旅人

万葉集好きな人、この指とまれ!

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『古事記』には、鳥がたくさん出てくる。
鳥によって語るのは、なぜ?

1、鳥の演技
鳥巫(ちょうふ)という鳥の巫女の祭りがある。
鳥杵(ちょうしょ)という、鳥の形を木で作ったものを、高い棹の上に立てて、
シャーマンが鳥の格好をして祭儀を行なうものがある。
和泉市の池上遺跡から、この鳥杵が出土している。
『魏志』の「東夷伝」の中に出て来る、「蘇塗」(そと)というのも、鳥杵だといわれている。
日本だけでなく、朝鮮からシベリアにかけて、ツングース系の諸族の中で、この習俗が行なわれているらしい。
遠く高くはるかな天空の彼方に、シャーマンの魂を運ぶ鳥の姿をしているのが、蘇塗、鳥杵である。

国譲りの神話の中で、大国主命が、国を譲れといわれた時に、私は返事ができない、私の子供の
八重事代主神(やえことしろぬし)が返事をするでしょうという。
八重事代主神は、その時、
 鳥の遊漁(すなどり)して、御大(みほ)の前(さき)に往きて、いまだ還り来ず。
という。
「鳥の遊」は、鳥のことばを伺って神意を得ようとする祭儀。
遊びをするというのは、アソになる状態。トランス状態。
音楽を奏することによって、現実の意識を切断して、ある虚脱状態を造り、その中で神の声を聞く。
『古事記』仲哀天皇の死のところに、建内宿禰が音楽を奏し、沙庭(さにわ)において神意を伺う話がある。これも同じ。

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魂や霊が鳥になってか、鳥に運ばれて、天に飛んでいくようですね。

2009/5/17(日) 午後 7:05 [ kemukemu ] 返信する

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丁度神武天皇のところで、鳥の名前を調べていたところでした。
奈良野鳥の会の方に訪ねて答えをゲットしました。
面白そうなブログですね!これから時々訪問いたします。 削除

2010/9/7(火) 午前 9:59 [ じゅんじゅん ] 返信する

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