながら、
「復讐」と言う個人的な欲求を叶えようとしていた事。
そしてその「偽善」に気付きながらも周囲の「偽りの祖国愛」と「偽りの家族愛」に気付かず
四係以外の「仲間」の為に「大義」を行おうとした事。
本心では井上や四係の仲間に止めて欲しかった事。
やっぱり主役は尾形総一郎だよ・・・。
おまけ
公安。
田中もいい味出してるけど、あの課長がいいねw
ぶつくさと言いながらも部下を信頼している。
庶務のおばちゃん。
もっと出番が有っても良かったなぁw
ラスト
看守の言葉と、井上のシンクロ。
考えられるのは「生き残ってしまった」尾形が「警察の暗部」から引き込まれるのでは?と言う事。
闇の実行部隊たる「リバプール」も似たような経緯なのかも。
そう考えると官邸屋上の「殺せ」発言もしっくりくる。
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やっと後篇でこの映画の面白さがわかりましたよ。
2011/4/11(月) 午後 11:26
mossanさんコメントありがとうございます。
野望編はひたすらアクション重視&伏線貼りでしたからちょっと・・・と言う部分が有りましたね。
今回ので十分尾形&井上のSPは出しつくしてくれたかと思います。
2011/4/12(火) 午前 8:37 [ あお ]