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♪ 鳥取大学地域学部での講義(2014/11/26)「感染症と予防接種」の各論編(2)「麻しん」です。


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♪ 以前は、麻疹(麻しん・はしか)は、子どもの病気としての認識でした。が、残念ながら、日本では青年層の集団感染“事件”が生じています。
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♪ 国立感染症情報センターの「感染症の話」の(ま行)「麻疹」に、下記写真が公開してあります。
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♪ 「感染症発症動向調査」では、(2014年に減衰して風疹と異なり、)麻疹は今なお患者数の減少が期待したほどには得られていません。
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♪ 麻しんは、今もなお小流行を繰り返しており、先進国としては、極めて情けない状態が持続しています。
♪ 発症者の年齢では、青年期の患者が多いことが目立ちます。乳幼児の感染症とは言えないのです。0歳児はワクチンが法的に未接種であり、患者と接触するとほぼ100%発症してしまいます。1〜4歳は、MRワクチン(麻しん・風しんの2種混合ワクチン)未接種例が大半です。
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♪ 麻疹ワクチン接種歴で調査した図です。調査年度では、6歳以上、22歳以下は原則2回接種が済んでいるはずです。が、「接種なし」が目立ち、「1回接種」例があり、青年期以降では「不明」が目立ちます。
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♪ 例外的に2回接種したが発症している例もありますが、軽症例でしょう。
♪ 2014年には、麻疹患者で分離されたウイルスについて、遺伝子が調べられ、国外由来のウイルスも判明しています。
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♪ 海外旅行(・仕事での出張など)の際に、麻疹にかからないように、予防接種は大切です。
♪ 基幹定点病院からの成人麻疹は、入院を必要とした例も含まれます。(生活習慣病等で、免疫異常を呈することが多い年代の)40歳以上が少ないのは、幼少期に麻疹が流行しており、自然感染したため、終生免疫を獲得しているためと考えます。
♪ 生活習慣病等、基礎疾患が少ない青年期での麻疹診断例が多いことに注目してください。ふだん、医療機関を受診しない元気な世代が、基幹病院で麻疹の診断をされているわけです。
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♪ 麻疹は、とにかく、予防接種を受ける人が増えて、流行自体が無い、先進国と言える日本になって欲しいと願います。麻疹は病状が重いです。VPD、つまり、ワクチン・予防接種で予防すべき病気の代表例です。
('14/11/19記)

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