中国山地に囲まれた地域で医療を展開する国民健康保険智頭病院です。

みどりの風が吹く疎開の町 鳥取県智頭町(ちづちょう)智頭病院のブログに ようこそ♪(^_^)/

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♪ 2017年10月12日(木)に開催された下記の会で、大谷小児科医が追加発言をしました。

あなたの暮らしと医療を考える会 地域医療づくりは「まちづくり」

◆ 鳥取県立中央病院(中病)小児科部長・鳥取療育園長等を歴任し、医療局長の任にあった大谷小児科医が、本主題に関連して、指定発言的なお話をしました。
◆ 智頭病院に異動した発端は、17年前、智頭病院の小児科医が不在であった当時、発熱の幼児を連れて、中病を時間外に受診し、大谷が診療を担当した際に、お母さんが「智頭では子育てができない」とビシッと発言されたことにあります。その後、後輩などに声をかけたが、誰も行く者がいない・・・。当時の片山義博鳥取県知事は“現場主義”を根幹において様々な取り組みを展開しておられました。“小児医療の現場主義”をモットーに大谷が(医療局長を辞して)小児科科長として赴任しました。今月末で満14年、11月からは15年目になります。
◆ ハイリスク新生児医療、骨髄移植など、3次医療を主体に四半世紀近く担ってきた大谷は、一人小児科医が初体験で、かつ、一次医療も初めてのことでした。
◆ 診療の軸は、子育て支援であり、子どもの免疫力・育つ力を損なわない(高める)医療を軸にしました。現在でも主軸として、ブレていません。
 着任当時、初代の小児科看護師さんに託し、お母さん方にボランティアで集っていただきました。休日に、町の施設をお借りして、数回、車座になって、ニーズを聞かせてもらったのです。
 お母さん方の願いは4つに集約できました。出来ることなら「入院はしたくない」・「入院しても早く帰りたい」・採血など「痛みを伴うのは避けたい」・レントゲン検査など「放射線被ばくは避けたい」の四つです。
 これらは全て、保険診療で儲からない医療になります。診療経験の乏しい若い医師が、お母さんと共に不安になれば、諸検査を重ね、ウイルス血症(風邪の熱)であっても不安だから抗生物質を処方、病気の判断が出来ないので入院・・・と、儲かる医療を展開することになります。
 つまり、質の高い医療は儲からない保険診療の仕組みになっています。
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◆ 以下は、時間的制約から紹介できなかった内容です。
◎ 谷が深く、冬季の天候等、智頭町に小児科医が不在であることの“子育てにおける困難性”は、14年前の当時、お母さんなどが大谷の着任に期待を寄せる署名活動に記載された内容から切実さがうかがえます。当時、4つの保育園、各小学校(:当時6校)の保護者など、全町的な署名活動がなされ、着任時に、記載された用紙がアルバムに収められ、これをご恵与いただき、今なお大切にしています。
◎ 現在、智頭町の施策・支援で「森の幼稚園」が全国的にも有名になり、県外からの移住者も増えています。発端者・責任者などは、小児科医・大谷の存在を力強く受け止めておられます。
 また智頭町の施策となった、「育みの郷」構想を実践する助産師さんたちも小児科医・大谷が居ることに勇気づけられ、活動をしておられるようです。
◎ 要するに、過疎町での子育て支援の要としての小児科医は、単に病気になって受診した小児を診るに留まらず、受診の機会をも含めて、子育て支援をすることに本質があります。勿論、乳幼児健診、保育園の園医や小中学校の校医活動を通じて、子どもたちの育ちの支援をし、“親育ちの支援”をすることになります。
◎できれば「入院したくない」との願いについては、病状が悪化しないための、より具体的な家庭看護の、達成可能な方法を具体的に提案・啓発することも含まれます。
◎一方で、2007年度から智頭町が開始した「病児保育」は、これを看護師、栄養士、事務部や小児科医がチームを組んで支援することで実践が続いています。或いは入院対応の病状でも「病児保育」で対処することで、入院に至らずに治癒に至った例も多々あります。
◎結局、智頭病院小児科医の責務は、智頭町での子育て支援が本態であり、智頭町を活性化する上で必須である子どもたちの減少防止にも結果的に役割があるとの理解をしています。
♪ 2003年11月に着任し、2005年度から日本小児科学会学術集会(例年4月開催)などに演題発表し、実践内容等を開示してきました。2009年度の同学術集会では、「過疎地病院における小児医療の問題点」転じて、「過疎地病院における小児医療:医療圏一人小児科医の実践と夢」と題して、シンポジウムにおける依頼講演をこなしました。この内容は、過疎地病院における小児医療のあり方として、現在でも軸ぶれしない内容です。詳細はコチラをご覧ください。


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 あなたの暮らしと医療を考える会
地域医療づくりは「まちづくり」
が、2017年10月12日に、智頭町 保健・医療・福祉総合センター
〔ひだまりホール〕で開催されました。
案内チラシ(櫻井重久診療部長作成)と、当日の写真集をお届けします。
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◆ 智頭病院 事務部 次長が司会を担当しました。
◆ 最初に、寺谷誠一郎 町長が挨拶をしました。
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◆ 「智頭病院ができてから60年余の年月を経ているが、役場職員と病院職員が一堂に会して、今後の街づくりを共に考える機会を得たのは初めてのことでしょう。発端は、役場で総務・企画などを担ってきた、現智頭病院事業管理者で・・・」と、本会への期待・願いを込めた挨拶でした。
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◆ 次いで、顆尚文 院長 が導入を兼ねた挨拶をしました。
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◆ 「国の動向、これからの智頭病院の行く末を含めた、地域医療のあり方などの概要を語り、詳細は櫻井重久部長から」と・・・。
◆ 櫻井部長はパワーポイント・スライドを用いて、必要時、参加者への挙手や発言を促す参加型の、熱意がこもった講演をしました。
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自治医科大学の先輩も求めに応じて、私見を述べました。

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◆ オヤ〜!?! 寺谷誠一郎町長が医師の姿で動画出演!
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なかなかお似合いの姿との評がありましたよ〜♪

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◆ 智頭町役場を代表し、企画課長が独自の取り組みなどを紹介しました。
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◆ 智頭町の今後の人口減少推移予測を基に、2030年時点に5000人を下らないための施策の数々などを紹介。智頭町民ひとり一人の意識改革・参加など、今後の智頭調性について、パワーポイント・スライドと配布資料を活かして、語りました。

◆ 次いで、東京発の“智頭町応援団長”が自己紹介しました。
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智頭町への期待などが、熱っぽく語られました。

◆ 次いで、大谷小児科医が、本主題に関連して、指定発言的なお話をしました。
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◆ 最後に管理者が終わりの挨拶をしました。18:54
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◆ 智頭町役場の職員、智頭病院職員が、町民のため、町民の願い・意見を大切にし、中長期的な観点・国の動向を含め、鳥取県の理解・支援も受けて、より望ましい・誇らしい智頭町を築くことになります。

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